就活しない息子や娘にできることは?心配でも避けたい行動も紹介

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就活しない息子や娘にできることは?

就活を始める気配がない息子や娘を見て、「どうするつもりなの?」と心配していませんか。

声をかければ「わかっている!」と反発され、何も言わなければ部屋に閉じこもったまま…。どう接するのが正解なのかわからず、戸惑いを感じている親御さまもいらっしゃいます。

そこでこの記事では、就活生の支援に携わる「マイナビ新卒紹介」が、就活しないお子さまの心理的背景と、親御さまができる適切な見守り方について解説します。

そして、就活の進め方に迷う場合は、就活エージェントである「マイナビ新卒紹介」のキャリアアドバイザーと面談することも検討してみてください。

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この記事で分かること(目次)

  1. なぜ就活しない?息子・娘の複雑な心理
  2. 親世代とは違う?令和の就活を取り巻く環境の変化
  3. 就活しない息子・娘に対して親がやりがちな行動
  4. 就活しない息子・娘を動かすために親ができる見守り方
  5. 【タイプ別】お子さまの性格に合わせた声かけ・接し方
  6. 就活しない息子・娘さまに「マイナビ新卒紹介」をご提案ください

なぜ就活しない?息子・娘の複雑な心理

親御さまから見ると「やる気がない」「怠けている」ように見えるかもしれませんが、その裏側には複雑な心理や葛藤が隠れていることがあります。

単に動かないのではなく、動けない理由があるのかもしれません。まずはお子さまがどの状況にあるのか、その胸の内を想像してみましょう。

やりたい仕事が見つからない・わからない

「どのような仕事に就きたいのか」や「自分に何ができるのか」が定まっておらず、就活するためのモチベーションが上がらない状態です。

今の自分に自信が持てず、自己分析が十分でないと感じており、やりたい仕事がまだ見つかっていない場合もあります。

社会に出ることへのイメージが湧かず、漠然とした不安の中で立ち止まってしまっているのです。

こういった場合、自己分析の取っかかりとして「お願い!他己分析」や「適性診断MATCHplus」を使ってみるのも一つの方法です。

適性診断MATCH plus

関連記事:自己分析のやり方がわからない就活生必見!手法と進め方を完全解説

不採用通知への恐怖がある

完璧主義や真面目なお子さまに多いのが、「不採用=人格否定」と捉えてしまい、傷つくことを恐れて最初の一歩が踏み出せないケースです。

選考に落ちることは、誰にとってもつらい経験ですが、それを「自分は社会から必要とされていない」という強烈なメッセージとして受け取ってしまうのです。

落ちるのが怖くて動けないという心理が働き、エントリーすら躊躇してしまうことがあります。失敗を極端に恐れるあまり、何も始めないことで自分を守ろうとしているのかもしれません。

ここで、マイナビの調査「『ネタバレ消費』 『失敗したくない』…Z世代の傾向を『ネガティブ・ケイパビリティ』を通して見る」のデータを見てみましょう。

「何かに失敗することに強い抵抗を感じる」に対して「あてはまる(非常にあてはまる+まああてはまる)」と回答した割合は、20代前半・後半ともに4割前後でした。

さらに、「非常にあてはまる」という回答は20代前半では15.8%と、50代後半と比較して約3倍以上となりました。

Z世代は失敗を恐れる傾向があると言われています。特に正解のない就活では、戸惑いや不安を感じやすいかもしれません。

学業・部活動・サークル・アルバイトが忙しい

学業や部活動、サークル、アルバイトに没頭しており、時間的にも精神的にも就活へ割くリソースがないケースです。

理系で研究に追われていたり、体育会系の部活で大会前だったりと、物理的に時間が取れないことも少なくありません。

一方で、中には就活という現実から目を背けるために、あえて他の活動を忙しくしている場合もあるかもしれません。

「忙しいからできない」という理由を作ることで、就活に向き合うプレッシャーを回避している可能性も考えられます。

就職以外の選択肢(進学・公務員・フリーランス)への迷いがある

「民間就職だけが正解ではない」という思いがあり、大学院進学や公務員試験、あるいはフリーランスなど、別の道を模索している可能性があります。

近年は働き方も多様化しており、必ずしも新卒で企業に入ることだけがゴールではないという価値観も広まっています。

ただ、その考えがまだ固まりきっていなかったり、親御さまに反対されると思い、言い出せていないだけかもしれません。

実は別の道を考えている本音を言えずに、表面上は就活をしていないように見えているだけの可能性もあります。

親に反発してモチベーションを下げている

「就活はまだ?」「あそこの会社はどう?」といった親御さまの言葉がプレッシャーとなり、あまのじゃくな心理で反発しているケースです。

お子さま自身も「やらなければいけない」と頭では分かっているのですが、親から言われることでやる気を削がれてしまっている可能性があります。

自分のタイミングで動きたいのに、先回りされることで意欲を失ってしまうことがあります。親御さまの声かけが頻繁にあるほど、就活をしたくない反抗心が芽生えてしまうこともあるのです。

