質問
「私は極度の『あがり症』で、人前に立つとすぐに緊張してしまいます。プレゼンや面接では声が震えたり、頭が真っ白になったりしがちです。自己PRで正直に伝えたいのですが、企業から『本番に弱い』『プレッシャーに耐えられない』とマイナス評価を受けないか不安です。緊張しやすい性格をポジティブな強みとして伝える言い換え表現や、例文を教えてください。」
回答
「緊張しやすい」は、「準備力」や「責任感」という強みに言い換えられます
「緊張しやすい・あがり症」は、自己PRでは 徹底した準備力/強い責任感/真摯な姿勢(誠実さ) などに言い換えると評価されやすくなります。
ただし、単に「緊張します」と伝えるだけでは「頼りない人」に見えてしまうため、緊張を乗り越えるための対策(何をしたか)と成果(どう成功させたか)をセットで伝えるのがコツです。
✅この記事では、あなたのエピソードに合わせて選べる「緊張しやすい」を言い換える3つの切り口と、ES・面接で使える自己PRの例文を紹介します。
「緊張しやすい」を強みに言い換える3つの切り口
質問にもあった「あがり症」は、ネガティブに捉えると「本番に弱い」ですが、ビジネスでは「仕事を安易に捉えず、真剣に向き合う姿勢」として信頼感に変換できます。「なぜ緊張するのか」=「失敗したくないから」という理由を深掘りすることで、信頼できる人材として差別化できます。
採用担当者が”あがり症”と聞いて気にするポイントとしては(1)本番でパフォーマンスが出せるか、(2)ストレス耐性があるか、の2点です。逆に、『緊張への自覚→事前準備→遂行』まで話せると、「油断せず、確実に成果を出す力」として評価されやすくなります。
パターンA:不安だからこそ、入念に準備する場合
📌言い換え: 「徹底した準備力」
緊張するのは、「失敗したくない」という想いが強いからです。本番で焦らないよう、人一倍リハーサルを行ったり資料を作り込んだりする姿勢は、ビジネスにおいて最も重要な「準備力」と言い換えられます。
【書き出し例】
「私は、本番での成功確率を最大化するために妥協しない『準備力』があります。緊張しやすい性格を自覚しているからこそ、想定される質問やトラブルを事前に洗い出し、万全の状態になるまでリハーサルを繰り返すことができます。(具体的には~)」
パターンB:役割を全うしようとする気持ちが強い場合
📌言い換え: 「強い責任感」
「うまく話せるか不安」と感じるのは、自分に与えられた役割や期待に応えたいという強い責任感の裏返しです。仕事を軽視せず、最後までやり遂げようとする姿勢は、組織において重宝される資質です。
【書き出し例】
「私は、任された役割を最後まで全うする『責任感』の強さがあります。人前に立つプレッシャーを感じることもありますが、それは『期待以上の成果を出したい』という意欲の表れでもあります。プレッシャーを原動力に変え、粘り強く取り組むことができます。(具体的には~)」
パターンC:一つひとつの作業を丁寧に行う場合
📌言い換え: 「真摯な姿勢(誠実さ)」
緊張感を持ち続けることは、慣れや慢心によるミスを防ぐことにつながります。「なんとかなる」と高を括らず、常に丁寧かつ慎重に業務に向き合う姿勢は、顧客や同僚からの「信頼」を得るための誠実さになります。
【書き出し例】
「私は、どのような業務に対しても慣れで済ませず、初心を忘れない『真摯な姿勢』を持っています。常に程よい緊張感を持ちながら業務にあたることで、小さなミスも見逃さず、正確かつ丁寧なアウトプットを継続することができます。(具体的には~)」
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【例文】緊張しやすい性格を強みに変える自己PR
強みを理解しても、それを論理的に伝えられなければ意味がありません。ここでは、誰でも説得力のある自己PRが作れる「PREP法」に基づいた構成と例文を紹介します。
PREP法とは?
論理的で分かりやすい構成を作るためのフレームワークが「PREP法(プレップ法)」です。
PREP法は、以下の4つのステップの頭文字を取ったものです。
- Point(結論):最初に結論や要点を述べます。
- Reason(理由):なぜその結論に至ったのか、理由を説明します。
- Example(具体例):理由を裏付ける具体的な事例やデータを挙げます。
- Point(結論):最後にもう一度結論を述べ、話を締めます。
この順番で話を展開することで、聞き手や読み手はストレスなく内容を理解でき、説得力が大幅に向上します。
自己PRの基本構成(結論・理由・具体例・結び)
PREP法を基に、まずは「私の強みは〇〇(心配性の言い換え)です」という結論から始めます。
次にその理由、それを裏付ける具体的なエピソード、そして最後に「その強みを活かして貴社でどう貢献するか」で締めくくりましょう。
例文1:「準備力・計画性」としてアピールする場合(文字数:約350文字)
【例文】
私の強みは、目標達成に向けて泥臭く努力を重ねる「徹底した準備力」です。 私は元来あがり症で、人前で話すことに苦手意識がありました。しかし、大学のゼミ発表でリーダーを任された際、この弱点を克服するために「誰よりも準備すること」を徹底しました。 具体的には、発表原稿を丸暗記するだけでなく、想定される質疑応答集を30パターン作成し、友人を相手に10回以上の模擬発表を行いました。その結果、本番では予期せぬ質問にも落ち着いて回答でき、教授から「最も説得力のあるプレゼンだった」と最高評価をいただきました。 この経験から、緊張は十分な準備によって「自信」に変えられることを学びました。貴社の営業職においても、商談前の事前調査や資料準備を徹底し、顧客に安心感を与える提案を行います。
▼ ポイント💡
「緊張して失敗した」話ではなく、「緊張を準備でカバーして成功した」話にすることが重要です。あがり症であることを隠さず、それを原動力に行動量を増やせる人材であることをアピールしましょう。
例文2:「責任感・正確性」としてアピールする場合(文字数:約350文字)
【例文】
私の強みは、細部まで注意を払いミスを防ぐ「責任感のある正確性」です。 私は心配性で緊張しやすい性格ですが、それは「ミスをして周囲に迷惑をかけたくない」という責任感の強さによるものです。カフェのアルバイトでは、混雑時にオーダーミスが起きないよう、独自のチェックリストを作成し、提供前に必ず指差し確認を行うルールを自らに課しました。 一見、慎重すぎてスピードが遅いと思われることもありましたが、結果として2年間無遅刻・無欠勤かつ、オーダーミスゼロを達成し、店舗の新人教育係を任されるまでになりました。 緊張感を維持できることは、仕事の質を落とさないための武器だと考えています。貴社の事務職においても、一つひとつの業務に責任を持ち、正確かつ迅速な遂行でチームを支えます。
▼ ポイント💡
緊張しやすい性格を「慎重さ」「正確さ」に繋げた例です。派手な成果でなくとも、「ミスがない」「継続できる」ことは、実務において非常に高い評価ポイントになります。
まとめ:「緊張」は「真剣さ」の証!
「緊張しやすい・あがり症」は決して欠点ではありません。それは「この仕事を成功させたい」「相手に対して失礼があってはならない」という真剣さの証です。
「緊張したけれど、準備のおかげで乗り越えられた」「緊張感を持って仕事をしたおかげで、ミスを防げた」というエピソードを添えることで、あなたの弱点は「信頼できる誠実さ」へと変わります。自信を持ってアピールしてください。

