エントリーシートや面接で問われることが多いのが「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」です。しかし「何を書けばよいか分からない」や「特別な経験が思い浮かばない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、採用担当者に伝わるガクチカの書き方を網羅的にお伝えします。
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この記事で分かること(目次)
- ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは?
- 企業がガクチカを聞く3つの理由
- ガクチカの書き方・作り方【6ステップ+構成テンプレート】
- ガクチカを書く際の3つのポイント
- 【文字数別】ガクチカの書き方・作り方ポイント
- ガクチカの文字数を調整するコツ
- ガクチカが見つからない・思いつかないときの対処法
- ガクチカの書き方・作り方に関するよくある質問
- ガクチカの書き方が難しいと感じたら相談しよう
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは?
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称で、就職活動においてエントリーシート(ES)や面接で頻繁に問われる質問のひとつです。
アルバイト・ゼミ・部活・留学・資格取得など、テーマは問われません。「あなたがどのように物事に取り組む人なのか」を採用担当者に伝えることが目的です。
単に「何をしたか」ではなく、「なぜ取り組んだのか」や「どう考えて行動したのか」という過程こそが確認されるポイントとなります。
<ポイント>ガクチカと自己PRの違い
自己PRは「自分の強みや能力をアピール」するためのもの、ガクチカは「特定の経験を通じて人柄・価値観・行動特性を伝える」ためのものと理解すると整理しやすくなります。
自己PRは「私の強みは〇〇です」という強み起点の構成であるのに対し、ガクチカは「私は〇〇に取り組みました」という経験起点の構成が基本です。
同じエピソードを使う場合でも、自己PRでは「強みの証拠」として、ガクチカでは「人柄を表すエピソード」として切り取り方を変えましょう。
| 自己PR | ガクチカ | |
|---|---|---|
| アピールの目的 | 自分の「強み・能力」を売り込む | 経験を通じて「人柄・価値観」を伝える |
| 重視するポイント | その強みが仕事でどう役立つか(未来) | 課題に対してどう考え行動したか(過去) |
| 企業の視点 | 自社で活躍できる能力があるか | 物事にどう取り組む人物か |
| 構成の核 | 「私の強みは〇〇です」+裏付け根拠 | 「〇〇に取り組みました」+課題と解決プロセス |
企業がガクチカを聞く3つの理由

採用担当者がガクチカを通じて知りたいのは、学生が「何を成し遂げたか」という結果だけではありません。
エピソードの背景にある思考の深さや行動の一貫性から、入社後にどのように行動できる人物かを見極めようとしています。
ガクチカを書く前に採用担当者の視点を理解しておき、伝えるべき内容を明確にしましょう。
「人柄」や「仕事への取り組み方」を知りたい
学生時代の経験が就職後に直接役立つことは少ないかもしれませんが、困難に直面したときにどう考え行動するかという姿勢は、職場でも再現されます。
採用担当者は「この学生は入社後も同じように動いてくれるか」という再現性をガクチカから判断しています。だからこそ、「何をしたか」よりも「どのように考えて、何を変えようとしたか」が重視されるのです。
課題解決のプロセスを見たい
問題を自ら発見し、解決策を考えて実行できるかどうかは、業界や職種を問わずどのような仕事でも問われます。
ガクチカでは、結果よりも「なぜそう考えたのか」や「どのように動いたのか」という思考と行動のプロセスが確認の中心となります。数字や成果はその根拠として機能するものであり、派手な実績がなくても構いません。
カルチャーフィットを見極めたい
採用担当者がガクチカを読むとき、「この学生は自社の社風に合うか」という視点も持っています。たとえばチームワークを重視する企業であれば「協調性や周囲を巻き込む力」が、主体性を重視する企業であれば「自ら課題を設定して動く姿勢」が評価材料になりやすくなります。
エピソードを選ぶ際は、志望企業が求める人物像と自分の経験が重なる部分を意識してみてください。
