インターンシップ&キャリアのエントリーシートは、初めての選考でつまずきやすいポイントです。
ここでは、就活の進め方がまだ定まらない段階でも、企業選びの軸を整理しながら志望動機や自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を書けるように、企業が見ている評価ポイントとセットで解説します。
Web提出・メール・郵送の提出マナーからよくある質問まで整理しているので、初めてでも迷わずエントリーシートを提出できるようぜひ最後までお読みください。
この記事で分かること(目次)
- なぜ企業はインターンの選考でもエントリーシート(ES)の提出を求めるのか
- インターンのエントリーシートで特に企業は何を見ているのか
- インターンのエントリーシートを書く前に準備すること
- インターンにおけるエントリーシートの書き方【例文テンプレ付き】
- インターンのエントリーシートが通過しやすくなる書き方のコツ
- 提出前後のマナー(Web提出/メール/郵送)
- インターンのエントリーシートに関するよくある質問
- 就活・インターンシップの進め方に迷ったときは第三者に相談しよう
なぜ企業はインターン選考でもエントリーシートの提出を求めるのか
インターンシップ&キャリアは、受け入れ人数や日程に限りがあることが多く、企業側は「学生に本気度と準備量(熱意)があるか」を見極めたいことが多いです。
インターン選考にエントリーシート(ES)提出を求める目的
インターンシップ&キャリアは、学生にとっては合うかどうか確かめる場という側面もありますが、企業は参加目的が明確である学生に応募してもらいたいと考えています。
つまり、以下のポイントをしっかり確認しています。
- どの企業にも使い回せるような抽象的な内容ではないか?
- その企業の事業内容を調べた上で書かれているか?
エントリーシート(ES)の完成度は、そのまま「その企業への関心の強さ」や「情報収集の努力量」として評価されます。
そして、企業やプログラムによって異なりますが、たとえば次のような目的があると考えられます。
- 参加目的や学びたいことを把握し、プログラム内容とのミスマッチを減らす
- 当日のグループ分けや課題設計の参考にする
- 最低限の文章力や期限遵守など、参加に必要な準備力・丁寧さを確認する
- 将来の本選考につながる情報として、関心領域や価値観を把握する
つまりエントリーシートは、文章の上手さだけでなく「目的意識」や「取り組み姿勢」、「マッチ度」を見極めるための材料として使われることがあります。
インターンと本選考で見られるポイントの違い
インターンシップ&キャリアでも新卒採用における本選考でも、採用担当者は「自社の社員として活躍できそうか」を常にイメージしています。
スキルや経験の立派さ以上に、どの企業でも共通して求められる基礎的なビジネス適性が備わっているかが、合否を分ける要因の一つになることがあります。
具体的には次のような観点が見られています。
- コミュニケーション能力(対話のキャッチボール)
- 論理的思考力(話の筋道と納得感)
- 人柄や価値観のマッチ度(カルチャーフィット)
- 基礎的なマナーと取り組み姿勢
しかし、インターンシップ&キャリアと本選考で見られやすいポイントは、まったく同じとは限りません。
企業や職種によって差はありますが、インターンシップ&キャリアでは参加目的や学びたいこと、当日の取り組み姿勢(主体性・協働姿勢など)がより重視されやすい傾向があります。
一方で本選考では、「入社後にどう貢献するか」や「長期的に働くイメージが持てるか」、「職種適性」などがより問われやすい場合があります。まずは募集要項や企業が求める人物像を確認し、どこに比重があるかを掴むことが大切です。
種類の異なるインターンのエントリーシートでそれぞれ企業は何を見ているのか
インターンシップ&キャリアで実施されるプログラムの内容は、企業や職種によってさまざまですが、主な特徴から「インターンシップ」「仕事体験」「オープン・カンパニー&キャリア教育等」の3つに分けられます。
| インターンシップ | 仕事体験 | オープン・カンパニー&キャリア教育等 | |
