自己PRでリーダーシップを伝える書き方・例文・言い換えについて

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自己PRでリーダーシップを伝える書き方・例文・言い換えについて

就活において、自己PRでリーダーシップを伝えたいのに、「リーダー経験がない…」や「何を根拠に言えばいい?」と手が止まることは珍しくありません。

ポイントは、肩書きではなく行動と周囲への働きかけを具体化し、入社後の再現性までつなげること。この記事で、言い換え例とエピソード選びのコツも含めて、整理の手順を一緒に確認しましょう。

この記事で分かること(目次)

  1. 就活の自己PRで伝わるリーダーシップの定義
  2. 自己PRでリーダーシップが評価されやすい理由
  3. 企業が評価しやすいリーダーシップ要素はどんなものか
  4. 自己PRでリーダーシップが伝わる書き方の基本の型
  5. リーダー経験がなくても自己PRできるエピソードの見つけ方
  6. 自己PRで使えるリーダーシップの言い換え例
  7. 言い換えは「行動の証拠」とセットで自己PRに盛り込む
  8. ゼミ・部活を例にした自己PRにおけるリーダーシップ例文
  9. リーダーシップの自己PRに対して深掘りされやすい質問と対策
  10. リーダーシップの自己PRにつなげる、「企業が求める人物像」の見極め方
  11. 自己PRでリーダーシップを伝えるときのまとめ

就活の自己PRで伝わるリーダーシップの定義

まずは、就活において評価されるリーダーシップの観点を明確にします。

ここを曖昧にしたまま自己PRを作り始めると、「結局、何があなたの強みなの?」と採用担当者に伝わらない内容になりがちです。

就活におけるリーダーシップとは

一般的に、リーダーシップとは「目的達成のために、周囲に働きかけて行動を促す力」と整理できます。

就活の自己PRでは、この定義の中でも「目的に向けて方針を示し、周囲を巻き込んで前に進める力(牽引する働きかけ)」を軸に説明すると、評価ポイントが伝わりやすくなります。

これは、ビジネスシーンでの再現性がイメージされやすく、採用担当者が評価しやすい伝え方です。

リーダーシップとは「前に出る力」だけではない

リーダーシップとは前に立つタイプのことだけでなく、次のような“支える動き”も立派なリーダーシップに含まれます。

具体的には、リーダーシップは1種類ではなく、「牽引型/調整型/支援型/改善型」など複数の型として整理できます。自分のエピソードがどの型に当てはまるかを言語化すると、強みがブレにくくなります。

  • 牽引して前に進める(方針提示・意思決定・巻き込み)
  • 調整して前に進める(調整役・橋渡し)
  • 仕組みで回るようにする(ルール化・改善)
  • 個々の力を引き出す(育成・フォロー)
  • 不安を減らし集中できる状態をつくる(段取り・先回り)

自己PRでリーダーシップが評価されやすい理由

リーダーシップは就活において「どのような職種でも活かせる汎用的な力」として扱われやすく、自己PRのテーマとして選ばれがちです。

とはいえ、リーダーシップは、抽象的なままだと伝わりにくいのも事実です。

また、新卒採用では成長のポテンシャルを重視する企業もあり、将来の管理職候補として周囲に働きかけられるかを確認したい場合があります。

そのため、サークル・部活・学生団体などの課外活動で、代表や主将、班長などとして周囲を動かした経験がある場合は、まず題材の候補に入れると説得力が出やすくなるでしょう。

企業が見ているのは「肩書き」より「周囲への働きかけ」

企業が知りたいのは、学生時代に担当した役職名ではなく「目的に向けて周囲を動かした行動」があるかどうかです。

ビジネスの現場では、一人だけで完結する仕事はほとんどありません。だからこそ、新卒採用では成長ポテンシャルを重視し、将来マネジメント職の候補として周囲に働きかけられる素養があるかを確認したいと考えます。

