【質問】就活の自己PRで「継続力」をアピールする場合のエントリーシートの書き方は?

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【質問】就活の自己PRで「継続力」をアピールする場合のエントリーシートの書き方は?

質問

「私は一つのことをコツコツ続けるのが得意で、就活の自己PRでは『継続力』をアピールしたいと考えています。しかし、多くの就活生が使う言葉なので埋もれてしまったり、企業からは『変化に弱い』『ただ現状維持しているだけ』と思われないか不安です。継続力を、ビジネスで評価されるポジティブな強みとして伝える言い換え表現や、例文を教えてください。」

回答

「継続力」は、「完遂力(グリット)」や「改善力」という強みに言い換えられます

「継続力」は、自己PRでは 目標達成力(グリット)/課題解決力(PDCA)/信頼性(誠実さ) などに言い換えると評価されやすくなります。

ただし、言い換えだけだと工夫や成果が伝わりにくいため、『なぜ続けたか(動機)』『どう改善したか(工夫)』も併せて伝えるのがポイントです。

「継続力」を強みに言い換える3つの切り口

質問にもあった「継続力」は、単に「辞めずに続けた」と伝えると受動的な印象を与えかねませんが、ビジネスでは「成果が出るまでやり抜く力」や「信頼を積み重ねる力」という能力に変換できます。

採用担当者が”継続力”と聞いて気にするポイントとしては(1)変化に対応できない(頑固)、(2)思考停止で続けている(現状維持)、(3)新しいことへの挑戦意欲が低い、の3点です。

逆に、『困難→工夫→継続→成果』まで話せると、地道さが”成果を出すための土台”として評価されやすくなります。

以下の表を参考に、あなたのタイプに近い「言い換え」を選んでみましょう。

パターンエピソードの特徴おすすめの言い換え
A困難な壁を乗り越えて成果を出した目標達成に向けた完遂力
B方法を工夫しながら続けた現状を打破する改善力
C当たり前のことを徹底して信頼を得た規律を守る誠実さ・責任感

パターンA:困難な壁を乗り越えて成果を出した場合

📌言い換え: 「目標達成に向けた完遂力」

ただ続けたのではなく、「高い壁があったけれど、諦めずに乗り越えた」場合は、ビジネスにおける「粘り強さ」になります。困難な状況でも逃げずに成果が出るまでやり切る姿勢はポテンシャルを感じさせます。

書き出し例
  「私は、一度決めた目標を形にするまで諦めない『完遂力』があります。困難な壁にぶつかっても、そこで立ち止まらずに打開策を考え抜き、必ず成果に結びつけるまで行動を継続することができます。(具体的には~)」

パターンB:方法を工夫しながら続けた場合

📌言い換え: 「現状を打破する改善力(PDCA)」

同じことを繰り返すのではなく、「もっと良くするには?」と考えながら続けたプロセスは、質の高い「改善力」と言い換えられます。思考停止せず、常にアップデートし続ける姿勢は高く評価されます。

書き出し例
 「私は、日々の地道な作業の中からも課題を見つけ出し、進化させる『継続的な改善力』があります。現状に満足することなく、常に『より良い方法はないか』と試行錯誤を繰り返し、成果を最大化することができます。(具体的には~)」

パターンC:当たり前のことを徹底して信頼を得た場合

📌言い換え: 「規律を守る誠実さ・責任感」

無遅刻無欠席や、毎日必ず行うルーティンなどは、組織における「信頼」に直結します。派手さはなくとも、任された役割を裏切らずに全うする姿勢は、特にチームワークを重視する企業で好まれます。

書き出し例
「私は、当たり前のことを疎かにせず、徹底してやり抜く『責任感』があります。地味な作業であっても手を抜かず、周囲からの信頼を積み重ねることで、組織の安定した運営に貢献することができます。(具体的には~)」

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【例文】継続力を強みに変える自己PR

強みを理解しても、それを論理的に伝えられなければ意味がありません。PREP法を使うと、自己PRの論点が整理され、説得力を高めやすくなります。

PREP法とは?

論理的で分かりやすい構成を作るためのフレームワークが「PREP法(プレップ法)」です。

PREP法は、以下の4つのステップの頭文字を取ったものです。

  1. Point(結論):最初に強み(言い換え表現)を述べます。
  2. Reason(理由):なぜそれが強みなのか説明します。
  3. Example(具体例):具体的なエピソードを挙げます。
  4. Point(結論): 入社後の貢献イメージで締めます。

この順番で話を展開することで、聞き手や読み手はストレスなく内容を理解でき、「再現性のあるスキル」として伝わります。

自己PRの基本構成(結論・理由・具体例・結び)

PREP法を基に、まずは「私の強みは〇〇です」という結論から始めます。

次にその理由、それを裏付ける具体的なエピソード、そして最後に「その強みを活かして貴社でどう貢献するか」で締めくくりましょう。

例文1:「完遂力・粘り強さ」としてアピールする場合(文字数:約350文字)

【例文】 
私の強みは、困難な状況でも成果が出るまで諦めない「目標達成への完遂力」です。 私は大学時代、Webマーケティングの長期インターンシップにおいて、月間契約獲得数10件という目標に挑戦しました。当初はテレアポでの断りが続き、初月は契約ゼロという結果でした。しかし、「断られた理由」をすべて記録して分析し、トークスクリプトの改善を毎日行いました。また、社員の方にロープレを依頼し、フィードバックを即座に実践に反映させ続けました。 その結果、半年後には月間15件の契約を獲得し、学生チームのリーダーを任されるまでになりました。 この経験から、成果が出ない時期こそが成長の機会であると学びました。貴社の営業職においても、仮説検証を重ねながら粘り強く行動し、目標達成に向けて成果を積み上げます。

ポイント💡
 「長く続けた」こと自体よりも、「成果が出ない辛い時期に何を考え、どう行動を変えたか」を具体的に描写することで、単なる根性論ではない「知的な粘り強さ」をアピールできます。

例文2:「改善力・探究心」としてアピールする場合(文字数:約350文字)

【例文】
 私の強みは、日々のルーティンワークの中から成長の種を見つける「継続的な改善力」です。 カフェのアルバイトでは、マニュアル通りの接客を続けるだけでなく、顧客満足度を高めるための工夫を1年間継続しました。具体的には、常連のお客様50名以上の注文内容や好みをノートに記録し、「いつもの」と言われる前に提案できる体制を整えました。また、新人スタッフ向けにこのノートを共有し、店舗全体の接客レベル向上にも努めました。 その結果、店舗の覆面調査で地区1位の接客評価を獲得することができました。 継続とは「同じことをすること」ではなく「進化させ続けること」だと考えています。貴社においても、事務業務の効率化や品質向上に主体的に取り組み、組織の生産性向上に貢献します。

ポイント💡
 「マニュアル通り」を脱却し、自らプラスアルファの価値を生み出したエピソードです。継続力を「現状維持」ではなく「進化のプロセス」として定義し直すことで、企画職や事務職など幅広い職種で評価されます。

まとめ:「継続力」は「進化する力」としてアピールしよう

「継続力」は決してありふれた強みではありません。それは「すぐに結果が出なくても投げ出さない」「地道な作業の中に価値を見出す」という、ビジネスパーソンとして最も重要な資質の一つです。

「ただ続けた」ではなく「目的を持って続けた」「工夫して続けた」というエピソードを添えることで、あなたの継続力は「将来の活躍を示す根拠」へと変わります。自信を持ってアピールしてください。

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