エントリーシートと履歴書の違いとは?新卒の就活の書き方を解説

KnowHow

エントリーシートと履歴書の違いとは?

就活が本格化すると、企業からエントリーシート(ES)と履歴書の両方の提出を求められることがあります。

「似たような項目があるのに、なぜ2種類必要なの?」や「志望動機は同じ内容でいいの?」と迷う方も多いかもしれません。実は、この2つの書類は企業が見ているポイントが異なります。

ここでは、エントリーシートと履歴書の違いや書き方のコツについて詳しく解説します。

このような書類選考に関する疑問がある方は、就活エージェントのキャリアアドバイザーと面談を行って不安を解消してみませんか。企業ごとの特徴に合わせた面接対策も含めて、すべて無料で就活支援サービスを受けられます。
» 就活エージェント「マイナビ新卒紹介」について詳しく知る

エントリーシート対策を相談する

この記事で分かること(目次)

  1. エントリーシート(ES)と履歴書の違いとは
  2. 「志望動機・自己PR・ガクチカ」のES/履歴書での違いと書き分け方
  3. エントリーシートと履歴書に共通する注意点
  4. 【手書きのES・履歴書提出について】失敗しないためのマナーと注意点
  5. エントリーシートを書くときのポイント
  6. エントリーシートと履歴書の違いを意識しながら書き分けよう
  7. エントリーシートと履歴書に関するよくある質問

エントリーシート(ES)と履歴書の違いとは

エントリーシート(ES)と履歴書は、どちらも就活の採用選考に使われる書類ですが、その作成目的と役割には明確な違いがあります。

まずは両者の基本的な性質を正しく理解することから始めましょう。それぞれの書類が持つ役割を知ることで、採用担当者が何を知りたいのかが見えてきます。

役割見られているポイント質問項目
エントリーシート自分を売り込むプレゼン資料社風と合っており、志望度が高いか企業によって異なる
履歴書基本情報を確認する書類事実が正確に記載されているか氏名や住所、学歴などの基本情報

エントリーシートは「自分を売り込むプレゼン資料」

エントリーシートは、企業が独自に作成する応募書類であり、あなたがいかにその企業で活躍できる人物かをアピールするための資料です。言わば、あなたという商品を企業に売り込むためのプレゼンテーション資料のような役割を持っています。

エントリーシートの質問項目は企業によって多種多様です。一般的な志望動機や自己PRだけでなく、学生時代に最も困難だった経験や入社後に挑戦したいことなどの質問が用意されることも少なくありません。

これらの回答を通じて、企業はあなたの能力だけでなく、人柄や価値観、熱意、そして自社の社風にマッチするかどうかを判断しようとしています。

そのため、事実を並べるだけでなく、あなた自身の言葉で想いを伝えることが求められます。

関連記事:エントリーシート(ES)とは?就活の面接前に提出する書類について解説

履歴書は「基本情報を確認する書類」

履歴書は、氏名や住所、学歴などの基本情報を正確に確認するための公的な証明書類としての側面が強い書類です。

選考の参考資料として使われるだけでなく、入社後に人事データとして保管され、給与計算や社会保険の手続き、配属先の決定などに活用される場合があります。

そのため、履歴書においては個人の感情や熱意よりも事実が正確に記載されているかや、経歴に矛盾がないかが重視されます。

企業によって多少の違いはありますが、基本的には一般的なフォーマットに沿って、氏名や連絡先、学歴、職歴、資格などを正確に記入していくことが求められます。

ここで故意に嘘や誤りを記載してしまうと、経歴詐称として内定取り消しもあり得るため、細心の注意を払い記入しましょう。

質問項目の違い

エントリーシートと履歴書では、記入を求められる項目にも違いがあります。以下の表で両者を比較してみましょう。

項目 エントリーシート 履歴書
基本情報(氏名・住所・連絡先など)
学歴
志望動機 ○(欄が小さい場合あり)
自己PR ○(欄が小さい場合あり)
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
強み・弱み ○(企業による)
企業独自の設問
免許・資格
趣味・特技 −(企業による)
本人希望記入欄
証明写真

大きな違いは、エントリーシートには企業独自の設問が含まれるという点です。「あなたを一言で表すと?」「10年後にどのような仕事をしていたいですか?」など、企業ごとにユニークな質問が設けられるため、応募先に合わせた準備が欠かせません。

