「初めてのインターンシップ、受付でどう挨拶すればいい?」「早く着きすぎた時はどうする?」「正しい言葉遣いがわからない……」 インターンシップへの参加が近づくにつれ、このような不安が湧いてきていませんか?
本記事では、受付時の挨拶テンプレ、言葉遣いの一覧表、さらには「万が一、社員に注意されてしまった時」の挽回法まで、実際のインターンシップの現場で役立つマナーを網羅的に解説します。
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この記事で分かること(目次)
- インターンシップのマナーって何?「本質」を理解しよう
- インターンシップの【受付・到着マナー】:到着時間・受付でのセリフ例文
- インターンシップの【言葉遣いマナー】:敬語・ビジネス表現
- インターンシップの【挨拶マナー】:自己紹介・エレベーター・すれ違い時の作法
- インターンシップの【トラブル対応マナー】:遅刻欠席時の緊急連絡・注意されたときの挽回法
- まとめ:マナーを味方につけて自信を持ってインターンシップに参加しよう
インターンシップのマナーって何?「本質」を理解しよう
「失礼のないようにしなければ」「ちょっとしたミスで評価を落としたらどうしよう……」と、マナーに対して過度に身構えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、インターンシップにおけるマナーで大切なのは、形式的なルールを暗記することではなく、「企業担当者はマナーを通して何を見極めようとしているのか」という本質を押さえておくことです。
【結論】インターンシップ・マナーの2大ポイント
企業担当者が学生と接する際に、注目している主なポイントは、次の2つが挙げられます。
| マナーの本質 | 企業担当者が見ている視点 | 学生が意識したい行動基準 |
|---|---|---|
| ①「型」ではなく「相手への配慮」 | ルールを知っているかではなく、「一緒に働く相手が気持ちよく過ごせるか」を見ている | 形式に囚われず、明るい挨拶やハキハキとした返答で誠意を伝える |
| ② 失敗の有無ではなく「素直さと改善力」 | 最初から完璧は求めていない。指摘されたときに言い訳せず行動を変えられるかを見ている | 注意されたら「ご指摘ありがとうございます」と受け止め、即座にメモ・実行する |
ポイント①:マナーの本質は「ルール」ではなく「他者への敬意と思いやり」
お辞儀の角度や正しい敬語の使い分けといった「形式(ルール)」は、入社後の新入社員研修で身につけることができます。現場の社員や企業担当者も、学生が現時点でビジネスマナーを完璧にこなせるとは思っていない場合が多いです。
そのため、企業担当者がマナー所作から感じ取っているのは、「自分の行動が、周囲にどんな影響を与えているか想像できているか」という配慮の心です。
たとえば、
- 相手の業務を遮らないタイミングで声をかける
- 聞き取りやすい声と笑顔で挨拶をする
- 相手の話を真剣に聞き、メモを取る
これらはすべて、知識の有無ではなく「相手への敬意」から生まれる行動です。このベースがある学生は、自然と「顧客やチームメンバーとも良好な信頼関係を築ける素質がある」と受け取られやすくなります。
ポイント②:失敗ゼロを目指すのではなく「素直さと改善力」を示す
「一度でもマナーを間違えたら評価が下がるのでは……」と縮こまりすぎる必要はありません。学生が緊張して言葉に詰まったり、受付や案内の手順で戸惑ったりすることは、企業側も織り込み済みです。
企業担当者が注視しているのは、ミスそのものではなく、「指摘やハプニングが起きたときの対応」です。
たとえば、注意やアドバイスを受けたときに
- 落ち込んで黙り込んでしまうのか
- 「でも、指示がこうだったので」と言い訳をするのか
- 「まずは、ご指摘ありがとうございます」と受け止め、すぐに次の行動を改めるのか
ビジネスの現場では、ミスをゼロにすることよりも、ミスが発生したときにどうリカバーし、同じ失敗を繰り返さないかが問われます。
指摘を素直に受け入れて前向きに改善できる姿勢は、「成長ポテンシャル」としてポジティブに受け取られやすくなります。
マナーの本質を理解しておけば、過度な緊張は必要ない
正しいマナーを身につけておく最大のメリットは、余計な不安を取り払い、自信を持って自分の強みや意欲をアピールできる土台ができることにあります。
マナーの本質である「相手への敬意」と「素直な姿勢」さえ心に留めておけば、過度に緊張する必要はありません。
では、具体的にインターンシップでの「到着・受付」「言葉遣い」「挨拶」「トラブル対応」において、どのような行動をとればその誠実さが伝わるのか、次の章から実践的なマナーとポイントを見ていきましょう。
▼ あわせて読みたい:「そもそもインターンシップってどんな種類があるの?」「参加するメリットや準備の全体像を知りたい」という方は、まずはこちらの記事をチェックしてみてください!