|---|---|---|---|
| プログラムの型 | 「実践型」の就業体験 | 「実践型」、「業務体験型」、「課題突破型」などの就業体験 | 「課題突破型」 「セミナー参加型」など業界・職種研究や社員交流、会社・工場見学など |
| 概要 | 就業体験ができる 5日以上のプログラム | 就業体験ができる 短期間プログラム | 主に企業、仕事理解のためのプログラム |
| 時期 | 長期休暇期間のみ | 休日・長期休暇期間を含む | 制限なし (学業配慮を推奨) |
| 対象 | 2027年卒以上 (大学3年生、修士1年生以上など) | 全学年 | 全学年 |
| 参加者の個人情報取り扱い | 2026年3月以降の 採用活動に利用可能 | 採用活動への利用不可 | 採用活動への利用不可 |
選考形式のハードルや目的は、プログラムの実施期間や内容の濃さに比例して変化します。
自分が応募しようとしているプログラムがどの区分に該当するかを理解し、企業側の期待値に合わせた書き方を意識することで、通過率を高めやすくなります。
それぞれで見られているポイントを詳しく解説します。
インターンシップのエントリーシートで見られるポイント
「インターンシップ」という名称は、一定の要件(例:就業体験を伴う、一定日数以上 など)を満たすプログラムで用いられるのが一般的です。
こうしたプログラムは実務に近い体験ができる貴重な機会であり、企業側も「自社のカルチャーや業務内容とマッチするか」を真剣に見極めようとしています。
そのため、採用担当者はエントリーシートを通じて、「インターンシップでの実務に取り組む際の基礎的な資質があるか」や「主体的に学ぶ意欲があるか」、また学ぶだけでなく、組織に対してどう貢献できるか「貢献意欲」を判断します。
具体的には、ガクチカにおいて、課題解決のプロセスが論理的であるか、周囲を巻き込むリーダーシップや協調性があるかといった「コンピテンシー(行動特性)」が重視されやすい傾向にあります。
また、志望動機に関しては、「なんとなく業界に興味がある」といった漠然とした内容では不十分です。
「なぜ競合他社ではなく貴社のインターンに参加したいのか」という明確な目的意識と、企業研究の深さが問われます。
本選考に向けた準備としても非常に重要ですので、自己分析と企業理解を徹底的に深めてから書く必要があります。
仕事体験のエントリーシートで見られるポイント
仕事体験は、1日〜数日程度で行われ、グループワークや擬似的な業務体験が中心となるプログラムです。
企業の目的は、学生に仕事のイメージを持ってもらうことや、自社への興味喚起にあることが多いため、インターンシップ型のように「実務を遂行するための基礎能力」の高さや、完成されたスキルまでは求められません。
ここで採用担当者が見ているのは、「学ぶ意欲の方向性」と「人柄・基礎的なマナー」です。
能力の高さそのものよりも、「自分の現状(強み・課題)を理解し、このプログラムで何を学びたいかが整理できているか」という論理性が見られます。
また、当日は社員や他の参加者と関わる場面もあるため、「素直さ」や「丁寧な言葉遣い」といった、基本的なコミュニケーション姿勢もチェックされています。
独りよがりな主張になっていないか、読み手への配慮がある文章かを意識しましょう。
オープン・カンパニー&キャリア教育等のエントリーシートで見られるポイント
オープン・カンパニーは、企業説明会やイベント形式で行われるもので、個別の選考がない場合や、先着順・抽選で決まるケースも多くあります。
しかし、人気の高いプログラムで選考が実施される場合は応募者数が多くなりやすいため、採用担当者は参加への真剣度(志望度の有無)や基礎的なマナーを確認するために、エントリーシートを活用します。
この選考では、能力の高さで選抜するというよりも、限られた参加枠を有効に活用するために、誠実に取り組んでくれそうな学生を優先したいという意図が強くなります。
この選考で採用担当者が確認しているのは、「社会人としての基礎的なマナー」と「興味を持ったきっかけ」です。