役職についたことがなくてもリーダーシップで自己PRする方法

役職についたことがない場合でも、次のような行動は評価につながりやすい傾向があります。

  • 目標や優先順位を決め、関係者とすり合わせた
  • 意見が割れた場面で、論点を整理して合意形成した
  • 困っている人を見つけ、役割分担や支援の仕組みを整えた
  • トラブル時に状況を整理し、次の打ち手を提示した

ここまでの整理(強みの整理・題材選び・言い換え)が一人だと難しいと感じる場合は、就活生の支援を専門にする就職エージェントのキャリアアドバイザーと面談して「何を根拠にどう伝えるか」を一緒に言語化するのも選択肢です。

たとえば、マイナビ新卒紹介のキャリアアドバイザーと無料で面談し、自己分析からエントリーシートの作り方、企業探しなどの相談ができます。

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企業が評価しやすいリーダーシップ要素はどんなものか

リーダーシップを自己PRにするなら、最低限この3つに分けて説明できると説得力が増します。

  1. 目的:何を達成する必要があったか
  2. 働きかけ:誰に、どう動いてもらうために、何をしたか
  3. 再現性:入社後も同じ考え方で動ける理由は何か

1.  目的:何を達成する必要があったか

リーダーシップを発揮した背景には、必ず「何とかしなければならない状況」や「目指すべきゴール」があったはずです。ここが曖昧だと、単なる仕切りたがりと誤解されてしまう恐れがあります。

ビジネスの現場では、行動には常にコスト(時間や労力)がかかります。そのため、「なぜその行動が必要だったのか」という目的意識を持っているかどうかが重要視されます。

状況を正しく認識し、課題を設定できる力は、リーダーシップの前提となる能力です。

たとえば、単に「サークルの活動を盛り上げること」とするよりも、以下のように「現状(Before)」と「あるべき姿(After)」のギャップを言語化すると、目的が明確になります。

  • 現状:コロナ禍で対面活動が減り、新入生と上級生の交流が断絶し、退会者が増えそうだった
  • あるべき姿:オンラインでも話しやすい環境を作り、新入生に「このサークルに居場所がある」と感じてもらう

このように「何のためにリーダーシップを発揮する必要があったのか」を明らかにすることで、その後の行動の説得力が大きく変わります。

2. 働きかけ:誰に、どう動いてもらうために、何をしたか

働きかけ(誰に、どう動いてもらうために、何をしたか)は、自己PRの重要なポイントです。「頑張りました」という主観的な努力ではなく、「他者にどう関与したか」という客観的な事実を伝えましょう。

企業という組織では、自分一人で完結する仕事はほとんどありません。企業は「この学生は、チームメンバーのモチベーションが下がった時にどう振る舞うか」「意見が対立した時にどう調整するか」を知りたがっています。

働きかけを自己PRする際に「みんなと話し合った」だけでは抽象的です。リーダーシップの型に合わせて、具体的なアクションに落とし込みましょう。

  • 相手の意見を引き出した場合: 一方的に指示を出すのではなく、一人ひとりに個別のメッセージを送り、全体会議では言いづらい不満や要望をヒアリングした
  • 方向性を示した場合:議論が進まなかった際、全員の意見をホワイトボードに書き出して共通項を見つけ、「まずはこの点から合意しよう」と提案した
  • 環境を整えた場合:アルバイトでマニュアルがなく新人が困っていたため、業務フローを図式化した資料を作成し、誰が教えても同じ品質になる仕組みをつくり、共有した

「誰に対して」「どのような意図で」その行動をとったのかを説明できると、あなたの工夫が伝わります。

3. 再現性:入社後も同じ考え方で動ける理由は何か

就活の自己PRにおけるゴールは、学生時代の思い出話で終わらせず、未来の活躍イメージにつなげることです。

企業は、学生時代の特定の活動(サークルやアルバイトなど)で活躍できた人を採用したいわけではありません。

その活動を通じて培った「考え方」や「スタンス」を、自社の業務に転用できる人材を求めています。

たとえば「アルバイトで働いていたカフェの運営効率を上げられます」ではなく、その経験から得た強みをビジネス用語に「翻訳(抽象化)」して伝えます。

  • アルバイトでの経験:忙しい時間帯にパニックになる後輩をサポートし、役割分担を指示した
  • 入社後の再現性(抽象化):状況を俯瞰して優先順位を判断し、チーム全体が円滑に回るようサポートする力を活かしたい。事務職や営業サポート職で、チームの生産性向上に貢献できる。

