「もっと知りたい!」を引き出す。面接の自己紹介の時間別/フェーズ別で好印象を与える自己紹介の例文

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重要な自己紹介のポイント

短時間で自分の魅力を伝える重要なチャンス

最高の型は「自分の言葉」で

目的は「完璧に話すこと」ではなく「もっと知りたい」と思ってもらうこと。

記事では、上記ポイントを押さえられるようにコツをご紹介します!

自分の魅力を伝えられる必須自己紹介ポイント

  1. 笑顔でハキハキ話す
  2. 基本情報を入れる(学校・学部・名前)
  3. 挨拶をする「本日はよろしくお願いいたします。」
  4. ダラダラと話さない

自己PRは具体的な内容で自身をアピールしますが、自己紹介は“はじめのあいさつ”になります。
必要な情報をわかりやすく伝えることが重要なポイントです。また、初対面で好印象を残すためにハキハキ話すことや笑顔があるとより良い自己紹介になります。

面接フェーズ別 目的の比較&抑えておくべきポイント

面接フェーズごとで採用担当者も変わりますが、自己紹介で抑えるべきポイントも変わっていきます。

面接フェーズ採用側の
主な目的
自己紹介の役割最重要ポイント伝えられると良い印象
集団面接個別面接に向けた候補者の絞り込み比較される中での簡潔な差別化簡潔さと時間厳守要領が良く、賢い
個人面接人柄・経験の深堀深掘りを誘う予告編アピールしたい経験の提示もっと話を聞きたいと思わせる
最終面接入社意思と覚悟の確認熱意と覚悟を示す所信表明入社への熱量や企業理念への共感覚悟があり、将来が楽しみ

すぐに使える自己紹介 パターン別例文とポイント

30秒の自己紹介 例文

「本日はお時間をいただきありがとうございます。私は田中太郎と申します。○○大学の□□学部に所属しています。カフェでのアルバイトを4年継続し、得意なデザイン力を活かしメニュー看板に注力し売り上げに貢献しています。常に課題意識をもち改善できないか考え行動できるところが強みだと自負しております。面接ではその強みがお伝えできるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。」

ポイント 必要事項&差別化要素×意気込みで印象付け

  • 必要最低限の肩書 ⇒ 氏名・大学・学部名
  • 端的に差別化できる要素 ⇒ アルバイトの継続年数・強みを活かせたこと
  • 準備万端でやる気をアピール ⇒ 面接で何を伝えたいのかゴールを提示

1分間自己紹介 例文

「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。私は〇〇大学〇〇部に所属しております、田中太郎と申します。大学では主に経済学を専攻し、その中でも特に国際経済に興味を持ち、さまざまな研究を行ってきました。具体的には、○○のテーマで卒業論文を書き、それが評価され、学内外のシンポジウムで発表する機会をいただきました。この経験を通じて、自分の考えを整理し、他者に伝えるスキルを磨くことができました。

また、アルバイト経験として、飲食店での接客を3年間続けました。この経験から、顧客対応のスキルやチームワークの重要性を学び、どのような状況でも冷静に対応できる力を身につけました。さらに、海外留学も経験し、異文化理解やコミュニケーション能力の向上に努めました。

面接では、強みの行動力を活かして得られた経験やスキルをお伝えできればと思っております。緊張はしておりますが、明るくポジティブな性格が伝わるようにお話できるように頑張ります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

ポイント 限られた時間で伝えるポイントを絞りつつ、アピールポイントをちりばめる

  • 基本情報と主な取り組み&成果をセットで伝える
  • 強みやスキルを少しだけ伝える
  • 自分の性格について触れる

1分間という時間の中で、面接で話したい情報を少し出すことで採用担当者の興味を持ってもらえるポイントを増やしておくことが重要です。よく面接後に、このことが話したかったが伝える場面がなかったということがありますが、自己紹介で伝えることで採用担当者の質問を促すことも可能となっていきます。

「1分間で話す」ということを意識しましょう!