ガクチカの書き方・作り方【6ステップ+構成テンプレート】
ガクチカを書く際に多くの学生が「何から始めればよいかわからない」と感じる原因のひとつは、書く順番が整理されていないからかもしれません。
採用担当者に伝わりやすいガクチカは、情報の並べ方に一定のルールがあります。以下の構成テンプレートに沿って、6ステップを順番に意識して書くことで、読み手に論理的で読みやすい文章に仕上げやすくなります。
そのまま使えるガクチカの構成テンプレート
テンプレートを把握しておくことで、自分のエピソードをどこにどう当てはめるかがイメージしやすくなります。以下の枠組みを参考にしながら、各ステップの解説を読み進めてください。
- 【結論】私が学生時代に力を入れたことは〇〇です。
- 【動機・背景】取り組んだ理由は〇〇でした。
- 【課題・目標】そこに〇〇という課題(目標)がありました。
- 【行動・工夫】そのため、〇〇という方法で取り組みました。
- 【結果・成果】その結果、〇〇という成果を得ることができました。
- 【学び・展望】この経験から〇〇を学び、入社後は〇〇で活かしたいと考えています。
①結論を書く
ガクチカの書き出しは、「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」と結論を一文目に置くことが大切です。
採用担当者は多くのエントリーシートを読むため、最初の数行で「この学生が何について話しているか」が分からないと、その先を丁寧に読んでもらえない可能性があります。
書き出しで迷ったら「私は〇〇に力を入れました」という一文から始めることを意識してください。長い前置きや感情的な導入は、読み手を迷わせてしまう可能性があります。
②動機や背景(取り組んだ理由)を書く
次に、「なぜその活動に取り組んだのか」という動機や背景を書きます。
たとえば「アルバイトを始めたきっかけは学費のためだった」という話でも、そこから「店舗の課題に気づき、自分なりに改善しようと思った」という主体的な関わり方に切り替えたプロセスを書きましょう。
そうすることで、受け身ではなく能動的な姿勢が伝わります。動機の深さが、ガクチカの説得力につながります。
③課題や目標を書く
取り組みを始めた後に「どのような課題や目標と向き合ったか」を明確にします。
課題は大きなトラブルである必要はなく、「チームの練習に参加する人数が少なかった」や「マニュアルが整備されていなかった」のような身近な問題でも構いません。
そこに気づいて行動した事実が重要です。課題を具体的に書くことで、その後の行動の必然性が生まれます。
④取り組み方や工夫を書く
採用担当者が丁寧に読む部分が、この「どのように行動したか」の部分です。
単に「頑張りました」や「努力しました」という表現では適切に伝わりません。「週に2回、閉店後に1時間のミーティングを設けた」や「来客データを分析して繁忙時間帯を特定した」など、具体的な行動や工夫を書きましょう。
そうすることにより、採用担当者は「この学生が入社後どのように動くか」のイメージを持てるようになります。
数字や固有名詞を使って情景を詳細に描写することが、抽象的な表現を避ける方法です。
⑤結果・成果を書く
取り組みの結果として何が変わったかを書きます。数字で表せる成果があれば積極的に使いましょう。「売上が前月比120%に改善した」や「部員の参加率が40%から80%に上がった」のように数字を書くことで、採用担当者にとって理解しやすい文章になります。
ただし、成果が出なかったエピソードを使うこともできます。その場合は「結果は出なかったが、〇〇を学び、その後〇〇に活かすことができた」という流れで、うまくいかなかった経験からの学びを前面に出す構成にするとよいでしょう。
⑥学んだこと・今後の活かし方を書く
ガクチカの締めくくりとして、経験から得た学びと「入社後にどう活かすか」を書きます。
ここで「貴社でも〇〇の力を活かして貢献したい」と、志望先企業の仕事内容と結びつけることができると、使い回しではなく企業ごとにカスタマイズされた印象を与えられます。
学びは「チームワークの大切さ」のような抽象的な言葉で終わらせず、「傾聴を通じて相手のニーズを引き出し、提案に反映するプロセス」のように、行動レベルで言語化できると理想的です。
ガクチカを書く際の3つのポイント

採用担当者に伝わりやすいガクチカには共通する特徴があります。
「書き方・作り方のルールは理解したが、なぜか伝わりにくい」という場合、以下の3つのポイントが抜け落ちていることがよくあります。確認してみてください。