その他、次のようにゼミをテーマにすることも可能です。

  • ゼミでの経験:発表直前で意見が割れた際、妥協点を探って全員が納得する結論をまとめた
  •  入社後の再現性(抽象化):利害関係が異なる相手とも粘り強く対話し、最適な着地点を見つける調整力を活かしたい。営業職として、顧客と社内の要望をすり合わせる場面で貢献できる

このように、「学生時代の特定の場面」から「仕事の汎用的な場面」へとつなげる一文があるだけで、採用担当者は自社で活躍している姿を具体的にイメージしやすくなります。

自己PRでリーダーシップが伝わる書き方の基本の型

ここからは「書き方の型」です。迷ったら型に戻すと整います。

結論→エピソード→再現性の順に並べる

自己PRでリーダーシップを伝える流れは、次の3ステップでイメージするといいでしょう。

企業側は「入社後の仕事でも同じように力を発揮できるか(再現性)」を確認したいため、結論→エピソード→再現性の順にすると、評価したいポイントが伝わりやすくなります。

  1. 結論:私の強みは〇〇という形でリーダーシップを発揮できる点です
  2. エピソード:課題→行動→結果(自分の工夫が見えるように)
  3. 再現性:入社後にどう活かすか(職種・業務に接続する)

リーダーシップが自己中心的に見えないように行動の描写を厚くする

リーダーシップはアピールの仕方を一歩間違うと、「自分勝手」や「仕切りたがり」と認識されてしまう可能性があります。

具体的には、「私が〇〇をした」という主語の強調に終始するのではなく、行動した内容を厚くする意識を持ちましょう。
そうすることで、「周囲のためにどう考え、どう動いたのか」が伝わりやすくなります。

独りよがりなリーダーシップではなく、組織全体を前に進める人物であることを示すために、次のような視点を盛り込むと効果的です。

  • 周囲の意見を拾ったこと(対話・傾聴・合意形成)
  • 役割を任せたこと(チームで成果を出すための分担)
  • 相手の状況に合わせて調整したこと(一律の指示ではなく工夫した点)

このように、「結果」ではなく「そこに至る行動の描写」を具体化することで、リーダーシップが実体のある強みとして評価されやすくなります。

リーダー経験がなくても自己PRできるエピソードの見つけ方

自己PRでリーダーシップを伝える書き方・例文・言い換えについて

「部長や主将の経験がないから自己PRでリーダーシップを伝えられない…」と思われがちですが、自己PRできるエピソードは作れます。

ここからは、リーダーシップのエピソードの見つけ方をお伝えします。

小さなリーダーシップ経験を拾うと題材が増える

学生生活の中で次のような経験があれば、リーダーシップの材料になりえます。

  • 牽引型:グループワークで、論点整理や進行を担った
  • 調整型:友だち同士の温度差がある場面で、納得感をつくった
  • 改善型:サークルやゼミで、日程調整・役割分担を整えた
  • 支援型:アルバイトで、新人が動きやすい手順をまとめた

エピソードが出てこないときは、まず経験の棚卸しから始めると見つけやすくなります。

たとえば、他者視点で強みを整理できる無料ツールもあるので、ヒント集めに使うのもよいでしょう。

LINEなどでつながっている友だちに直接自分の長所や短所などを聞ける他己分析ツール、「お願い!他己分析」などを使ってみるのはいかがでしょうか。

また、自己分析を手早く進めたい場合は「MATCH plus」を使って行動から強みを整理する方法もあります。
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リーダーシップが伝わる題材を選ぶチェックリスト

