【質問】自己PR が何もなく、書けません。どうすればいいですか?

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【質問】

自己PRって言われても、『誰にも負けない強み』なんて一つもないんです。 コミュニケーション能力とか主体性とかよく聞きますけど、自分はサークルのリーダーでもないし、人を引っ張っていくタイプでもなくて……。 協調性とか真面目さくらいしか思いつかないんですけど、こんなありきたりなことを書いても、他の就活生に埋もれてしまいますか?

【回答】自己PR=「他人より優れた能力」ではなく「入社後にあなたが活躍するイメージの根拠」

自己PRがないと悩んでしまう人の【3つのタイプ】

この悩みに直面する場合、経験や能力の有無よりも「素材・言語化・比較」のどこかで作成に苦戦してしまうケースが多いです。

【タイプ1】材料不足=経験や出来事を整理できていない

【タイプ1】の人によくある悩み

・「アピールできる経験がない」「リーダー経験も表彰もない」
・書けるのが“性格”だけ(協調性、真面目、優しい…)で、出来事が出てこない
・そもそもESに書ける“場面”が思い浮かばない
・バイト/授業/研究/サークル/趣味のどれかを聞かれても、具体エピソードが1つも出ない
・「いつ・どこで・誰と」が言えない
・“困ったこと/工夫したこと”が出てこない

材料集めのポイント

材料は「成果」だけを見るのではなく、「場面×行動」で集めることを意識しましょう。
まずは自分自身に下記の質問をしてみてエピソード候補を5つ程度考えてみましょう。

🔶自己PRの素材を見つける質問10問

・最近3ヶ月で「面倒だけどやりきった」ことは?
・人から「助かった」と言われたのはいつ?何をした?
・意見が違う人と話した経験は?どう折り合いをつけた?
・ミス/トラブルが起きた時、どう対応した?
・継続していること(週○回、○ヶ月)と、続けられた理由は?
・目立たないけど任されがちな役割は?(記録係、調整、準備、連絡)
・「自分ルール」で工夫していることは?(チェックリスト、早め提出)
・一度断られた/失敗した後に、どう改善した?
・周囲の動きが悪い時に、どう働きかけた?
・“普通”のことを、なぜそのレベルで守れている?

上記の質問をした時に「強み」ではなく、 “使える場面”がイメージできるようになると良いです(例:バイトのシフト調整/研究の進捗管理)

タイプ2 言語化不足=素材はあるのに、強みの形にできない

【タイプ2】の人によくある悩み

・エピソードはあるが「これって強み?」と自信が持てない
・文章が抽象語だらけになる(例:「主体性を発揮しました」「協調性があります」)
・“何をしたか”が説明できず、感想や気持ちで終わる
・出来事は話せるが、強みの一文が作れない
・人に話すと「で、何がすごいの?」と言われる
・工夫・判断・手順が言えない(結果だけ or 苦労話だけ)

言語化のポイント

抽象的な表現をどう「あなたらしさ」がでる表現に変えていくかが重要です。
例えば「私の強みは、(状況)(目的)を達成するために、(具体行動)(継続/工夫)できることです。」

🔶抽象語を具体化する例

抽象的な強み言い換え例
協調性事前調整 / 合意形成 / 傾聴して要約 / 役割分担 / 情報共有
真面目  期限厳守 / 品質担保 / ルール遵守 / 継続改善 / 記録・振り返り
主体性自分から提案 / 先回り確認 / 自走して進捗管理
コミュ力相手別に説明を変える / 相談を引き出す質問 / 期待値調整
責任感任務の完了基準を定義 / 途中経過を定期報告 / 期限から逆算して手当て
継続力習慣化の仕組み化 / 実施ログを残す / 週次で振り返り改善
粘り強さ代替案を複数用意 / 詰まりの原因分解 / 小さく試して修正を回す
向上心 フィードバックを取りに行く / 改善点を具体化 / 次回の打ち手に落とす
学習意欲必要知識を洗い出し / 学習計画を立てる / 学びをアウトプットする
吸収力指摘をメモ化 / 要点を要約して再現 / 次回から行動に反映
素直さ指摘を即受け止める / 事実と解釈を分けて聞く / 改善を宣言して実行
誠実さ不確実点を明確にする / 約束した期限を守る / ミスを隠さず早期共有
計画性逆算スケジュール作成 / タスク分解 / リスクを織り込んだバッファ設定
実行力今日やることに落とす / 期限と担当を明確化 / 着手を早める
行動力まず小さく試す / 必要情報を取りに行く / 決めたら即着手
目標達成力 数値目標を置く / 進捗を見える化 / 打ち手を検証して修正
自走力不明点を自分で調査 / 仮説を置いて進める / 必要時だけ相談する
課題解決力現状と理想のギャップ整理 / 原因を分解 / 打ち手を優先順位づけ
リーダーシップ目的共有 / 意思決定 / 役割と期限を割り振る

平凡に感じてしまう強みを個性が出せる言い方にブラッシュアップすることも可能!下記の記事をチェック!

新卒面接での長所と短所の例文&言い換え集

タイプ3 比較して萎縮=他人と比べて“価値がない”と思い込んでしまう

【タイプ3】の人によくある悩み

・友人のガクチカやSNSの就活状況を見て、何を書いても弱く感じる
・「全国大会」「起業」みたいな強烈なエピソードがないとダメだと思う
・自己PRは“相対評価(誰にも負けない)”でないと意味がないと思ってしまう
・エピソードはあるが「地味だから不利」と判断して捨ててしまう
・“自分の強み”ではなく“他人の実績”ばかり気になる

自己PRを比較しない考え方(他人ではなく採用担当者目線で考える)

採用側が見ているのは「派手さ」より 再現性・伸びしろ・周囲への影響であることを認識して、比較の軸を「実績の大きさ」から、次の3つに切り替えて考えてみましょう。

🔶採用担当者目線の“比較しない評価軸”で自己PRを考える

  • 再現性:同じ状況ならまたできる?(仕組み・工夫があるか)
  • 伸び方:失敗→改善のプロセスがあるか
  • 周囲への影響:自分以外に良い変化を出したか(社内、お客様、後輩)

「派手じゃない」ではなく “この会社で再現できる” を自分の言葉で説明できることが重要です。

自己PRの詳しい書き方解説や例文をチェック!

▶就活でPRポイントがないと焦らなくて大丈夫!自己PRポイント探し方ガイド
▶面接官の心をつかむ!課題解決力×論理的思考力で差をつける自己PR術

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