就活エージェントの面談前に必読!面談の目的から具体的な聞かれることまでを徹底解説

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就活エージェントとの面談は、「そもそも何のためにやるの?」「初対面で何を話せばいいんだろう?」「準備は必要?」と、わからないことが多く、少し緊張や不安に思うこともあるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するために、面談目的や面談で聞かれることの例、事前に考えておくと会話がスムーズになるポイント、当日の流れをお伝えします。事前に面談の情報を知ることで、リラックスして就活エージェントとの面談に臨めるようになれば幸いです。
※一般的なキャリアアドバイザーとの面談の例をお伝えしています。全ての就活エージェントに当てはまるわけであはありません。

そもそも新卒の就活エージェントとは?

新卒の就活エージェントは、キャリアアドバイザーが面談で伺った情報を基に就活のサポートを行う新卒学生専門のサービスです。具体的には、就活相談も兼ねた面談や自己分析や書類添削などエントリー前の準備、面接練習や企業分析といった選考対策をサポートします。さらに、企業との日程調整や選考のフィードバックの回収、内定/内々定後のサポートも行います。

なぜを就活エージェントは最初に面談をするの?

就活エージェントとの面談は、企業の選考面接とは目的が全く異なります。選考のように学生を評価し、合否を決める場ではありません。
では、なぜ最初に面談を行うのでしょうか?

それは、学生とキャリアアドバイザーが「相互理解」を深め、学生にとって納得のいく就活が行えるためのサポートを実現するために必要な時間だからです。
具体的には、2つの大きな目的があります。

① 学生の可能性を最大限に引き出すため(キャリアアドバイザー視点)
面談を通してキャリアアドバイザーは学生を深く知りたい・理解したいと考えて下記のような質問をします。

  • どんな価値観を大切にしているのか
  • 将来、どんな自分になっていたいか
  • どんな働き方に興味があるか

学業やアルバイト、課外活動などについて質問するのは、学生を様々な角度(経験)から理解し、学生自身もまだ気づいていない強みや適性、キャリアの可能性を見つけ出すためです。
面談を通して就活の「軸」を明確にし

② 学生が、就活を一緒に進める上で信頼できる「キャリアアドバイザーか」を見極めるため(学生視点)

一方で学生にとっても面談は就活エージェントのサポート内容や対応が自分に合っているかを見極める重要な機会です。

面談を通じて次のポイントを確認することをおすすめします。

  • 担当アドバイザーの人柄や話しやすい雰囲気か、信頼感を持てるか
  • 提案してくれる業界や職種が、自分の興味・希望と合っているか
  • サポート内容や進め方(面接対策、企業選定の方針、連絡頻度/手段など)が自分に合っているか

面談で「この人なら本音を話せる」「自分の軸を理解してくれそう」と感じられれば、問題はありませんが、逆に違和感があれば、遠慮なく率直に質問したり担当変更を申し出ることも可能です。

面談に参加する事前準備について

キャリアアドバイザーとの面談を実施する前の事前準備は基本的に不要です。GooglemeetやZoomを用いて面談を行うため、カメラ付きのPCかスマートフォンから接続できるように確認をしておきましょう。また、周囲に人がいる場所で面談に参加の場合はマイク付きイヤホンがおすすめです。相手の言葉も聞き取りやすく、スムーズに面談を進めることができます。

また、話す内容は特にまとまっていない状態でも問題ありません。将来や就活についての疑問や不安、求めるものがうまく言語化できていなくても、面談の中で徐々に言語化していくことができます。まずは気負いせず、リラックスすることが重要です。

面談で聞かれることと質問の意図

面談では、学校で学んでいることについて質問されるのはもちろん、アルバイト経験や好きなこと、苦手なことなど、人柄を理解するための質問も含まれます。さらに、将来的に思い描いているキャリアや就活の軸に関する質問もあります。

ここでは、主な質問内容を「なぜそれを聞くのか」という理由とあわせてご紹介します。

1.「今」と「未来」について(就活の状況とキャリアプラン)

まずは、学生の就活の「現在地」と、目指す「方向」を理解するための質問です。


「現在の就活の進み具合はどうですか?」

質問の意図: すでに選考に進んでいる企業や、応募した業界などを把握することで、今後の就活サポート内容を具体的にするためです。

「どんな働き方や環境に興味がありますか?」

質問の意図: 「チームで協力しながら進めたい」「個人の裁量が大きい環境がいい」「プライベートも大切にしたい」など、理想の働き方を知ることで、企業文化とのミスマッチを防ぎます。

「将来、どんな自分になっていたいですか?」

質問の意図: 「専門性を極めたい」「マネジメントに挑戦したい」「様々な職種の経験がしたい」といった将来像を伺うことで、目先の就職だけでなく、5年後、10年後を見据えたキャリアプランをキャリアアドバイザーは考えることができます。

2.「あなた自身」について(価値観や人柄)

次に、学生の個性や価値観(内面)を理解するための質問です。価値観の「軸」をキャリアアドバイザーが知ることで、学生に合うフィットする企業が見えてきます。


「どんな時にやりがいや楽しさを感じますか?」

質問の意図: 学生が仕事に求める「やりがい」の根源を探ります。「誰かに感謝された時」「難しい課題を乗り越えた時」など、モチベーションの源を知ることは、職種や企業選びの重要なポイントです。

「これまでの経験で、一番頑張ったことは何ですか?」

質問の意図: 部活動、サークル、アルバイト、学業など、何かに打ち込んだ経験を通して、強みや物事への取り組み方を知ることができ、キャリアアドバイザーが自己PRの作成のアドバイスをする際の貴重な材料にもなります。

「周りの人からどんな人だと言われることが多いですか?」

質問の意図: 自分では気づいていない客観的な長所や魅力を発見するためです。第三者からの視点を知ることで、アピールできるポイントが新たに見つかることがよくあります。

3.「得意」と「興味」について(スキルや関心事)

最後に、経験や学びを、どのように仕事に繋げていけるかを探るための質問です。


「学生時代に学んだことで、特に面白いと感じたのはどんなことですか?」

質問の意図: キャリアアドバイザーが知的好奇心をそそられる分野を知ることで、興味を持って取り組める業界や職種をイメージします。「好き」や「面白い」という気持ちは、仕事を続ける上で大きな力になるためこういった質問もあります。

「自分のこのスキルは仕事で活かせそう、と思うものはありますか?」

質問の意図: 語学力、プログラミングスキル、コミュニケーション能力など、得意とすることを具体的に把握し、それを求めている企業を紹介する際のヒントになります。

「現時点で、興味のある業界や職種はありますか?」

質問の意図: 具体的に業界や職種があれば求人の紹介の際に参考にしたり、興味のポイントが把握できれば、類似したまだ知らない業界/職種をキャリアアドバイザーが紹介することもあります。

まとめ:面談は学生ための時間

就活エージェントとの面談のイメージは湧きましたか?

面談は「評価される場」ではなく、「相互理解の場」です。この記事でお伝えした目的や質問の意図を少しでも知っておくことで、面談への不安が解消されれば幸いです。