一方、履歴書のフォーマットは基本的に共通しており、企業によって項目が大きく変わることはほとんどありません。免許・資格や趣味・特技といった、エントリーシートでは問われにくい項目が含まれている点が特徴です。

採用担当者が見ている視点の違い

採用担当者は、エントリーシートで「自社の社風に合うか」「入社意欲は高いか」といったマッチング度を見ています。

一方、履歴書では「これまでの経験」や「保有している資格」などを確認しています。

つまり、エントリーシートは未来の可能性を伝えるもの、履歴書は過去の事実を伝えるものという意識で書き分けることが重要です。

記載内容の重複は問題ない

志望動機や自己PR、ガクチカなど、履歴書とエントリーシートで似たような質問項目がある場合、内容が重複しても問題ありません。

むしろ、同じ人物が書いている書類である以上、伝えたい核となるメッセージが共通していることは自然なことです。

ただし、まったく同じ文章をコピー&ペーストすることは避けたほうがよいでしょう。

エントリーシートではその背景にある感情や具体的なエピソードを詳しく描写して、履歴書では結論を簡潔に事実中心で伝えるといったように情報の深さで変化をつける工夫が求められます。

入手方法の違い

エントリーシートと履歴書は、入手する方法にも違いがあります。

エントリーシートは、企業ごとに入手するのが基本です。主な入手先は以下のとおりです。

  • 企業の採用ページや就職情報サイトからダウンロード
  • 企業からメールや郵送で届く
  • 企業説明会やイベントの会場で配布される
  • Webエントリーシステム上で直接入力する(紙の配布なし)

近年はWeb上で直接入力するケースが増えていますが、紙での提出を求められることもあります。ダウンロード期限が設定されている場合もあるため、応募を検討している企業の採用情報はこまめにチェックしておきましょう。

一方、履歴書は自分で用意するのが一般的です。以下のようなさまざまな場所で手に入ります。

  • 大学の購買部・生協(大学指定の履歴書を取り扱っていることが多い)
  • 文房具店・コンビニ・100円ショップ
  • 就職情報サイトやテンプレートサイトからダウンロード(PDF・Word形式など)
  • Web上で作成・出力できるサービスを利用する

特に注意したいのは、企業から「大学指定の履歴書を使用してください」と指示されるケースです。

この場合、市販の履歴書やダウンロードしたテンプレートでは受け付けてもらえない可能性があります。大学指定の履歴書は大学の購買部やキャリアセンターで入手できることが多いため、事前に確認しておくと安心です。

いずれの書類も、提出方法(郵送・メール添付・Webアップロード・持参)は企業によって異なります。書類そのものの準備だけでなく、提出方法と期限もセットで確認しておきましょう。

「志望動機・自己PR・ガクチカ」のES/履歴書での違いと書き分け方

「志望動機・自己PR・ガクチカ」のES/履歴書での違いと書き分け方

エントリーシートと履歴書の両方を提出する場合、最も悩むのが「同じ項目にどう違いを出すか」ではないでしょうか。ここでは、就活の三大頻出項目である志望動機・自己PR・ガクチカについて、それぞれの書き分けの考え方と具体例を解説します。

書き分けの基本ルールは、以下の3つです。

  • 結論(核となるメッセージ)は両書類で統一する → 一貫性を保つため
  • エントリーシートでは「なぜ・どのように」を深掘りする → 人柄や思考プロセスを伝えるため
  • 履歴書では「何を・どんな成果を」を端的にまとめる → 限られたスペースで要点を伝えるため

志望動機の書き分け方

志望動機は、両方の書類に記入欄が設けられていることが多い項目です。

「この企業で働きたい理由」という結論は必ず一致させたうえで、情報の厚みで差をつけましょう。

要素 エントリーシート 履歴書
結論 ○ しっかり書く ○ しっかり書く
原体験の詳細 ○ 背景・感情まで描写 △ 一文で簡潔に触れる
企業研究の根拠 ○ 具体的な事実を挙げる △ 社名・事業名で端的に
入社後の展望 ○ 短期・長期で書く ○ 一文

関連記事:自己PRと志望動機の違いや書き方とは?例文とともに解説

エントリーシートでの書き方

エントリーシートでは300〜400字程度のスペースが確保されているケースが一般的です。以下の構成を意識すると、説得力のある志望動機に仕上がります。

  1. 結論(志望する理由を一文で)
  2. 原体験(その業界・職種に興味を持ったきっかけ)
  3. 企業研究の根拠(競合他社ではなく、この企業を選ぶ理由)
  4. 入社後の展望(どのように貢献したいか)
【例文(ES向け・約350字)】