題材は「どれが一番すごいか」ではなく「強みが伝わるか」で選びます。

次のうち2つ以上に当てはまるものがおすすめです。

  • 課題や目標がはっきりしている
  • 自分の工夫が具体的に言える
  • 周囲を巻き込んだ要素がある
  • 結果が説明できる(数値があればなお良いが必須ではない)
  • 入社後の仕事に置き換えやすい

また、経験の棚卸しは、マインドマップで広げる方法もあります。

【関連記事】マインドマップを使った自己分析のやり方とは?就活での活用例も紹介

自己PRで使えるリーダーシップの言い換え例

面接において「リーダーシップがあります」とだけ言っても、言葉の意味が広すぎて抽象的です。

そうならないためには、自分の強みを“具体的なスキル名”に落とし込んで言い換えましょう。採用担当者にあなたの魅力がより伝わりやすくなります。

自己PRに使いやすいリーダーシップの言い換え例は、次の通りです。

  • 牽引型:巻き込み力(関係者に目的を共有し、協力を得る)
  • 調整型:調整力(意見の違いを整理し、合意点をつくる)
  • 支援型:育成・支援力(相手が動けるようにサポートする)
  • 改善型:課題発見力(つまずきの原因を見つけ、改善策を出す)

牽引型:巻き込み力(関係者に目的を共有し、協力を得る)

巻き込み力は、「やりたいことはあるけれど、周りが動いてくれない」という状況を打破する力です。必ずしもカリスマ性が必要なわけではなく、熱意や目的の共有によって人を動かすスタイルを指します。

イベントの企画係やゼミ長、バイトリーダーなど、何らかのゴールに向けてチームを動かす立場にいた方におすすめです。

たとえば、次のような行動をした経験があるなら巻き込み力があると自己PRできるでしょう。

  • 「面倒だ」という空気感が漂っていた業務に対して、「なぜこれをやる価値があるのか」をメンバー一人ひとりに説明して回った
  • 漠然としていた目標を、「来月までに〇〇件」と数値化して共有し、チームの士気を高めた
  • 自分一人で抱え込まず、「あなたにはこの得意分野をお願いしたい」と役割を任せて協力を取り付けた

調整型:調整力(意見の違いを整理し、合意点をつくる)

調整力は、組織の潤滑油として機能する能力のことです。意見の食い違いや人間関係のトラブルが発生した際に、冷静に間に入って解決策を見出す力は、多様な利害関係者がいるビジネスの現場で重宝されます。

サークル内での意見対立を仲裁した経験がある方や、温度差のあるメンバー間を取り持った経験がある方におすすめです。

たとえば、次のような行動をとったことがある方にぴったりです。

  • A案とB案で意見が割れた際、それぞれのメリットとデメリットを整理してホワイトボードに書き出し、冷静に議論できる場を作った
  • 不満を持っているメンバーから個別に話を聞き、全体会議では言いにくい本音を吸い上げて、妥協点を探った
  • 「どちらが正しいか」の勝ち負けではなく、「チームの目標達成には何がベストか」という視点に立ち返らせて合意を作った

支援型:育成・支援力(相手が動けるようにサポートする)

育成・支援力は、いわゆる「サーバントリーダーシップ(奉仕型リーダーシップ)」です。自分が前に出るのではなく、メンバーが働きやすい環境を整えたり、後輩が成長できるようにサポートしたりすることで、結果的にチーム全体の成果を最大化します。

アルバイトの教育係や部活のマネージャー、後輩の面倒見がよいと言われる方におすすめのリーダーシップです。

たとえば、次のようなエピソードが当てはまります。

  • ミスが続いて自信を失っている後輩に対して、叱るのではなく「どこでつまずいているか」を一緒に分析して対策を立てた
  • 新人が質問しやすいように、「まずは私に聞いてください」と声をかけ、定期的に相談タイムを設けた
  • 感覚で教えられていた業務を、誰でもわかるようにチェックリスト化し、教育にかかる時間を短縮した