息子や娘が就活うつになっている

息子や娘に、気分の落ち込みが続く、寝つけない、起きられない、食欲が極端に変わる、会話が難しくなるなど、就活以前と比べて心身の不調が強く出ている場合は注意が必要です。

就活のストレスや将来への不安が重なり、いわゆる「就活うつ」のような状態になっている可能性もあるかもしれません。

このような兆候が見られる場合は、無理に就活を進めようとせず、まずは休息や相談先の確保を優先することが重要です。

心身の健康を取り戻すことが、結果的に就活への復帰を早める可能性もあります。

親世代とは違う?令和の就活を取り巻く環境の変化

親世代とは違う?令和の就活を取り巻く環境の変化

「私たちの頃は、それほど就活は難しくなかった」「とりあえずどこかには入れるだろう」と思われる方もいるかもしれませんが、現代の就活環境は大きく変化しています。

親御さまが経験された時代の常識が、今では通用しないことも少なくありません。親御さまの就活の常識とお子さまの現状にはズレがある可能性を理解しておきましょう。

【社会背景】「なんとかなる」が通じない採用状況とSNSによる焦燥感

親御さまの世代、特にバブル期前後の就活は売り手市場であり、縁故採用があったり、就職情報誌が山のように届いたりと、企業側からのアプローチも多い時代でした。

しかし、現代のお子さまを取り巻く環境は厳しさを増しています。採用数を大幅に絞る企業や、企業説明会の予約枠が数分で埋まってしまうこともあります。

さらに追い打ちをかけるのが、SNSの存在です。親世代とは異なり、スマートフォンの画面越しに他人の内定/内々定報告が可視化されるため、「自分だけが決まっていない」という過度な劣等感や焦燥感を抱きやすい環境にあります。

精神的に追い詰められた結果、自信を喪失して就活に前向きになれず、動きが止まってしまうケースも少なくありません。

そのため、かつての成功体験や「そのうち決まる」という感覚は一度脇に置く必要があります。

【価値観】「終身雇用・滅私奉公」から「ワークライフバランス・自分らしさ」へ

仕事に対する価値観のズレも、対話が平行線になる大きな要因です。

親世代は「1つの会社に勤め上げてキャリアアップするのが当たり前」や「長時間労働や休日出勤も辞さない」といった、終身雇用を前提とした働き方が主流でした。

一方、働き方改革や女性活躍が進む現代のお子さまにとって、転職は決してネガティブなものではありません。むしろ「定時で帰れるか」や「転勤がないか」など、仕事と私生活の両立(ワークライフバランス)を重視する傾向にあります。

お子さまがガツガツしていないように見えるのは、意欲がないからではなく、豊かな人生の定義そのものが親世代とは異なっているからかもしれません。

【親離れと子離れ】「自立」とみなすタイミングの認識ズレ

就活の時期に親子喧嘩が増える背景には、お互いが考える「自立」のタイミングにズレがあることも影響しています。

多くの親御さまは「就職して社会人になるまでは子育ての範疇(親の責任)」と考え、最後まで手厚くサポートしようとします。

しかし、お子さまの多くは「大学(院)進学を機に、精神的には親から自立している」という認識を持っています。

つまり、親御さまにとっては「最後の子育て」である就活支援が、自立心を強めているお子さまにとっては「過干渉な親の介入」と受け取られてしまうこともあるのです。

この意識のギャップこそが、「放っておいてほしい」というお子さまと「心配だから言っているのに」という親御さまの衝突の根源にあることを理解しておきましょう。

かつてのような一斉スタート・一斉ゴールの就活とは異なり、現在はインターンシップ&キャリアを含め大学3年生(あるいはそれ以前)から就職に向けた活動の準備を始めている学生もいます。