私が貴社を志望する理由は、「テクノロジーで地域課題を解決する」という事業方針に強く共感したからです。大学3年次に地方自治体のDX推進プロジェクトにボランティアとして参加した際、ITリテラシーの格差が住民サービスの質に直結している現実を目の当たりにしました。この経験から、テクノロジーの力を届ける仕事に携わりたいと考えるようになりました。業界研究を進める中で、貴社が自治体向けSaaSの導入実績で業界トップクラスであること、そして現場のヒアリングから開発を行うボトムアップ型の開発文化を持つことを知り、私が理想とする「現場起点のDX推進」を実現できる環境だと確信しました。入社後はまず営業職として自治体の課題を深く理解し、将来的には企画職として新サービスの立案に貢献したいと考えています。

履歴書での書き方

履歴書の志望動機欄は150〜200字程度に収める必要があることが多いため、エントリーシートの内容を圧縮する形で書きます。原体験の詳細は省略し、「結論 → 理由(1〜2文)→ 入社後の展望」の3点に絞りましょう。

【例文(履歴書向け・約150字)】

テクノロジーで地域課題を解決する貴社の事業方針に共感し、志望いたしました。大学時代に自治体のDX推進プロジェクトに参加した経験から、IT活用による住民サービス向上に貢献したいと考えています。貴社の自治体向けSaaS事業において、営業職として現場の課題把握に努め、将来的には新サービスの企画にも携わりたいと考えております。

自己PRの書き分け方

自己PRは、企業への貢献につながる強みを伝える項目です。強みを一言で示したうえで、課題にどう考え・行動し・何を得たかというエピソードを具体的に描写します。最後に入社後の活かし方を添えることで、採用担当者があなたの活躍をイメージしやすくなります。

要素 エントリーシート 履歴書
強み(結論) ○ 一文で明示 ○ 一文で明示
状況・課題の背景 ○ 丁寧に描写 × 省略
具体的な行動 ○ プロセスを段階的に △ 要約して一文に
成果 ○ 数字や変化で示す ○ 数字で端的に
入社後の活かし方 ○ 業務に紐づけて ○ 一文でまとめる
目安文字数 300〜400字 120〜200字

エントリーシートでの書き方

エントリーシートの自己PRでは、強みを裏付ける具体的なエピソードを丁寧に描写しましょう。

STAR法(Situation → Task → Action → Result)を活用すると、論理的で読みやすい構成になります。

  1. 強み(結論)を一文で提示
  2. 状況(Situation)と課題(Task)を説明
  3. 自分がとった行動(Action)を具体的に
  4. 成果(Result)を数字や変化で示す
  5. 入社後の活かし方で締める
【例文(ES向け・約350字)】

私の強みは、周囲を巻き込みながら目標を達成する推進力です。大学のゼミ活動では、学内研究発表会での入賞を目標に掲げましたが、当初はメンバー間で研究テーマへの関心度にばらつきがあり、議論が停滞していました。そこで私は、メンバー一人ひとりと個別に面談し、各自の興味や得意分野を把握したうえで役割を再分配しました。さらに、週次の進捗共有ミーティングを提案し、小さな成果を全員で確認する仕組みを作りました。その結果、チーム全体の当事者意識が高まり、発表会では参加12チーム中2位に入賞することができました。この経験で培った「個々の強みを活かしてチームを動かす力」を、貴社のプロジェクト型の業務でも発揮したいと考えています。

履歴書での書き方

履歴書では、エピソードの背景描写を省略し、「強み → 行動の要約 → 成果 → 活かし方」をコンパクトにまとめます。

【例文(履歴書向け・約150字)】

私の強みは、周囲を巻き込みながら目標を達成する推進力です。ゼミ活動では、メンバーの得意分野に応じた役割分担と週次進捗共有の仕組みを主導し、学内研究発表会で参加12チーム中2位入賞を達成しました。この推進力を貴社のプロジェクト型業務で活かしたいと考えております。

関連記事:自己PRで使える強みの見つけ方や作り方!例文20選とともに紹介

ガクチカの書き分け方

ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、エントリーシート特有の項目です。履歴書にはガクチカ専用の欄がないため、書き分けというよりも「履歴書ではどこで補うか」を理解しておくことが重要です。