「インターンシップとは何のこと?」「インターンシップには参加したほうがよいのかな?」そのような疑問を持つ方もいるでしょう。インターンシップの種類から期間・メリット・探し方まで、初めての方でも分かるよう順を追って解説します。
インターンシップの【受付・到着マナー】:到着時間・受付でのセリフ例文
インターンシップ当日は、「会場に何分前に着くべきか」「受付で具体的に何と言えばいいのか」で迷う方が多いです。
ここでは到着時間の目安と、パターン別の受付セリフを解説します。
受付は何分前が正解?
インターンシップ会場へ向かう際は、「最寄り駅やビル周辺への到着は20〜30分前」「企業の受付窓口へ向かうのは5〜10分前」を目安にすると安心です。
【タイムスケジュールの例(10:00開始の場合)】
・09:30〜09:40(20〜30分前):最寄り駅・ビル周辺に到着。お手洗いで身だしなみの最終確認
・09:40〜09:50(10〜20分前):近隣カフェや共用ロビー等で待機(メモや持ち物の確認)
・09:50〜09:55(5〜10分前) :受付窓口へ行き、担当者を呼び出す
「早く到着した(30分〜1時間前)」場合の対処法
電車の遅延を見越して移動した結果、30分以上前に早く現地に着いてしまうことがあります。しかし、「早く着いたから」と15分以上前に受付へ行くのはビジネスマナー上避けた方が良いです。
企業側は会議室の設営や直前の業務調整を行っているため、早く行きすぎると担当者の業務を中断させてしまいます。
「早く到着した」場合の、おすすめの過ごし方
近隣のカフェやビルの共用スペース等で待機し、「企業のホームページや逆質問の再確認」「身だしなみのチェック」「ノートとペンの準備」をして心を落ち着かせましょう。
「早く到着した」場合の、待機中の注意点
具体的に注意したいシーンを例に記載します。
- 「オフィスの入り口付近の通路を塞ぐ」
- 「ビルのエントランス付近で他の参加者と大声で談笑する」
- 「歩きながらスマホを操作する」 など
ビルの周辺にはインターン先の社員や他社の方が行き交っています。受付に入る前から「見られている」意識を持ち、姿勢を正して静かに待機しましょう。
受付の挨拶・セリフ例(有人窓口・内線電話・自動受付)
オフィスの受付形態は企業によって異なります。それぞれのパターンで使えるセリフを押さえておきましょう。
パターン1:有人の総合受付カウンター
受付担当者がいる場合は、窓口の正面に立ち、笑顔でハキハキと用件を伝えます。
「おはようございます。
本日〇時からのインターンシップに参加いたします、〇〇大学の【氏名】と申します。
人事部の〇〇様にお取次ぎをお願いできますでしょうか。」
※学生証の提示を求められた場合は「はい、こちらです」と両手で差し出します。
パターン2:受付の内線電話で直接呼び出す場合
カウンターに受話器と内線表(電話番号一覧)が置かれているケースです。
(内線番号を押して相手が出たら)
「お忙しいところ恐れ入ります。
本日〇時より開催されますインターンシップに参加いたします、〇〇大学の【氏名】と申します。
人事部の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」
(担当者につながったら)
「〇〇様、お世話になっております。本日インターンシップに参加いたします〇〇大学の【氏名】です。
ただいま受付に到着いたしましたので、ご連絡いたしました。」
パターン3:タッチパネル式の自動受付(iPadなど)
画面の案内に従って「来客受付」→「採用・インターンシップ」を選択し、担当者名を入力します。
呼び出しが完了したら、案内があるまで受付付近の邪魔にならない場所で静かに立って待ちます。
インターンシップの【言葉遣いマナー】:敬語・ビジネス表現
学生生活で使い慣れた言葉をそのままインターンシップの場で使わないよう、サッと見直せる対比表を活用して確認してみましょう。