長期間にわたり緊張状態が続くため、就活疲れにつながることもある環境です。

就活しない息子・娘に対して親がやりがちな行動

お子さまを心配するあまり、良かれと思ってやったことが逆効果になり、親子の溝を深めてしまうことがあります。

以下のような行動は、お子さまの自尊心を傷つけ、就活への意欲をさらに削ぐ可能性があるため注意が必要です。

兄弟や親戚、知人の子どもと比較する

「〇〇さんの息子さんは内々定が出たらしい」「お兄ちゃんはもっと早く決まったのに」といった比較は、お子さまを追い詰める言葉になりかねません。

本人も周囲の状況はSNSなどで痛いほど把握しており、一番気にしているのはお子さま自身です。

人と比べられることで自信を失い、「自分はダメな人間だ」や「どうせ自分なんて」と殻に閉じこもってしまうこともあります。

比較対象を出して発破をかけたつもりが、逆効果になってしまうことも少なくありません。

親の価値観や成功体験を押し付ける

「とりあえず正社員になって」や「名前の知れた会社に入って」など、親の希望を一方的に押し付けることは避けましょう。

また、「お父さんの時代はもっと厳しかった」「とにかく足で稼げ」といった過去の成功体験も、今の就活スタイルにはそぐわないことが多いです。

お子さまの人生の主役はお子さま自身です。親の安心のために就活を強要されていると感じると、「自分の人生なのに…」という反発心が生まれることもあります。

過干渉してしまう

応募書類の添削を勝手に行う、面接の日程を管理する、ひいては企業へ問い合わせをするといった行動は、親が主導権を握りすぎている状態です。

これではお子さまの主体性が育ちにくいだけでなく、もし就活がうまくいかなかったときに「親の言った通りにしたのに落ちた」と親のせいにしてしまうきっかけを作る可能性もあります。

就活は社会に出るための自立の第一歩です。失敗も含めて本人が経験すべきプロセスであることを忘れないようにしましょう。

完全な無関心でいる

干渉しすぎもよくありませんが、「もう大人だから勝手にしなさい」と突き放し、まったく関心を示さないのも不安を与えます。

特に自信を失っているお子さまにとって、家庭での孤立感は精神的に大きな負担となります。

「いつでも味方でいる」や「困ったときは相談に乗る」という姿勢は見せながら、過度には踏み込まないバランスが重要です。

見守られている安心感があると、社会へ一歩踏み出す勇気が湧いてくることもあります。

就活しない息子・娘を動かすために親ができる見守り方

就活しない息子・娘を動かすために親ができる見守り方

それでは、具体的に親御さまはどう接すればよいのでしょうか。

大切なのは、先導することではなく、お子さまが走り出したときに転ばないよう環境を整え、支える準備をしておくことです。

まずは否定せず話を聞くことに徹する

アドバイスや説教をしたくなる気持ちを抑え、まずはお子さまの言い分や不安に耳を傾けてください。

「就活したくない」という言葉の裏には、「怖い」や「分からない」といった本音が隠れているかもしれません。

「今はそういう時期なんだね」「それは大変だね」と共感し、否定せずに受け止めることで、お子さまは「親は自分を理解しようとしてくれている」と感じます。

家庭を就活のプレッシャーから解放される安心できる場所にしてあげることが、結果的に活力の回復につながることがあります。

金銭的なサポートをさりげなく行う

スーツ代や交通費、宿泊費、選考の合間の時間調整のためのカフェ代など、就活にはお金がかかります。

「就活の費用は援助するから、必要なときは言ってね」と伝えることは、口出しせずに応援する意思表示になります。

実利的なサポートは、精神的なプレッシャーを与えずに親の愛情を伝える有効な手段です。「頑張れ」と言う代わりに、そっと交通費を渡してあげるだけでも十分なエールになります。

「課題の分離」を意識する

アドラー心理学の考え方ですが、「どこの企業に入社するか(結果)」はお子さまの課題であり、親がコントロールできるものではありません。

お子さまの苦しみを自分のことのように感じてしまうのは親心ですが、過度な同調は親自身のメンタルを追い詰めてしまいます。

就活の結果はお子さま自身の課題であり、親ができるのは見守る・応援する(環境作り)までと割り切りましょう。

親御さまがどっしりと構え、過度な責任や不安を背負い込まないことが、お子さまにとっての焦らなくていい安心感にもつながります。

「もし新卒で決まらなくても人生が終わるわけじゃない」や「あなたが元気でいてくれることが一番大事だよ」というメッセージを伝えてください。

親御さまが「失敗しても大丈夫」と腹を括ることで、お子さまの過度な緊張が解け、動き出せることもあります。

第三者(就活エージェント・キャリアセンター)の活用を勧める

親子間では感情的になりがちな話も、第三者(就活エージェントのキャリアアドバイザーや学校のキャリアセンター担当者など)であれば冷静に話せるものです。

「就活エージェントのキャリアアドバイザーと面談だけでもしてみたら?無料らしいよ」と紹介するのも一つの手です。

就活エージェントは、求人紹介だけではなく、自己分析のサポートや選考対策まで相談可能です。ときには、選考結果に対して企業側からフィードバックがもらえる場合もあります。