要素 エントリーシート 履歴書
専用欄 ○ あり × なし
記載方法 独立した設問として回答 自己PR等に組み込んで補足
取り組みの背景 ○ 課題の発見経緯まで描写 × 省略
行動の詳細 ○ 段階的に記述 △ 要約して一文に
成果・数字 ○ 具体的に提示 ○ 端的に提示
学び・成長 ○ 明示する(重要) △ 活かし方として一文で
目安文字数 300〜400字 自己PR内で50〜80字程度

エントリーシートでの書き方

ガクチカは、自己PRと同様にSTAR法で構成するのが効果的です。ただし、自己PRとの違いとして、ガクチカでは取り組みの過程で得た学びや成長に重点を置きましょう。

【例文(ES向け・約350字)】

私が学生時代に最も力を入れたのは、カフェでのアルバイトにおける業務改善です。勤務先の店舗ではピーク時間帯の提供スピードに課題があり、お客様から不満の声が寄せられていました。私はスタッフ5名の作業動線を観察し、ドリンク作成とレジ対応の担当が固定されていないことがボトルネックだと特定しました。店長に提案して時間帯別の役割分担表を作成し、新人スタッフ向けのマニュアルも整備しました。導入後1か月でピーク時の平均提供時間が約40%短縮し、顧客アンケートの満足度スコアも3.2から4.1に向上しました。この経験から、現場を観察して課題の本質を見極め、仕組みで解決するアプローチの大切さを学びました。

履歴書での補い方

履歴書にはガクチカ専用の欄がないため、以下のいずれかの方法で情報を補うことができます。

方法 具体的な対応
自己PRの中で触れる ガクチカのエピソードを自己PRの根拠として簡潔に引用する
趣味・特技欄で触れる 活動内容が趣味・特技に該当する場合、一文で成果とともに記載する
特記事項・本人希望欄で触れる 上記に該当しない場合、補足情報として簡潔に記載する
【例文(履歴書・自己PRに組み込む場合・約160字)】

私の強みは、現場の課題を分析し仕組みで解決する力です。カフェのアルバイトでは、ピーク時の作業動線を見直して時間帯別の役割分担を提案し、平均提供時間を約40%短縮しました。この「観察→分析→仕組み化」のアプローチを、貴社の業務改善にも活かしたいと考えております。

エントリーシートと履歴書に共通する注意点

応募書類を作成する前に、エントリーシートと履歴書の両方に共通しているルールやマナーを確認しておきましょう。

主張に一貫性をもたせる

エントリーシートと履歴書で、主張に矛盾が生じないように注意しましょう。重複を避けようとして無理に違う内容を書いた結果、矛盾が生じることもあります。

たとえば、エントリーシートで「リーダーシップ」をアピールしているのに、履歴書で「協調性」を過度に強調してしまうと、採用担当者はあなたの人物像を掴めません。

それぞれの書類で異なるエピソードを扱う場合でも、根底にある価値観や強みの方向性は統一させ、一貫性のある人物だと印象づけましょう。

最後に見直してコピーを作成する

応募書類を提出する前には必ず全体を見直し、誤字や脱字がないか、日付や写真の貼り忘れがないかを最終確認します。

そして提出後には、手元に各書類のコピー(控え)を残しておくことが重要です。

面接では提出した書類の内容に基づいて質問が行われるため、自分が何を書いたかを忘れてしまうと、面接での回答と書類の内容にズレが生じる恐れがあります。

コピーがあれば、面接直前まで自分のアピール内容を復習できます。

【手書きのES・履歴書提出について】失敗しないためのマナーと注意点

【手書きのES・履歴書提出について】失敗しないためのマナーと注意点

WEBエントリーが主流になった現在でも、手書きのエントリーシートや履歴書を求められることがあります。

手書きの書類は、単に文字の上手下手を見ているのではなく、「丁寧に仕事に取り組める人物か」「ルールを守れるか」という入社後の実務能力にもつながる判断材料として見られています。思わぬマナー違反で評価を下げないよう、以下のルールを守りましょう。