①数字と事実で具体化する
「多くのお客様に喜ばれた」や「チームの雰囲気がよくなった」のような形容詞や感想で表現するのではなく、「月間リピーター数が30人から50人に増加した」や「練習への出席率が60%から90%に向上した」のように、数字と客観的な事実を使いましょう。
数字を入れることで、採用担当者がエピソードの大きさや変化量を正確に把握できるようになり、信頼できる情報として受け取ってもらえます。「期間(例:3ヶ月間)」「頻度(例:週3回)」「規模(例:30名のサークル)」などで具体化できます。
②人柄・価値観が伝わるように書く
同じアルバイト経験であっても、「なぜその方法を選んだのか」という思考プロセスを丁寧に書くと、行動の背後にある価値観や人柄が伝わります。
たとえば「メンバーが動きやすいように、指示を出す前にまず現場に入って状況を観察することにした」という一文は、課題解決の方法だけでなく、その人の仕事に対する姿勢も表しています。
「何をしたか」だけでなく「なぜそうしたか」を添えることが、自分らしさを伝えることにつながります。
③企業が求める人物像とのマッチを意識する
同じエピソードでも、応募先の企業が重視するポイント(たとえば、チームワーク・主体性・論理的思考など)に合わせてどの部分を強調するかを変えることで、企業への適合度をアピールできます。
採用ページや企業理念、説明会の内容を参考に、「この企業が大切にしていること」を把握したうえで、自分の経験の中から重なる部分を前面に出す工夫をしましょう。
複数企業に同じ文面を使い回すのではなく、締めくくりの「入社後の活かし方」の部分は企業ごとに調整することが大切です。
なお、実際のガクチカの例文を知りたい方は、下記の記事が参考になります。
関連記事:【ガクチカ例文18選】アルバイト・部活・ゼミ・資格などテーマ別に紹介
【文字数別】ガクチカの書き方・作り方ポイント
企業によって指定される文字数はさまざまで、200字から600字以上まで幅があります。
指定された文字数の8〜9割を埋めることが基本であり、大幅に下回ると「書くことがない」あるいは「内容が伝わりにくい」という印象を与えかねません。
文字数によって「何を削り、何を残すか」の優先順位が変わるため、それぞれのポイントを把握しておきましょう。
200字のガクチカ
200字は非常に限られた文字数のため、エピソードの背景や詳細説明は省略し、「結論+行動の要点+学び」の3点に絞って書きます。
面接での深掘りを前提に「続きを聞きたい」と思わせる凝縮された内容を目指しましょう。接続詞や修飾語は優先的に削り、行動の事実のみを残すイメージで仕上げてください。
| 要素 | 目安の文字数 |
|---|---|
| 結論(何に力を入れたか) | 20〜30字 |
| 行動・工夫の要点 | 100〜130字 |
| 学び・展望 | 30〜50字 |
200字のガクチカで意識したいのは、削ることです。たとえば「〜という課題があり、そのため〜という方法を試みました」という文章は、「〜という課題に対し〜を実施」と圧縮できます。
一文一文を見直し、同じ意味をより少ない文字数で表現できないかを丁寧に確認していくことが、完成度を高める方法になります。
400字のガクチカ
400字は就活において一般的な文字数です。結論から始まり、動機・課題・行動・結果・学びの各要素をバランスよく盛り込むことが重要になります。
すべてを詳しく書こうとすると文字が足りなくなるため、特に「行動・工夫」のパートを重点的に書き、他のパートは簡潔にまとめることを意識してください。
| 要素 | 目安の文字数 |
|---|---|
| 結論(何に力を入れたか) | 20〜40字 |
| 動機・背景 | 60〜80字 |
| 課題・目標 | 40〜60字 |
| 行動・工夫 | 100〜150字 |
| 結果 | 40〜60字 |
| 学び・展望 | 40〜60字 |
400字という制約の中でも「行動・工夫」に全体の約3分の1を割くことで、採用担当者が知りたい情報を手厚く伝えることができます。動機や背景は「1〜2文で要点のみ」と割り切ることで、核心部分への文字数を確保できます。
600字のガクチカ
600字では、400字では書ききれなかった「試行錯誤のプロセス」や「行動の背景にある感情・思考」まで掘り下げることができます。
行動・工夫のパートで「一度うまくいかなかったが改善した」という変化を丁寧に描くと、より具体的に伝わりやすいです。
| 要素 | 目安の文字数 |
|---|---|
| 結論(何に力を入れたか) | 20〜40字 |