ES作成の際に意識したいポイントとしては、自分が応募しようとしているプログラムがどの区分に該当するかを理解し、企業側の期待値に合わせた書き方をすることが挙げられます。
内容はシンプルでも構いませんが、「業界に興味を持った自分なりのきっかけ」が、背伸びせず素直な言葉で書かれていることを意識しましょう。
「有名な企業だから」という理由だけでなく、「普段利用しているサービスの裏側を知りたい」「大学の講義で聞いた〇〇という分野に関心がある」など、自分なりの接点を丁寧に伝えるだけで、他の学生との差別化になります。
高度なアピールよりも、まずは丁寧に、雑にならずに書くことを心がけるだけで印象がよくなることもあります。
なお、このようなインターンシップ&キャリアの種類に関する詳しい説明は、「インターンシップ&キャリアとは?」にて解説しています。
ここでは、プログラム区分ごとに「企業が何を見ているか」「学生はどう意識し、ESをどう書き分けるか」を、要点が一目でわかるように表で整理します。
プログラム区分別:エントリーシートのポイント整理
| 観点 | インターンシップ | 仕事体験 | オープン・カンパニー&キャリア教育等 |
|---|---|---|---|
| ①期間・特徴 | 複数日程〜長めになりやすい。就業体験を伴い、実務に近い体験が中心。 | 1日〜数日が中心。グループワーク・疑似業務体験が多い。 | 説明会・イベント形式が中心。先着/抽選のケースもある(人気プログラムはES選考あり)。 |
| ②企業の狙い | 職業観の醸成+能力の見極め・実務評価(基礎的資質・主体性・貢献意欲まで見られやすい)。 | 職業観の醸成・適性/スタンスの確認(興味関心、カルチャー相性、協働姿勢などを見やすい)。 | 認知拡大・母集団形成(まず知ってもらい、候補に入ってもらう。選考がある場合は最低限の準備力・マナーを確認)。 |
| ③学生側の意識 | 「学ぶ」だけでなく、成果を出しにいく姿勢。フィードバックを前提に改善し、貢献意欲も示す。 | 成長・検証の姿勢。「何を確かめ、何を持ち帰るか」を明確にする。 | 理解を深める姿勢。興味を持ったきっかけと、参加目的(知りたいこと)を素直に言語化する。 |
| ④ES書き分けのイメージ | 能力証明・貢献:「私は○○という強みがあります。貴社の実務環境で成果を出し、どこまで通用するか挑戦したいです。」 | 成長・検証:「現時点の強み/課題は○○です。貴社プログラムで○○を学び、キャリア観を明確にしたいです。」 | 興味関心・理解:「業界研究をする中で貴社の○○に興味を持ちました。まずは貴社を正しく深く知りたいです。」 |
共通してエントリーシートで見られるポイント
インターンシップ・仕事体験・オープン・カンパニー&キャリア教育等で共通して見られているポイントをお伝えします。ポイントは、次の3つです。
- 応募目的と学びの方向性が明確か
- 企業や仕事とのマッチ度が伝わるか
- 読みやすく伝わりやすい文章になっているか
応募目的と学びの方向性が明確か
まず見られるのは、「なぜそのプログラムに参加したいのか」や「何を学びたいのか」という点です。
ここが明確になっていると、意欲や目的意識が高い学生だと理解されやすくなります。
反対に、目的が曖昧で「とりあえず応募した」という印象を与えてしまうと、内容の評価が難しくなりがちです。
「貴社の業務を体験したい」という漠然とした内容だけでなく、「具体的にどのプロセスを肌で感じたいのか」まで言語化されていると、読み手である採用担当者の納得感が高まります。
企業や仕事とのマッチ度が伝わるか
企業は「自社の環境で力を発揮できそうか」や「インターンシップ&キャリアの内容と興味関心が噛み合っているか」を見ています。
たとえば、チームでの協働を重視するプログラムであれば、独力で成し遂げた経験よりも、周囲と協力した経験をアピールする方がマッチ度は伝わりやすくなります。
応募先の特徴を踏まえた言葉選びやエピソードの選択が大切です。
読みやすく伝わりやすい文章になっているか
社会人としての基礎的なコミュニケーション能力もチェックされています。
結論が先にあり、根拠となる事実や経験が続くと、読み手の負担が減り、論理的な思考ができる印象につながります。