「消せるボールペン」は使わない

普段の講義ノートなどで便利な「消せるボールペン」ですが、就活の公式書類では使用してはいけません。

消せるインクは熱に反応して透明になる性質があるため、企業がコピー機にかけた際の熱や、夏場の郵送時の熱気で文字が消えてしまうリスクがあるからです。

必ず、消えない黒のボールペン(ゲルインク推奨)を使用しましょう。太さは0.5mmまたは0.7mmが読みやすくおすすめです。

書き損じても「修正液・テープ」は使わない

書き間違えてしまった場合でも、修正液や修正テープを使うのは避けてください。

公的な書類において修正痕があるものは、「改ざんの可能性がある」とみなされ、書類としての信頼性が失われます。

また、「書き直す手間を惜しむ=志望度が低い・雑な性格」と判断される可能性もあります。

面倒でも、新しい用紙に一から書き直すのが原則です。どうしても予備の用紙がなく、提出期限まで時間がない緊急時に限り、二重線を引き、その上に訂正印(印鑑)を押して修正する方法もありますが、見栄えが悪くなるため極力避けましょう。

下書きをしてから清書する

ミスを防ぎ、バランスのよいレイアウトで書くために、必ず鉛筆やシャープペンシルで薄く下書きをしましょう。

いきなりボールペンで書き始めると、最後の行で文字が詰まってしまったり、中心がズレたりしがちです。

下書きの上からなぞって清書し、インクが完全に乾いてから消しゴムをかけることで、読みやすく美しい書類が完成します。採用担当者は、読み手への配慮ができているかという点も評価しています。

関連記事:エントリーシート(ES)は手書きとパソコンどちらがいい?自由?

エントリーシートを書くときのポイント

エントリーシートは自分自身を自由に表現できる場ですが、読み手である採用担当者にあなたの魅力や熱意などが伝わらなければなりません。

ここでは、評価されるエントリーシートを作成するための重要なポイントを解説します。

PREP法で書く

エントリーシートに限らず、文章を書く際は、最初に結論を述べる構成を意識しましょう。

基本の型は、PREP法です。PREP法とは、以下の頭文字を取った、分かりやすい説明の構成のことです。

  • Point :結論(要点・主張)
  • Reason :理由(結論に至った理由・そう主張する理由)
  • Example:具体例(理由に説得力を持たせるための経験・データ・出来事)
  • Point :結論(要点・主張)

たとえば「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」「私の強みは〇〇です」と冒頭で宣言することで、読み手は何について書かれているのかをすぐに理解できます。

結論の後に、その理由や具体的なエピソード、そして最後にもう一度結論や今後の抱負で締めるという流れを作ると、論理的で説得力のある文章になります。

関連記事:エントリーシート(ES)の書き方を解説!通過率を上げるコツを押さえよう

企業が求める人物像を踏まえて記載する

自分の伝えたいことを一方的に書くのではなく、企業が求める人物像を意識して内容を構成することが大切です。

企業のホームページや採用情報を読み込み、企業が求める人物像や社風を理解したうえで、自分の経験の中からその要素に合致するエピソードを選定します。

相手のニーズに合わせたアピールを行うことで、「この学生なら自社で活躍してくれそうだ」と思ってもらえる可能性が高まります。

面接で深掘りされることを想定しながら書く

エントリーシートは、面接官との対話のきっかけとなる資料でもあります。すべてを完璧に書ききるだけでなく、あえて「面接でここを聞いてほしい」というポイントを盛り込むのも一つの戦略です。

たとえば、具体的な成果だけでなく、苦労した場面やそのときの感情を少し残しておくことで、採用担当者が「このときどう感じましたか?」「具体的にどう解決しましたか?」と質問しやすくなります。

エントリーシートを作成する際は、面接へのつながりも意識しましょう。

履歴書を書くときのポイント

履歴書は、エントリーシートのような自由記述よりも、情報の正確さと見やすさが求められる書類です。

個性を出すことよりも、社会人としての規律や丁寧さをアピールするために、履歴書特有の書き方のポイントを確認しておきましょう。

簡潔にわかりやすく書く

履歴書の記入欄は限られているため、長い文章で詳細を説明するよりも、要点を絞って簡潔に書くことが求められます。

志望動機や自己PR欄も、結論から書き始め、事実を中心にまとめます。一文を短くし、誰が読んでもすっと理解できるような記述を心がけましょう。

詳細なエピソードや熱意は、別途提出するエントリーシートや面接の場で補足するという役割分担を意識してください。

学校や資格は正式名称で記載する

履歴書は基本情報を確認する書類でもあるため、学校や学部・学科、資格などはすべて正式名称で記載するのが一般的です。

「高校」は「高等学校」、「英検」は「実用英語技能検定」と書くなど、略称を使わないよう注意しましょう。

住所も都道府県から正確に記載し、アパートやマンション名も省略せずに書きます。細かい部分ですが、こうした正確さが誠実さや丁寧さとして評価につながる可能性があります。