改善型:課題発見力(つまずきの原因を見つけ、改善策を出す)

課題発見力は、日々の業務や活動の中で「もっとこうすればいいのに」という違和感を見逃さず、仕組みを変えることで解決するリーダーシップです。

派手さはありませんが、コスト削減や効率化に直結するため、実務能力として高く評価されやすい特徴があります。

マニュアル作成や無駄な会議の削減、備品管理のルール変更など、地道な改善に取り組んだ経験がある方との相性がよい自己PRです。

たとえば、次のようなエピソードがあります。

  • 慢性的に残業が発生していたアルバイト先で、作業動線の悪さに気づき、配置換えを提案してピークタイムの回転率を上げた
  • サークルの引継ぎ資料が古く役に立っていなかったため、クラウド上で共有・更新できる仕組みを導入した
  • 「例年通りだから」と続いていた無意味な慣習を廃止し、より効果的な活動に時間を充てられるようにした

言い換えは「行動の証拠」とセットで自己PRに盛り込む

自己分析のやり方がわからない就活生

巻き込み力や調整力などの言い換えを選んだとしても、それだけで採用されるわけではありません。むしろ、言葉だけが立派で中身が伴っていないと、「口先だけ」というマイナスの評価につながるリスクすらあります。

リーダーシップを魅力的に伝えるためには、その能力を発揮した具体的な行動をセットにする必要があります。

なぜなら、抽象的な言葉は、聞き手によって解釈が大きくブレてしまうからです。

たとえば、あなたが「私には調整力があります」と言ったとします。

これを聞いた採用担当者は、「高度なビジネス交渉ができるレベル」を想像するかもしれませんし、「単に飲み会の日程調整をしただけ」と受け取るかもしれません。この認識のズレを防ぐのが、具体的なエピソード(=行動の証拠)です。

自己PRを作るときは、「言い換え(リーダーシップの定義)」+「行動の証拠(リーダーシップを発揮した具体例)」を意識すると、説得力が生まれます。

NG例とOK例で比較してみましょう。

【NG例(言葉だけで証拠がない)】

    「私には巻き込み力があります。サークルのイベント企画では、リーダーとしてメンバー全員を巻き込んで成功させました」

→「巻き込んだ」という言葉を繰り返しているだけで、「どうやって」巻き込んだのかがわかりません。

【OK例(行動の証拠がある)】

 「私には、関係者に目的を共有して協力を得る巻き込み力があります。サークルのイベント企画では、当初メンバーの参加率が低迷していました。そこで、私は一人ひとりと面談を行い、『このイベント成功が個人の成長にどうつながるか』を紐づけて説明し、それぞれの強みが活きる役割を提案しました。その結果…」

→「個別に面談した」「メリットを説明した」「役割を提案した」という具体的なアクションが、巻き込み力の証明になっています。

このように、「言い換え」はあくまでラベルであり、その中身を証明するのは、あなたの行動の描写です。かっこいい言葉を探すことよりも、「あの時、自分は具体的にどんなアクションを起こしたっけ?」と思い出すことに時間を使ってみてください。

ゼミ・部活を例にした自己PRにおけるリーダーシップ例文

就活で使える自己PRの例文をいくつか紹介します。

そのままコピペではなく、必ず自分の事実に置き換えてください(数字や固有名詞は、実際の内容に合わせます)。

履歴書やESで使いやすい200字前後の例文(ゼミ経験版)

私の強みは、目標達成に向けて周囲を巻き込む推進力です。

ゼミの発表準備で進捗が遅れた際、作業を細分化して役割分担を提案し、全員の負担が偏らないよう調整しました。加えて、週ごとの到達点を共有し、遅れが出た部分は早めに周囲へ共有できる流れを整えました。

この経験を活かし、入社後も関係者と合意形成しながら、やるべきことを着実に前へ進めます。

ESで使いやすい400字前後の例文(部活経験版)