| 動機・背景 | 80〜100字 |
| 課題・目標 | 60〜80字 |
| 行動・工夫(試行錯誤を含む) | 200〜250字 |
| 結果 | 60〜80字 |
| 学び・展望 | 60〜80字 |
600字を効果的に使うポイントは、「行動・工夫」のパートに「最初の試みと、その限界に気づいて方針を変えた経緯」を盛り込むことです。
同じ行動を繰り返し書くのではなく、「試みた→課題が見えた理由を分析した→アプローチを変えた」という変化の流れを書くことで、読み手に「思考して行動できる人材」という印象を持ってもらいやすいです。
ガクチカの文字数を調整するコツ

文字数を削る場合も増やす場合も、「自分がどのように工夫して行動したか(行動・工夫)」のメインパートは残すようにすると人柄が伝わりやすいガクチカになります。
ここでは、文章の魅力を落とさずに文字数を調整する方法を解説します。
文字数を「削る」場合の優先順位とコツ
文字数を削る場合の優先順位とコツをお伝えします。採用担当者に伝えたい情報が失われてしまわないように、削る順番を正しく理解しておきましょう。
①必要のない修飾語・接続詞を削る
まずは「非常に」「とても」「いろいろと」といった、なくても意味が通じる修飾語を削除します。また、「そして」「しかし」「なので」などの接続詞も、文脈から前後の関係が読み取れる場合は削って問題ありません。
修飾語や接続詞は、丁寧に書こうとすればするほど自然に増えていくものです。一度書き上げた文章を読み返すとき、「この言葉を取り除いても意味が変わらないか」という視点で一語ずつ確認する習慣をつけると、内容を損なわずに数十字単位で削ることができます。
②冗長な言い回しをシンプルにする
次に、丁寧すぎる表現をスッキリさせます。
- 「〜させていただくことになりました」→「〜しました」
- 「〜というように考えています」→「〜と考えます」
就活の文章において丁寧な表現は好印象につながる一方で、必要以上に長い言い回しは読みにくさの原因にもなります。
「させていただく」をはじめとする謙譲表現は、ガクチカのような自己アピールの場では簡潔な表現に置き換えるほうが、むしろ読み手に伝わりやすくなります。
文字数を「増やす」場合の優先順位とコツ
指定文字数の8割に届かない場合は、文章の「解像度」を上げることで文字数を増やします。
文字数を埋めるために、不要な前置きを長くしたり、同じ内容を繰り返したりするのは逆効果になるため注意しましょう。
「書くことがない」と感じているときは、エピソードそのものが不足しているのではなく、エピソードの描写が浅い状態である場合もあります。以下の2つの視点から「解像度を上げる」意識を持つと、自然に文字数を増やすことができます。
①「なぜその行動をとったのか(思考プロセス)」を深掘りする
行動や事実の背後にある理由を言語化します。「ミーティングの頻度を週2回に増やしました」で終わらせず、「メンバー間の情報認識のズレがミスの根本原因だと考え、ミーティングの頻度を週2回に増やしました」のように「なぜそうしたのか」を肉付けすると、文字数が増えるだけでなく説得力も上がります。
「なぜ」を加えることは、単なる文字数の水増しではありません。採用担当者が知りたい「思考の深さ」を伝えることに直結しています。
行動の事実だけでなく、その判断に至った理由を丁寧に言語化することで、「この学生は自分の頭で考えて動ける人材だ」という印象を伝えることができます。
②数字や事実を足して具体性を高める
漠然とした表現を、具体的なデータや固有名詞に置き換えます。「多くの人を集めた」「長期間取り組んだ」といった表現を、「SNSを活用して1ヶ月で50人を集めた」「大学1年生のときから3年間、週4日の練習を継続した」のように、期間・頻度・人数などの客観的な要素で補強するように意識すると、文字数は自然に増えます。
「たくさん練習した」よりも「週4日、1回2時間の練習を3年間続けた」と書いたほうが、採用担当者の頭の中に具体的な情景が浮かびやすくなります。自分の経験の中に「数字で表せるものがないか」を改めて棚卸しする視点を持つと、具体的な情報が眠っていることに気づけるでしょう。
ガクチカが見つからない・思いつかないときの対処法
「自分にはガクチカに書けるようなエピソードがない」と感じている学生は、実は経験がないのではなく、経験の見つけ方が分からない状態にあることが多いです。
採用担当者は「全国大会優勝」や「研究での大きな成果」のような派手な実績を求めているわけではありません。あなたがどのように取り組んだかのプロセスを知りたいと考えています。