関連記事:エントリーシートの資格はどう書く?運転免許や資格なしの書き方を解説

エントリーシートと履歴書の違いを意識しながら書き分けよう

エントリーシートと履歴書は、それぞれ未来の可能性をアピールする資料と過去の事実を証明する資料という異なる役割を持っています。

両方の提出を求められた際は、主張の軸を統一しつつ、エントリーシートは詳細にプロセスや熱意を記述して、履歴書は簡潔に事実を書き分けるのがポイントです。

それぞれの特徴を理解し、一貫性のある書類を作成することで、採用担当者に「会って話を聞いてみたい」と思ってもらえる可能性があります。

しかし、「このエントリーシートで本当によいのか?」と不安な気持ちがなくならない方もいるでしょう。そういった方こそ、就活エージェントのキャリアアドバイザーとの面談を検討してみてください。

就活エージェントとは、キャリアアドバイザーが学生一人ひとりに専任でつき、就職活動の開始から内定獲得までをマンツーマンでサポートするサービスのことです。

特にマイナビ新卒紹介は、人材業界で約40年の歴史を持つ「マイナビ」だからこそ築けた、多種多様な業界の企業と取引があります。

大手・ベンチャー・BtoBメーカーなど幅広い求人を保有しているだけでなく、全国11拠点に展開しているため、Uターン・Iターン就職にも対応可能です。

また、紹介企業は、法令を遵守したマイナビ新卒紹介独自の審査基準を設けており、その基準を満たした企業のみを紹介することで、入社後のミスマッチを防ぐことにつながります。

さらに、一般の就職情報サイトには掲載されていない「非公開求人」や、就活エージェント経由でしか受けられない「特別選考ルート」も保有しています。(※時期によってはご紹介ができない可能性があります。)

マイナビ新卒紹介なら完全無料で利用可能です。少しでも興味があれば、下記リンクからサービス内容をチェックしてください。
» マイナビ新卒紹介について詳しく見る

エントリーシート対策を相談する

エントリーシートと履歴書に関するよくある質問

Q. エントリーシートか履歴書の片方だけ提出する場合に気をつけることは?

A. 提出しないもう一方の役割も補うことを意識しましょう。

エントリーシートのみを提出する場合、企業は基本情報(学歴・連絡先など)もエントリーシートで確認します。自己アピールに力を入れつつも、基本情報を正確に記載することを忘れないようにしましょう。

履歴書のみを提出する場合は、履歴書が志望動機や自己PRを伝える唯一の手段になります。記入スペースは限られますが、具体的なエピソードを端的に盛り込み、自分の強みや入社意欲が伝わるように工夫することが大切です。

いずれの場合も、企業が1つの書類から何を読み取ろうとしているのかを意識して、情報のバランスを調整しましょう。

Q. 証明写真のサイズはエントリーシートと履歴書で同じ?

A. 基本サイズは「縦4.0cm × 横3.0cm」で共通ですが、エントリーシートは企業指定を必ず確認してください。

履歴書の証明写真はほぼ共通して「縦4.0cm × 横3.0cm」です。一方、エントリーシートは企業が独自にフォーマットを作成しているため、写真サイズが異なる場合があります。

Web提出の場合は、比率4:3(例:縦560px × 横420px)が一般的ですが、アップロード画面に記載されている推奨サイズ・ファイル形式・容量上限をあらかじめ確認しておきましょう。写真館で撮影する際に「就活用に複数サイズが必要」と伝えておくと、まとめて対応してもらえることが多いです。

Q. エントリーシートと履歴書はパソコンで作成すべき?

A. 企業からの指定がなければ、パソコンでの作成がおすすめです。

パソコンで作成すると、文字数の調整や誤字脱字のチェックが容易になるため、効率的に質の高い書類を仕上げられます。フォントや文字サイズを統一しやすく、読み手にとっても見やすい仕上がりになります。

志望度の高い企業に対して手書きで熱意を伝えたいという場合でも、まずはパソコンで下書きを作成し、内容を固めてから手書きで清書する方法が効果的です。構成や文量のバランスを事前に確認できるため、書き損じのリスクも減らせます。

なお、企業から「手書きで提出」と指定されている場合は、必ずその指示に従ってください。