「言葉遣い」一覧表:日常語 ⇄ ビジネス敬語の変換
| 普段使っている言葉 | ビジネス敬語 | 使用シーン・注意点 |
|---|---|---|
| ご苦労様です | お疲れ様です | 「ご苦労様」は目上が目下に労う言葉。社員には必ず「お疲れ様です」 |
| 了解しました / わかりました | 承知いたしました / かしこまりました | 指示を受けたときの返答。「わかりました」はフランクすぎるため避けた方が安心 |
| すいません | 申し訳ございません / 恐れ入ります | 謝罪時は「申し訳ございません」、依頼・配慮時は「恐れ入ります」 |
| 参考になりました | 大変勉強になりました | 「参考」は自分の意見の足しにする意。「勉強になりました」が誠実 |
| 誰ですか? | どちら様でしょうか? | 来客や電話相手の名前を尋ねるときに使用 |
| ちょっと待ってください | 少々お待ちいただけますでしょうか | 相手を待たせるときの丁寧な依頼表現 |
| 言っておきます | 申し伝えます | 伝言を預かり、社内の別の人へ伝える場合の謙譲表現 |
| 知っていますか? | ご存じでしょうか? | 相手に知識の有無を尋ねる際の尊敬語 |
| できません | いたしかねます / 対応が難しく存じます | 進行上、どうしても断らざるを得ない際のクッション表現 |
| うちの大学 | 私どもの大学 / 弊校(へいこう) | 自分の所属をへりくだって伝える表現 |
若者言葉の注意例
ついつい言ってしまいがちな若者言葉についても、ポイントとしてまとめました。参考に頭に入れておきましょう。
- 「ぶっちゃけ〜」 → 「率直に申し上げますと」「正直なところ」
- 「なるほどですね」「確かにですね」 → 「おっしゃる通りです」「大変共感いたしました」
※「なるほど」は相槌として目上の人に対して失礼にあたる場合があります。 - 「〜のほうは」「〜的な」 → 「〜は」「〜という方針」
(例:「資料のほうをお持ちしました」ではなく「資料をお持ちいたしました」) - 「マジですか」「ヤバいですね」 → 「本当でございますか」「大変な状況ですね」
インターンシップの【挨拶マナー】:自己紹介・エレベーター・すれ違い時の作法
挨拶は、すべてのコミュニケーションの土台となる重要なマナーです。特にインターンシップでは、企業担当者だけでなく、すれ違う社員や役員など、多くの人が学生の様子を目にしています。
明るくハキハキとした挨拶ができるだけで、「礼儀正しく気持ちのいい学生だな」「一緒に働いてみたい」と好印象を持ってもらえるきっかけになります。
挨拶の基本となるのは、次の3原則です。
- 相手の目を見る(アイコンタクト):うつむかず、相手に視線を向けて誠意を伝える
- 自然な笑顔:緊張して表情が硬くなりがちですが、口角を少し上げる意識を持つ
- 語先後礼(ごせんごれい):「おはようございます」と言葉を言い終えてから頭を下げることで、より丁寧な印象を与える
ここからは、インターンシップ中によく直面するシーン別の実践的な作法と例文を解説します。
初日の自己紹介の挨拶
初日のオリエンテーションや配属先フロアでは、ほぼ確実に自己紹介を求めらると思って準備しておきましょう。
長く話しすぎると要点がぼやけてしまい、短すぎると意欲が伝わりづらくなってしまいます。目安としては、以下の3要素を盛り込み、「45秒前後(文字数にして250〜300文字程度)」で端的にまとめると、聞きやすくスマートな印象を与えられます。
自己紹介に盛り込む「3つの必須要素」
- 基本情報(大学名・学部・学科・氏名)
- 参加理由・意気込み(なぜこのインターンに参加したのか、何を学びたいか)
- 結びの言葉(指導をお願いする姿勢)
【例文】初日の自己紹介(標準パターン・約45秒)
「おはようございます!