また、誤字脱字や表現のブレがないかといった基本的な丁寧さも、仕事に対する姿勢として見られています。
インターンのエントリーシート(ES)を書く前に準備すること

いきなりエントリーシートを書き始めるより、材料を先にそろえた方が早く仕上がります。
ここでは、エントリーシートの内容が薄くならないための準備をまとめます。
インターンで得たいことを一言で言えるようにする
まずは「参加目的」を一文にします。例としては、次の形が書きやすいです。
- 「私は、〇〇を理解するために参加します」
- 「私は、〇〇の力を伸ばすために参加します」
この一文が決まると、志望動機や学びたいことがブレにくくなります。
企業研究で使える材料を集める
企業研究は、長文でまとめる必要はありません。エントリーシートに使える材料として、次の3つだけメモしておくのが実用的です。
- 企業の事業内容や強みのうち、自分の興味と重なる点
- インターンシップ&キャリアで具体的に経験できるプログラム内容
- 社員インタビューや採用ページで印象に残った言葉
インターンシップ&キャリアの参加後に面接や座談会がある場合は、逆質問も早めに準備しておくと安心です。
例や考え方は、「『何か質問はありますか?』企業へ逆質問するときのポイント」も参考になります。
自己分析で強みと根拠エピソードを整理する
強みは「一言」と「根拠エピソード」がセットになって初めて説得力を持ちます。エピソードは、派手な実績よりも事実が大切です。
- どのような課題に対して取り組んだことか
- 自分なりに工夫したことは何か
- 結果としてどうなったか
- そこから何を学んだか
自己理解を進めたいときは、診断結果を材料にして言語化する方法もあります。たとえば、適性診断MATCH plusを使ってみるのもおすすめです。
» 適性診断MATCH plus

自分の軸と企業ごとの魅力を組み合わせる
インターンシップ&キャリアの選考において、すべての企業に対してゼロからエントリーシートを書き上げるのは、学業やアルバイトで忙しいみなさまにとって現実的ではありません。
しかし、単なる「コピペ(使い回し)」では、「自社のインターンシップ&キャリアではなく、他の企業でもよいのでは?」と見抜かれてしまい、選考通過が難しくなります。
そこで推奨したいのが、「自分の軸(固定パーツ)」と「企業ごとの魅力(可変パーツ)」を組み合わせて文章を作る方法です。
自分の軸は、「なぜインターンに参加するのか」や「自分に足りないものは何か」、「将来どうなりたいか」といった、あなた自身の内面に基づく要素です。
たとえば、「課題解決のプロセスを学びたい」「顧客視点を身につけたい」といった目的は、基本的にどの企業に出す際も共通して使えるポイントです。
一方、企業ごとの魅力には、事業の強みや独自のプログラム内容、社員の雰囲気などが入ります。
これらが、なぜ他社ではなく貴社のインターンシップ&キャリアに参加したいかを証明するための材料です。
募集要項や企業ホームページから拾った具体的な言葉に置き換える作業こそが、企業研究を反映させるプロセスになります。
【例文】食品メーカーの商品企画体験に応募する場合
食品メーカーのようなBtoC(消費者向け)企業では、生活者視点やマーケティング感覚が重視されます。
そのため、企業ごとの魅力では、商品力や生活者への想いに焦点を当てて接続します。
【自分の軸】
私は将来、顧客の潜在的な課題を見つけ出し、解決策を提案できる人材になりたいと考えています。そのために、現在は独りよがりなアイデアではなく、相手の生活に寄り添った価値を生み出す力を養う必要があると感じています。
【企業ごとの魅力】
貴社は、変化する食のトレンドをいち早く捉え、健康と美味しさを両立する商品を次々と生み出されています。本プログラムでは、ターゲット分析から商品コンセプトの立案までを一貫して体験できる点や、社員の方々と共に愛される商品の裏側にあるこだわりを学べる点に魅力を感じました。
【まとめ:決意】
グループワークを通じて、多様な意見をまとめ上げながら、生活者に本当に求められる価値を形にするプロセスを学び取りたいです。