私の強みは、チームの課題を見極め、周囲を巻き込んで改善する推進力です。

所属するテニス部では、練習のマンネリ化により部員の士気が下がり、試合での初戦敗退が続いていました。私はこの状況を変えるため、まず部員一人ひとりと対話し、練習の意図が不明確であることがモチベーション低下の原因だと突き止めました。そこで、練習メニューをただこなすのではなく、全員が目的意識を持てる仕組みを導入しました。具体的には、月ごとの強化テーマを数値目標として可視化し、練習後の振り返りミーティングを短時間で行う習慣を定着させました。その結果、チーム内に競争と協力の意識が生まれ、翌年のリーグ戦では部として歴代最高成績となるベスト4に進出しました。

入社後も、現状に満足せず課題の本質を捉え、周囲と協力しながら成果に向けて組織を動かすことで貢献したいです。

リーダーシップのPRに対して面接で深掘りされやすい質問と対策

面接では、「本当にその強みがあるのか」、「再現性があるのか」を確かめるために、自己PRの背景・行動の理由・周囲の反応まで掘り下げられやすいです。

そこで、話が散らからないように結論→背景→行動→結果→再現性の順で組み立てると、短時間でも“リーダーシップの中身”が伝わりやすくなります。

この型は、単なるテンプレではなく、企業が確認したいポイント(目的/働きかけ/再現性)を漏れなく入れるための骨組みです。各項目で「何を言うべきか」を決めておくと、深掘り質問にも落ち着いて対応できます。

  • 結論:私の強みは〇〇(言い換え)です
  • 背景:〇〇の場面で、〇〇が課題でした
  • 行動:私は〇〇を行い、周囲に〇〇の働きかけをしました
  • 結果:その結果、〇〇になりました
  • 再現性:入社後は〇〇の業務で、〇〇として活かします

これらを土台にしておくと、次に紹介する「よくある深掘り質問(なぜそうした?反対は?失敗は?周囲の評価は?)」にも、答えやすくなります。

リーダーシップの自己PRに対して深掘りされやすい質問と対策

就活の面接では、「本当にその強みがあるのか」が確認されます。これに対しても、あらかじめ準備しておくと落ち着いて答えられます。

リーダーシップ自己PRに対する、よくある深掘り質問

リーダーシップを自己PRで使った際によくある深掘り質問は、以下のようなものです。

  • なぜその行動を選びましたか(判断軸の確認)
  • 反対意見はありませんでしたか。あった場合はどう対応しましたか(対人折衝力の確認)
  • 失敗した点はありますか。次はどう改善しますか(振り返り力の確認)
  • 周囲からはどう評価されましたか(客観性の確認)
  • あなたがいなくても同じ結果になりましたか(再現性の確認)

面接では自己PRだけでなく、最後の「何か質問はありますか?」に向けた準備もしておくと会話の質が上がりやすいです。

逆質問の考え方や例は、こちらも参考になります。
» 「何か質問はありますか?」企業へ逆質問するときのポイント

深掘り対策では意思決定の理由を言語化してリーダーシップを証明する

多くの就活生は「ミーティングを開きました」や「マニュアルを作りました」という「行動(What)」ばかりを強調しがちです。しかし、採用担当者が本当に知りたいのは、その行動の裏側にある「思考(Why)」です。

ビジネスの現場は、正解のない問題の連続です。その中で、「なぜA案ではなくB案を選んだのか」「なぜ今それをやる必要があったのか」という判断を常に迫られます。

そのため、面接で「なぜその行動をとったのですか?」と聞かれたときに、「なんとなく必要だと思ったからです」や「先輩に言われたからです」と答えてしまうと、採用担当者は「入社後に困難な壁にぶつかったとき、自分で考えて突破できないかもしれない」と不安を感じてしまいます。

逆に、たとえ小さな行動であっても、「〇〇というリスクを避けるために、あえてこの手順を選びました」と論理的に説明できれば、「この学生なら、状況が変わっても適切な判断ができそうだ」という信頼(再現性の証明)につながります。