まずは自分の過去を丁寧に振り返ることから始めましょう。
ガクチカが見つからない・思いつかないときの対処法は、下記の記事が参考になるため、ぜひお読みください。
関連記事:ガクチカが本当に何もない方へ:見つけ方・作り方・注意点を紹介
ガクチカの書き方・作り方に関するよくある質問
ガクチカの書き方・作り方に関するよくある質問に回答します。
Q. ガクチカはいつごろの出来事を書くのがベストですか?
特に、大学入学以降の経験を書くべきというルールはありませんが、採用担当者が学生時代に力を入れたこととして評価材料にしやすいのは、大学在学中のエピソードです。
ただし、高校時代の部活や経験でも、それが「現在の自分の行動様式にどうつながっているか」を丁寧に語れれば問題ありません。
重要なのは時期ではなく、経験から何を学び、それが入社後にどう活きるかという一貫性です。
Q. 「です・ます調(敬体)」と「だ・である調(常体)」はどちらで書くべきですか?
基本的には丁寧な印象を与える「です・ます調」で統一するのが無難です。ただし、文字数が200字以内など非常に限られており、どうしても文字数を削って情報量を詰め込みたい場合は、「だ・である調」で簡潔にまとめるという方法もあります。
どちらを選ぶ場合でも、一つの文章やエントリーシート全体の中で両方の文末が混在しないように必ず統一できると丁寧です。
Q. 嘘や誇張はバレますか?
結論からお伝えすると、嘘や事実の誇張は控えましょう。就職活動は企業との信頼関係を築く場であるため、事実に基づいた等身大の内容を伝えることが大前提となります。
実体験ではないエピソードや盛り過ぎた実績は、面接での深掘り質問に答える際に矛盾が生じやすく、「もう少し具体的に聞かせてください」という採用担当者からの質問で行き詰まってしまう(=「バレる」)可能性が高いです。
入社後のミスマッチやトラブルを防ぐためにも、等身大の経験を丁寧に言語化しましょう。
Q. アルバイトだけのガクチカだと印象は悪いですか?
「アルバイト」のテーマ自体のみの判断で、よくない印象になることはありません。採用担当者が判断するのはテーマの種類ではなく、「そのアルバイトを通じてどのように考えて行動したか」という内容の質です。
たとえば、コンビニのアルバイトの場合、「品出し作業の非効率に気づき、動線を見直して作業時間を30%短縮した」という内容が書ければ、十分に評価材料になります。
アルバイト経験を中心に考える場合も、そのアルバイトの中で「自分が工夫したこと・変えようとしたこと」を丁寧に掘り起こすことが大切です。
関連記事:アルバイトのガクチカはテーマにしてよい?例文・テンプレを紹介
Q. 面接とESで同じ内容を使い回しても大丈夫ですか?
エピソードの「骨格」は同じで構いませんが、面接ではESに書ききれなかった背景・感情・試行錯誤の詳細を肉付けするつもりで話しましょう。
ESは、面接で広げるための骨組みと考えると、両方に一貫性が生まれます。
一方で、ESにすべてを書き切ってしまうと面接で話すことがなくなるため、意図的に「ここは面接で話す」という余白を残しておく書き方も効果的です。
Q. 成果が出なかったエピソードも使えますか?
使えます。採用担当者が知りたいのは、成果そのものよりもプロセスです。
「結果は思うように出なかったが、〇〇を試み、〇〇という学びを得た。その後〇〇に活かすことができた」という流れで書くことで、うまくいかなかった経験から学んで改善できる人材であることをアピールできます。
「失敗を隠す」よりも「失敗からどう立ち直ったかを正直に語る」ほうが、採用担当者に誠実で成長意欲のある印象を与えられます。
Q. 文字数の指定がない場合、何文字程度で書くのがよいですか?
指定がない場合は、一般的なエントリーシートでよく使われる「400字程度」を目安に作成するのがおすすめです。400字あれば、動機から課題解決のプロセス、学びまでを過不足なく記載でき、採用担当者にとっても読みやすい文字量となります。
もし手書きの履歴書やESの場合は、記入枠の大きさから逆算し、枠の8〜9割がしっかり埋まる文字数に調整するようにしましょう。
文字数を削る場合は「接続詞・副詞・修飾語」→「背景説明の詳細」の順で削り、「自分が何をしたか(行動)」の部分は最後まで残すと、少ない文字数でも人柄が伝わりやすい文章になります。
ガクチカの書き方が難しいと感じたら相談しよう
ガクチカを書く作業は、自分の経験を客観視して言語化するという、慣れないうちはなかなか難しい作業です。
「経験はあるはずなのに文章にならない」や「書いたけど本当にこれでよいのか不安」という状態は、一人で向き合い続けているとなかなか抜け出せないことがあります。
そのような場合は、第三者に相談してみることを検討してみてください。
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