質問
「就活のエントリーシート(ES)にある『自己PR』の書き方がわかりません。いきなり書き出しても文章がまとまらないし、何をどの順番で書けば評価されるのでしょうか?」
回答
まず「3段構成の型」を知り、その型に当てはまる材料を「3つの手順」で探しましょう
自己PRが書けない最大の原因は、「構成を決めずに書き出してしまうこと」です。評価される自己PRには、ビジネス文書として共通の「型」があります。
それが「①結論(強み)→ ②根拠(エピソード)→ ③未来(貢献)」の3段構成です。
書き方に迷ったら、いきなり文章にせず次の順でメモを作ることをおすすめします。
- 強みを1語で決める(例:継続力/傾聴力)
- 強みが出た場面を1つ選び、行動を具体化する
- 志望職種の業務1つに結びつけて「活かし方」を1文で締める
ここからは、自己PRの骨組みとなる「3段構成」と、実際に書き上げるための「作成手順」をさらに詳しく解説します。
1.自己PRの書き方の基本:3段構成のテンプレート
自己PRは、以下の3つのブロックを順番に積み上げるだけで完成します。この順番を崩さないことが、読みやすいESへの第一歩です。
【1段目】結論:私の強みは〇〇です
- 役割: 読み手(採用担当者)に「何の話をするか」を最初に宣言します。
- ポイント: 「私の強みは粘り強さです」といったシンプルな一文でOK。余裕があれば「泥臭く食らいつく粘り強さ」のようにキャッチフレーズ化するとより印象に残ります。
【2段目】根拠:それは学生時代の〇〇の経験で発揮されました
- 役割: 1段目の強みが「本当であること」を証明します。
- ポイント: ここが全体の7〜8割を占めます。「どんな課題があり(Situation)」「どう考え行動し(Action)」「どんな結果になったか(Result)」を書きます。特に「行動(Action)」の部分を詳しく書くことで、あなたの人柄が伝わります。
【3段目】未来:この強みを活かし、御社の〇〇業務で貢献します
- 役割: 過去の自慢話で終わらせず、企業にとってのメリット(再現性)を提示します。
- ポイント: 志望企業の業務内容と絡めて、「入社後もその強みが役立つ」ことをアピールして締めくくります。
2.ゼロから書ける「自己PR作成の3つの手順」
構成を理解したら、次は中身を作っていきましょう。いきなり文章を書くのではなく、以下の手順で要素を書き出すのがコツです。
【手順①】自分の「強み」をキーワードで洗い出す
まずは「継続力」「傾聴力」「行動力」など、自分が自信を持てるキーワードをいくつか書き出します。
▼ ポイント💡
採用担当が自己PRで見ているポイントについても確認しておきましょう!主に次の3つです。
- 一言で強みが伝わるか(抽象語だけで終わっていないか)
- 行動に再現性があるか(どんな工夫を、どの状況で、どの頻度でやったか)
- 配属後に活きるイメージが持てるか(職種の業務とつながっているか)
この3点がそろうと、「すごい話」よりも「一緒に働くイメージ」が伝わり、評価されやすくなります。
≫ 【関連記事】強みのキーワードを見つけるには?自己PRできるエピソードがないときのネタ探しの方法
【手順②】キーワードを裏付ける「エピソード」を探す
手順①で出した長所が発揮された場面(アルバイト、サークル、研究など)を思い出します。
▼ ポイント💡
「すごい成果が出た話」よりも、「自分が一番苦労して工夫した話」を選びましょう。その方が「2段目(根拠)」の中身が濃くなります。
【手順③】志望企業での「活かし方」を考える
その強みは、志望する企業の仕事でどう役立ちそうかを考えます。
例)
強みが「傾聴力」で、志望先が「営業職」なら → 「顧客の潜在的な悩みを引き出すことに活かせる」と変換します。
まとめ
ここまでの手順に沿って準備すれば、文章が苦手な方でも論理的で説得力のある自己PRが必ず書けます。
▼ ポイント💡
- まずは「3段構成の型」を用意する
「①結論(強み)→ ②根拠(エピソード)→ ③未来(貢献)」の型に沿って、埋めていきましょう。 - 「手順」通りに材料を集める
いきなり文章を書こうとせず、「強みのキーワード選定」→「エピソードの深掘り」→「企業での活かし方」の順で、まずは箇条書きのメモを作ることが近道です。 - 「再現性」が伝わればOK
採用担当者が見ているのは、「すごい過去」よりも「入社後にどう活躍してくれそうか(再現性)」です。
まずは手順に沿って小さなメモを作ることから始めて、自信を持って提出できるエントリーシートを完成させましょう!