書き上げた後は、必ず一度声に出して読んでみましょう。「自分の軸」と「企業ごとの魅力」が論理的につながっているか、「だから、貴社でなければならない」という文脈が成立しているかを確認してください。
もし違和感がある場合は、接続詞を変えたり、企業ごとの魅力の具体性を高めたりして調整することで、より完成度の高いエントリーシートに仕上がります。
適切な写真を用意する
エントリーシートの写真は、3ヶ月以内に撮影したものを使うのがマナーです。
「撮りなおすのが面倒だから」「写真代がもったいないから」といって古い写真を使い回さず、新しい写真がない場合はエントリーシート用に撮り直しましょう。
写真の服装は黒色か紺色のスーツが適切です。エントリーシートの写真は証明写真として機能するため、企業側から写真撮影時の服装に指定がない限りは、フォーマルな服装であるスーツを着用するのが無難です。私服参加OKのインターンシップ&キャリアであっても同様です。
証明写真機を利用する方法もありますが、写真スタジオで撮影してもらうのがおすすめです。
プロのカメラマンであればきれいに撮影してもらえるうえ、就職活動にふさわしい身だしなみについてアドバイスをもらえます。清潔感のある写真は第一印象を大きく左右します。
インターンにおけるエントリーシートの書き方【例文テンプレ付き】
ここからは頻出項目を、書き方の型と一緒に整理します。
例文はそのまま使うのではなく、あなたの事実に置き換えて整えるのがポイントです。
志望動機の書き方
結論を最初に置き、理由を企業の特徴とつなげます。最後に「参加後に何をしたいか」を入れると締まります。
テンプレ
- 結論:私が貴社のインターンに参加したい理由は、〇〇を学びたいからです。
- 根拠:その理由は、〇〇という経験から〇〇に関心を持ち、貴社の〇〇に魅力を感じたためです。
- 参加後:当日は〇〇を通じて、〇〇の力を高めたいと考えています。
例文
私が貴社のインターンシップに参加したい理由は、データを根拠に施策を改善するプロセスを実務に近い形で学びたいからです。
大学の広報係としてSNS投稿の改善に取り組んだ際、感覚で作るよりも、反応データを見て仮説検証した方が成果につながると実感しました。一方で、企業ではどのように課題設定し、関係者と合意形成しながら改善を進めるのかを理解できていないため、貴社のデータ活用に魅力を感じています。
当日は、与えられた課題に対して仮説を立て、根拠を示しながら提案までまとめる経験を通じて、考え抜く力と改善の進め方を身につけたいと考えています。
自己PRの書き方
自己PRは「強み」だけで終わらせず、「どう発揮したか」を事実で示します。最後は「インターンシップ&キャリアでの活かし方」に接続します。
テンプレ
- 強み:私の強みは〇〇です。
- 事実:〇〇で〇〇を行い、〇〇という結果につながりました。
- 再現性:この強みは〇〇の場面でも発揮できます。
- 活かし方:インターンでは〇〇に活かしたいです。
例文
私の強みは、目的を共有して周囲を巻き込み、やるべきことを前に進める推進力です。
学園祭実行委員として協賛企業の獲得に取り組んだ際、担当間で連絡が分散し、進捗が見えないことが課題でした。そこで、協賛獲得の優先順位を整理し、連絡先や提案状況、次のアクションを一覧化して週1回共有しました。加えて、提案資料の型を作り、説明の粒度が揃うように工夫しました。その結果、期限内に4社から協賛をいただき、必要予算の不足を解消できました。
目的と現状を可視化し、役割と次の一手を揃える動きは、初めての環境でも実行できると考えています。
インターンシップでも、課題の整理と合意形成を丁寧に行い、チームの成果に貢献したいです。
自己PRの型をもう少し短時間で作れる形にしたい場合は、「就活の自己PRをエントリーシートにどう書く?例文とテンプレを紹介」も参考にすると整えやすくなります。
ガクチカの書き方
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は、題材よりも「目標」や「工夫」、「学び」が伝わるかが重要です。数字は無理に盛らず、事実として言える範囲で書きます。
テンプレ
- 取組:私が力を入れたのは〇〇です。
- 目標:〇〇を目標に設定しました。