本日よりインターンシップに参加いたします、〇〇大学〇〇学部〇年の【氏名】と申します。
大学では主に〇〇について学んでおり、以前から貴社の〇〇事業に関心を持っておりました。今回のインターンでは、実際の業務や社員の皆様のスピード感を体感し、〇〇のスキルを少しでも吸収したいと考えております。
初めてのことばかりで至らない点もあるかと思いますが、チームに貢献できるよう全力で取り組みます。
ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします!」
エレベーター内での挨拶・マナー
エレベーターは、社員や他社の来客、役員など様々な人と乗り合わせる「密室」です。油断が出やすい場所だからこそ、マナーを意識できると差がつきます。
- 操作盤の前に立ったら:「開」ボタンを押して「お先にどうぞ」と他の人を優先して案内できると好印象です。全員が降りたのを確認してから最後に降りましょう。
- 会話は控える:他の学生と一緒に乗っている場合でも、私語やインターンの感想などの会話は厳禁です。守秘義務に関わる内容はもちろん、エレベーター内には他社の人間が乗り合わせることがあるため、社内の話題に関する私語はしないように心がけましょう。
廊下・社内ですれ違うときの作法
インターン期間中、廊下や階段、給湯室などで社員の方とすれ違う機会が多くあります。
「自分の担当社員ではないから」と黙って通り過ぎるのではなく、社内ですれ違う人は全員が「先輩・上司」と考え、積極的に挨拶を交わせると好印象です。
状況に応じた使い分け
- 朝(始業前や午前中)
- 「おはようございます」と明るく声をかけ、同時に会釈をします。
- 日中(業務中)
- 業務中の執務エリアや廊下では、大きな声を出すと作業の邪魔になることがあります。相手の目を見て笑顔で「お疲れ様です」と会釈(目礼〜軽いお辞儀)を交わすのが基本です。
インターンシップの【トラブル対応マナー】:遅刻欠席時の緊急連絡・注意されたときの挽回法
インターンシップ中、言葉遣いや作業の手順、立ち振る舞いについて社員から注意・指摘を受けることもあります。
その際避けたいのは「言い訳をしてしまうこと」や「過度に落ち込んで委縮しすぎてしまうこと」です。
社員から注意されたときにとれるとよい「挽回法3ステップ」
前述でも触れた通り、企業担当者は「ミスをしない完璧な学生」を求めているのではなく、「注意・アドバイスされたときにどうリカバリーできるか」という素直さと改善力を見ている場合が多いです。
前述の通り、企業担当者は「ミスをしない完璧な学生」を求めているわけではありません。見ているのは、「注意やアドバイスを受けた際、どう対応できるか」という素直さと改善力です。
指摘を成長のチャンスと捉え、ポジティブに転換するための「挽回法3ステップ」を押さえておきましょう。
【実践】好印象を残す「挽回法3ステップ」
【ステップ1:言い訳せず感謝と謝罪】
「申し訳ございません。ご指摘いただき誠にありがとうございます。」
↓
【ステップ2:指摘事項の復唱と確認】
「〇〇の確認が漏れておりました。今後は〇〇を行う前に必ず確認を徹底いたします。」
↓
【ステップ3:次の行動への反映(即座にメモ・実行)】
その場ですぐにメモ帳へ書き留め、次の作業から改善した姿を社員に見せる。
何が悪かったのかを自分の言葉で確認(復唱)し、再発防止の意思を端的に伝えます。これにより、「アドバイスの意図を正しく理解できている」と相手に伝わります。
注意を受けた後は、メモ帳に「注意された事実」だけでなく「なぜそのミスが起きたのか」「次回からどうするか」を書き残すと今後に活かせます。
注意をされた際に、落ち込みすぎる必要はありませんが、「注意されて気まずいな」「評価が下がってしまったかも……」と不安なときは、その日の休憩時間や退勤時の挨拶で一言フォローを入れるのがおすすめです。
退勤時の声かけ例:
「〇〇さん、本日はお疲れ様でした。先ほどは〇〇の件についてご指導いただき、本当にありがとうございました。早速ノートにまとめて対策を整理いたしました。明日からの業務もしっかり意識して取り組みます!」
このように自発的に声をかけることで、「自分のアドバイスを真剣に受け止めてくれる、誠実な学生だ」と、ミスをきっかけに信頼につなげることができます。
遅刻・欠席・体調不良時の緊急連絡の方法
万が一、遅刻や欠席をしてしまう場合は「電話連絡」が原則です。
始業前で電話がつながらない時間帯であれば、まずメールを送信し、始業時刻と同時に電話を入れます。
【遅刻時の電話例】
「お世話になっております。本日〇時からのインターンシップに参加予定の、〇〇大学の【氏名】と申します。
人事担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。
(担当者へ代わったら)
〇〇様、朝のお忙しい時間に大変申し訳ございません。
本日参加予定のインターンですが、現在利用しております〇〇線で人身事故による運転見合わせが発生しており、集合時間に遅れてしまう見込みです。
現在のところ、〇時〇分頃には受付へ到着できる見通しです。
到着次第、改めて受付よりご連絡いたします。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。」
到着見込み時間は「焦ってギリギリの時刻」を伝えるのではなく、乗り換えや移動に余裕を持たせた少し遅めの現実的な時刻を伝えるよう意識しましょう。
まとめ:マナーを味方につけて自信を持ってインターンシップに参加しよう
インターンシップにおけるマナーは、自分を縛るルールではなく、「初対面の社会人と円滑に信頼関係を築くための一つの方法」として捉えましょう。
形式的なミスを恐れて消極的になる必要はありません。相手への敬意と、今日から学ぼうとする前向きな姿勢があれば、社員や企業担当者は温かく迎えてくれます。事前の準備をしっかり整え、インターンシップ本番へ挑みましょう!
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