あまりにも短すぎ、長くなりすぎてしまうということにならないように事前に用意したものがある場合は口に出して練習することで事前にどのくらいで話せるのかを確認しておくと安心です。

3分間自己紹介 例文

「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。私は〇〇大学〇〇部に所属しております、田中太郎と申します。中学生の時に株や仮想通貨の運用をやってみたことから経済学に興味を持ちました。現在は国の経済メカニズムに注目し貧困や格差といった社会問題につながらないような最適な社会システムについて研究しております。

このように私はのめりこむと熱中する探求心が強いタイプです。経済の動きから購買活動に興味を持ち、マーケティング企業に長期インターンとして参加しました。SNS運用のプロジェクトにアサインさせていただき、市場調査やターゲット層のインサイトを分析することに注力し、プロジェクト発足後SNS総フォロワー数を3000人増やすことに貢献できました。

他にも学内では初心者でダンスサークルに所属しており、探求心を活かし主に裏方として参加しております。流行りのダンスやミュージックビデオの振付やフォーメンションを研究しプログラム全体の構成に注力しております。

御社のユーザー目線のシステム設計はユーザーの満足度だけではなく、〇〇の点から社会課題改善のために貢献されており、さらには〇〇から収益性も高く経済活動に大きく貢献しているものだと感じました。自身の強みである「探求心」から[志望領域+成し遂げたい具体的な貢献アイデア]を実現したいと思っております。

面接では、粘り強くだが効率的な探求心が自身の強みについてアピールしたいと思っております。緊張はしておりますが、明るくポジティブな性格が伝わるようにお話できるように頑張りますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

ポイント 最もアピールしたいエピソードの予告&書類では書けなかった補足エピソードで引き出しの多さをアピール!

  • 最も伝えたいアピールポイントの頭出し ⇒ 一番深堀してほしい部分を伝えそびれないように
  • 補足エピソードを入れるのもあり ⇒ 引き出しの多さで魅力がさらに伝わる
  • 入社への熱意を入れると◎ ⇒ 企業分析をしていることが伝わると◎

緊張しやすい人用 例文

「本日はお時間をいただきありがとうございます。私は田中太郎と申します。東京都出身で、○○大学の□□学部に所属しています。大学では主に〇〇の勉強をしており、卒業論文では〇〇をテーマに作成しています。ダンスサークルに所属しており、週2程度で活動に参加しています。初心者で入部したのでぎこちないですが、メンバーと楽しく踊ることをモットーに取り組んでおります。本日は大変緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。」

ポイント 要点をわかりやすく入れて、混乱防止&緊張していることを先だし

  • 基本情報を冒頭に
  • 主にどんな勉強をしているのかを簡単に説明
  • サークルやアルバイトなどの情報を入れる
  • 自分で意識しているポイントや努力している点を入れて差別化

緊張しやすい方は基本情報はマストで伝えられるようなものがおすすめです。
頭が真っ白になってしまった場合でも“あいさつ”だけはしっかりしましょう!

短いけど、差別化につなげらる要素

アルバイト ⇒継続している期間・やりがいに感じること・成長できた点
サークル ⇒きっかけ・目標・成果
座右の銘や尊敬している人などはアイスブレイクに繋がるきっかけに!

内容が指定された際の自己紹介のポイント

「自己紹介にあなたの長所・短所を織り交ぜてください」パターン

構成

  1. あいさつ+所属+氏名
  2. 学校で主に学んでいることやアルバイトなど
  3. 長所(エピソード)&短所+改善策
  4. まとめ
  5. あいさつ

人柄や特徴をアピールするためにも、1と2の情報は簡単にお伝えするとベストです。

内容を盛り込みすぎて時間が長くならないように注意しましょう!

自己紹介を行う際の注意点

  • 下を向いている・小さなこと声で話す
    • 暗く、自信がない様に見れてしまう
  • 1分を超えて話続けてしまう
    • 基本的に1分程度で話をまとめると◎
  • あいさつがない
    • 初対面の人と話すときの基本的なマナーを守る
  • 関係ない話を広げてしまう
    • ゲームの〇〇が好き。好きな食べ物など人柄が伝わりにくい内容は控える

第一印象ってとても大事ですよね!テキストで面接準備をする方も多いですが、話すスピードやトーン、表情など客観的な視点で評価される場面では話している内容以外でも印象は伝わります。ぜひ、キャリアアドバイザーと模擬面接練習でより良さが伝わる自己紹介にしてみませんか?