- 課題:当初、〇〇という課題がありました。
- 工夫:そこで〇〇を行い、〇〇を改善しました。
- 学び:この経験から〇〇を学びました。
例文
私が力を入れたのは、飲食店のアルバイトでの業務改善です。
ピーク時の待ち時間を短縮し、クレームを減らすことを目標にしました。
当初は、混雑時に担当の境界が曖昧で、注文ミスと提供遅れが起きやすい状態でした。
そこで、業務を「注文」「提供」「会計」「片付け」に分け、時間帯ごとの役割表を作成しました。さらに、よくあるミスを洗い出してチェック項目を追加し、新人には最初の1週間だけ確認タイミングを増やしました。
この経験から、成果を出すには個人の頑張りだけでなく、再現できる仕組みに落とし込むことが重要だと学びました。
インターンで学びたいことの書き方
インターンシップ&キャリアで学びたいことは、抽象的になりやすい項目です。インターンシップ&キャリアの内容と結びつけて、観察ポイントや成長テーマを言語化します。
書き方のコツ
- 体験したい業務や場面を具体化する
- 何を見て、何を持ち帰りたいかを書く
- 参加後にどんな行動につなげたいかを添える
例文
私がインターンシップ&キャリアで学びたいことは、課題設定から提案までの思考プロセスと、チームで合意形成しながら進める進行方法です。
具体的には、顧客課題の整理の場面で、どの情報を根拠にし、どの順番で判断しているのかを観察したいです。
また、フィードバックを受けた際に、どこをどう修正すると提案の質が上がるのかを理解し、自分の改善点を言語化して持ち帰りたいと考えています。
参加後は、学内活動やアルバイトでも「仮説→実行→振り返り」の型を使い、成果につながる行動に落とし込みたいです。
長所・短所の書き方
短所は、改善のために行動している点まで書くと前向きに伝わります。
「短所があるからダメ」ではなく、「扱い方を理解している」がポイントです。
テンプレ
- 長所:私の長所は〇〇で、〇〇の場面で活かされました。
- 短所:短所は〇〇ですが、〇〇の工夫で改善しています。
長所が「真面目」の場合は、どんな行動を継続できたかまで落とし込むと伝わりやすくなります。
【関連記事】真面目な長所をESや面接でどう伝える?例文やエピソードを紹介
また、短所の書き方に迷う場合は、改善行動の書き方を含めて整理した「自己PRの短所」も参考になります。
【関連記事】自己PRで短所を魅力的に見せるコツ!例文や言い換えを紹介
趣味・特技の書き方
趣味や特技は、人物像の補足として見られます。盛り上げる必要はなく、簡潔に事実でまとめます。資格は、取得目的や学んだことを一言添えると納得感が出ます。
例文
- 趣味はランニングです。週に3回、5kmを目安に継続しており、目標を決めて習慣化することが得意です。
- 特技は情報を比較して要点を整理することです。旅行やイベント計画の際は、複数の候補を条件で整理し、優先順位を決めて計画を立てています。
インターンのESが通過しやすくなる書き方のコツ

同じ内容でも、書き方や見せ方を工夫するだけで伝わり方が大きく変わります。
ここでは、読み手にとってストレスがなく、評価されやすいエントリーシートに整えるためのコツを紹介します。
結論を最初に書く
どのような設問であっても、最初の一文で「何が言いたいか」を明確にしましょう。
読み手は何百、何千ものエントリーシートに目を通します。結論が後ろにあると、そこに至るまで「何の話をしているのか」を探りながら読むことになり、意図が伝わりにくくなります。
「私は〇〇だと考えます」「理由は〇〇です」と言い切る勇気を持ちましょう。
具体性は数字か事実で支える
「一生懸命頑張りました」「積極的に行動しました」といった言葉だけでは、熱意は伝わっても行動のレベル感が伝わりません。
数字は万能ではありませんが、客観的な指標として有効です。もし数字で表せない場合は、「週に〇回のミーティングを主催した」、あるいは「〇人のメンバーと個別に面談した」など、行動の回数や役割、工夫の中身を事実として説明できるようにしましょう。
募集要項の言葉を拾い、ズレない志望動機にする
募集要項の言葉を拾い、ズレない志望動機にすることも重要です。