「紹介された企業は必ず受けないといけない」と思い込みがちですが、話を聞いたうえで合わないと感じたらお断りすることも可能です。

特に、就活エージェントの「マイナビ新卒紹介」は、1社ごとに企業側の担当者がいるため、その担当者を通して採用基準や選考で重視されるポイントなど、採用担当者目線の情報を把握しています。

キャリアアドバイザーとの面談のタイミングは、学生の都合に合わせやすく、学業やサークル・部活などで忙しい方にもおすすめです。

なお、キャリアアドバイザーとの面談時は服装を気にする必要はありません。

オンライン面談の場合は、服装よりも落ち着いて話せる環境(通信環境がよい場所・静かな場所)を整えるほうが大切です。

関連記事:新卒の就活エージェントとは?何をしてくれるのかについて解説

関連記事:就活エージェントの料金はいくら?無料と有料の違いなどを解説

【タイプ別】お子さまの性格に合わせた声かけ・接し方

お子さまの性格によって、響く言葉や適切な距離感は異なります。

ここでは代表的な3つのタイプ別に、効果的な接し方のヒントをご紹介します。我が子のタイプを見極め、作戦を立ててみましょう。

自分に自信がなくて落ち込みやすいタイプ

自分に自信がなくて落ち込みやすいタイプには、プレッシャーを与えないことを最優先しましょう。「まだ決まらないの?」といった言葉は禁物です。

結果ではなく、過程(自己分析したことや企業説明会に行ったことなど)を褒めてあげてください。

また、「今日は企業分析に取り組めたね」といった小さな前進をこまめに認め、自己肯定感を高める声かけが有効な場合があります。

小さな成功体験の積み重ねが、次の行動へのエネルギーになります。

マイペースで楽観的なタイプ

危機感が薄いタイプには、感情的に怒るのではなく、淡々と事実や期限を伝えるのが効果的です。

「今の時期に動かないと、エントリーできる企業が減るよ」といった情報を冷静に提示します。

ただし、親が言うと「うるさいな」と喧嘩になることもあります。

そうした場合は、就活エージェントのキャリアアドバイザーや学校のキャリアセンター担当者など、就活に関する知見がある第三者から就活のスケジュール感を伝えてもらうのがスムーズです。

キャリアアドバイザーからの客観的なアドバイスであれば、素直に聞き入れられることもあります。

関連記事:就活エージェントのおすすめは?選ぶ際の基準を徹底解説

関連記事:就活はいつから始める?27卒や28卒が何から始めるべきか紹介

こだわりが強く、完璧主義なタイプ

「理想の会社でなければ内々定をもらっても意味がない」と思い詰めている場合は、視点を広げる手助けが必要です。

「ここしかダメだ」と思い込むと、選択肢が狭まり、精神的にも追い詰められてしまいます。

特に、知名度の高い企業や大手企業ばかりにこだわっている場合は、BtoB企業という選択肢があることを伝えてみてもよいかもしれません。

BtoB企業(Business to Business)とは、法人(企業)に対してモノやサービスを提供するビジネスモデルのことです。

私たちが普段利用するお店やサービスのようなBtoC(一般消費者向け)企業とは異なり、テレビCMや広告を目にする機会が少ないため、一般的な知名度は低くなりがちです。

しかし、BtoB企業の中には、特定の部品で世界トップシェアを誇るメーカーや大手企業のシステムを裏で支えるIT企業など、高い技術力や安定した経営基盤を持つ企業が多く存在します。

あまり知名度がないという理由だけで選択肢から外してしまうのは、非常にもったいないことなのです。

このような声かけを適度に行い、少し肩の力を抜いてあげましょう。

就活しない息子・娘さまに「マイナビ新卒紹介」をご提案ください

お子さまの就活は、親御さまにとっても大きな試練です。しかし、焦りや不安をそのままお子さまにぶつけても、事態は好転しません。

親御さまができるサポートは、お子さまを信じて見守ること、そして困ったときの相談先を用意してあげることです。

もし、ご家庭内だけで解決が難しいと感じたら、私たち「マイナビ新卒紹介」にお任せください。

「マイナビ新卒紹介」は新卒学生向けの就活エージェントとして、面談から応募書類のアドバイス、面接対策、お子さまに合った企業の紹介までを完全無料で行っています。

また、企業担当者と連携しているため、企業が求める人物像や選考で見られやすいポイントなど、企業側の視点を踏まえた情報提供ができる場合があります。

親御さまからのアドバイスは照れもあり、素直に聞けないこともありますが、キャリアアドバイザーの言葉であれば耳を傾けやすくなるお子さまもいらっしゃいます。

就活の味方として、私たちをご活用いただくのも一つの方法です。まずはお子さまに「こういうサービスがあるみたいだよ」とURLを送ってあげるだけでも、大きな一歩になるかもしれません。
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