リーダーシップ自己PRに対する、NGな回答例

企業が評価したいのは、リーダーシップを自社でどう活かせるかという点です。そのため、単なる事実の羅列や、独りよがりな内容はマイナス評価になることがあります。

よくあるNGパターンは、大きく分けて「肩書き依存」「抽象的」「自慢話」の3つです。

最も多いNGパターンが「部長だったからリーダーシップがある」という自己PRです。役職はあくまで役割の名前であり、能力の証明にはなりません。NGな回答例を紹介しましょう。

NGな回答例

「私は大学のサッカーサークルで副代表を務めました。副代表として、代表を支えながら100人の部員をまとめ上げました。この経験から、私には組織を引っ張るリーダーシップがあります。入社後もリーダーとして活躍したいです」

改善ポイント

「部員をまとめた」と書いてありますが、「どうやってまとめたのか」という過程がまったく書かれていません。これでは、ただ役職に就いていただけなのか、実際に苦労して組織を動かしたのか、採用担当者には判断できません。

役職はさらっと触れる程度にし、直面した課題と自分なりの解決策を具体的に入れましょう。

OKな回答例

「副代表として、練習参加率が低下している課題に対し、学年ごとの意見交換会を企画して不満を解消しました。結果として参加率が向上し、組織の一体感を高めることができました」

リーダーシップの自己PRにつなげる、「企業が求める人物像」の見極め方

リーダーシップの自己PRは、企業選びとも相性が良いテーマです。自分本位なアピールにならず、伝える内容を“企業が求める形”に寄せると、納得感が増します。

どんなリーダーシップが求められているかを求人情報から読み取る方法

企業の求人票や企業サイトの採用ページで、次の観点を確認します。

  • 変化が多い環境か(推進力・課題解決が活きる)
  • 関係者が多い仕事か(調整力・巻き込み力が活きる)
  • チームで成果を出す職種か(合意形成・支援が活きる)
  • 仕組み化が必要な業務か(改善・標準化が活きる)

なお、求人票や採用ページで気になった点は、面接の逆質問で確認していくとミスマッチを減らしやすくなります。業界別の逆質問例はこちら。
» 逆質問での印象アップのコツと注意点、業界ごとの逆質問例|金融・メーカー・IT・商社・人材・コンサル

選考の種類ごとに見られやすいリーダーシップのポイントは変わる

場面によって、企業が見たい観点が変わることがあります。整理しておくと、自己PRの出し方も調整しやすくなります。

  • 本選考:「入社後に伸びていくか(成長ポテンシャル)」や「周囲を巻き込んで成果に近づけるか」が見られることがある。自社に入社後の実務で活かせるかが重要
  • インターンシップ&キャリア:志望度合い、マッチ度、将来性、主体性が求められることがある。まずは行動できているかを見ているケースもあります

インターンシップ&キャリア向けに自己PRを調整したい方は、関連記事も参考になります。

【関連記事】インターンシップの選考通過を目指す自己PRの書き方とは?

自己PRでリーダーシップを伝えるときのまとめ

自己PRでリーダーシップを伝えるときのポイントは次の通りです。

  • 肩書きではなく目的や働きかけ、再現性をセットで具体化する
  • 言い換え表現は便利だが、行動の証拠と一緒に出すことで初めて強みとして伝わる
  • 就活の進め方や、自分にあった企業の選び方で迷うときは、自己PRの整理と同時に「どんな企業がどんな人物像を求めているか」を確認していく

自己PRの書き方や面接での答え方を一人で抱え込みそうなときは、キャリアアドバイザーと面談して、強みの言語化や深掘り対策を一緒に整理するのも選択肢です。

マイナビ新卒紹介はすべて無料で利用でき、紹介された企業に必ずしも応募・承諾する必要はありません。話を聞いてみて合わないと感じた場合は、お断りすることも可能です。

LINEで気軽にやり取りしながら、面談日程も都合に合わせて調整できますので、就活に行き詰まりを感じている方は相談先の一つとして使ってみるのもおすすめです。
» マイナビ新卒紹介について詳しく見る

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