募集要項やインターンシップ&キャリアの案内文には、企業が大切にしているキーワード(「挑戦」「誠実」「変革」など)が含まれています。それらの言葉を、あなたの経験と自然につなげることで「よく調べている」または「相性が良さそうだ」という印象を与えられます。
ただし、無理に合わせるのではなく、自分の言葉で言い換える意識が大切です。
使い回しは軸を残し、企業ごとに調整する
複数社に応募する場合、ゼロから毎回作り直す必要はありません。ガクチカや自己PRの軸となる経験は一貫性を保つと、自己分析も深まりやすくなります。
一方で、志望動機や学びたいことは、必ず応募先に合わせて調整しましょう。企業名を変えただけで通用する内容は、企業側に見透かされてしまいます。
志望動機と自己PRのつながりに迷う場合は、「自己PRと志望動機の違いや書き方とは?例文とともに解説」も確認すると、軸のズレを防ぎやすくなります。
第三者チェックで設問に答えているかを確認する
書き上げた直後は主観的になりがちです。
誤字脱字のチェックだけでなく、「結論が先にあるか」や「質問に対して正しく答えているか」を誰かに見てもらうと、自分では気づけなかった改善点が見つかります。
キャリアアドバイザーや友人、家族に読んでもらい、「この文章で私が何を伝えたいか、わかった?」と聞いてみるだけでも効果的です。
提出前後のマナー(Web提出/メール/郵送)
内容が良くても、提出方法で印象が下がるのは避けたいところです。基本を押さえておくと安心です。
Webでの提出を優先する
エントリーシートの提出は、Web提出/メール/郵送のいずれでも構わない場合は、Web提出をおすすめします。
企業が複数の手段を用意しているのは、「学生の環境への配慮(PCがない場合など)」や「従来のフローの名残」であることが多く、あえて紙で送ることで大きく加点されることは多くありません。
むしろ、企業側のデータ管理の手間を減らせるWeb提出のほうが好まれる傾向にあります。さらに、郵送の場合の遅延リスクなどを加味しても、Webでの提出をおすすめします。
Web提出のファイル形式とファイル名を確認する
Web提出の場合、ファイル形式の指定があれば必ず従いましょう。
指定がない場合は、Wordなどの編集可能な形式ではなく、レイアウトが崩れないPDF形式にするのが一般的です。
また、ファイル名は担当者が管理しやすいよう、「エントリーシート_氏名_大学名」のように、中身が誰の何かが一目でわかる形にします。
メール添付で提出する場合にはメールマナーを守る
メールにエントリーシートを添付して送る際は、本文は短く、必要事項を落とさずに書きます。
件名は、「インターンシップエントリーシートの送付について(〇〇大学 氏名)」など、用件と差出人がすぐにわかるようにしましょう。
メール本文の型
- 宛名(〇〇株式会社 人事部 採用担当者様 など)
- 用件(エントリーシートを送付する旨)
- 添付ファイルの説明(添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします)
- 結び(何卒よろしくお願い申し上げます)
- 署名(大学・学部・氏名・電話番号・メールアドレス)
郵送で提出する場合もマナーを守る
郵送の場合は、締切を逆算し、余裕を持って投函します。エントリーシートを折らずに入れられる「角形2号」などの封筒を選びましょう。
封筒の表面には赤字で「エントリーシート在中」と記載し、中にはエントリーシートだけでなく「添え状(送付状)」を一番上に同封するのがマナーです。
提出期限から逆算して行動する
Web提出であっても、締切直前はアクセスが集中してサーバーがつながりにくくなることがあります。
また、提出直前になって「写真データがない」「変換したらレイアウトが崩れた」といったトラブルも起こりやすいものです。
完成目標を締切の前日に設定し、最終確認の時間を確保すると安心です。
インターンのエントリーシートに関するよくある質問
最後に、エントリーシート作成時によくある疑問や迷いやすいポイントをまとめます。状況に合わせて判断できるよう、考え方の軸を整理しておきましょう。
本選考のESと同じ内容でいいでしょうか?
同じエピソード(ガクチカや自己PRの題材)を使うこと自体は問題ありません。あなたの過去の経験事実は変わらないからです。
ただし、インターンシップ&キャリアは「学びたいこと」や「参加目的」が特に重視されやすいのに対し、本選考では「貢献できること」が重視されます。
そのため、同じエピソードでも、締めくくりの部分や強調するポイントを調整し、その時点での目的に合わせるとより伝わりやすくなります。
夏と冬で同じESを使ってもいいですか?
夏に参加したインターンシップ&キャリアのエントリーシートを、冬の別の企業のインターンシップ&キャリアに使う場合も、軸となる経験は共通で構いません。
しかし、夏から冬にかけてあなた自身も成長したり、就活の軸が変わったりしているはずです。また、企業によってプログラム内容も異なります。
まったく同じ文章を使い回すのではなく、今の自分の考えや、応募先の企業理解に合わせてブラッシュアップすることをおすすめします。
インターンに落ちると就活で不利になりますか?
インターンシップ&キャリアの選考に落ちたからといって、本選考で必ず不利になるわけではありません。
インターンシップ&キャリアは募集枠が非常に少ないケースも多く、運やタイミングの要素も絡みます。また、インターンシップ&キャリアと本選考の採用基準が異なることもあります。
もし選考に通過できなかった場合は、「縁がなかった」と落ち込むだけでなく、設問ごとに「質問に答えられているか」や「具体性が足りているか」を振り返ってください。
本選考に向けてエントリーシートの質を高める機会だと捉えましょう。
ESが書けないときは何から始めればいいですか?
エントリーシートが書けず固まってしまうときは、完璧な文章を書こうとしすぎているのかもしれません。
いきなり全文を書くより、次の順番で箇条書きから始めるのがおすすめです。
- 参加目的を一文で書く
- 自己PRの強みを一言で書く
- ガクチカの出来事を箇条書きで書く
骨組みができれば、あとは型に当てはめて文章をつなぐだけです。まずは60点の出来でも良いので最後まで書き切り、そこから修正していく方がスムーズに進みます。
就活・インターンシップの進め方に迷ったときは第三者と面談しよう
就活は受験とは異なり、エントリーシートの記入など正解が見えにくい場面が出てきます。
困った場合は、自分の判断軸を作りつつ、外部のツールや面談先をうまく使うと前に進めやすくなります。
就職エージェントサービスのマイナビ新卒紹介には、就活全体の進め方から、あなたに合った企業の選び方、エントリーシートの伝わりやすさの整理まで面談できる窓口があります。
担当者(キャリアアドバイザー:就活の面談を担当するスタッフ)と話しながら、今の状況を整理していくこともできます。
また、マイナビ新卒紹介の利用はすべて無料です。紹介された企業についても、話を聞いてみて合わないと感じた場合は、応募しない選択やお断りも可能です。
求人紹介だけでなく、選考準備に関するサポートも状況に応じて受けられます。気になる方は、サービス内容をご確認ください。
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