就活を進める中で、多くの学生のみなさまが自己PRの作成に頭を悩ませています。
この記事では、数多くの就活生をサポートする私たちマイナビ新卒紹介が、自己PRの作り方を「準備編」「作成編」「実践編」の3ステップに分けて紹介します。
強みや経験別に例文を紹介するため、ぜひ参考にしてください。
なお、私たちは、就活エージェントとして自己分析のサポートや企業を見つけるお手伝い、ES・面接の改善支援などを行っております。
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この記事で分かること(目次)
- 採用担当者が自己PRで見ている3つのポイント
- 【準備編】自己PRに使える「強み」を見つけるステップ
- 【作成編】自己PRのテンプレート(PREP法)
- 強み別|エントリーシートでの自己PR例文5選
- 経験別|エントリーシートでの自己PR例文10選
- 【実践編:エントリーシート】文字数別の書き分け術
- 【実践編:面接】自己PRを効果的に伝えるポイント
- 就活生がやりがちな自己PRのNG例
- 自己PRに悩んだら「マイナビ新卒紹介」に相談しよう
採用担当者が自己PRで見ている3つのポイント
自己PRを作成する前に、そもそも企業がなぜ自己PRを求めるのか、その意図を理解することが、内定に近づくための一つの方法です。
企業は単に「優秀なエピソード」を聞きたいわけではありません。採用担当者の視点を知ることで、アピールすべきポイントが明確になります。
ここでは、大きく分けて3つの評価ポイントについて解説します。
- 人柄や価値観が自社の社風とマッチしているか
- 入社後に活躍してくれるポテンシャルがあるか
- 自己分析ができており、客観的に自分を理解しているか
特に新卒採用では、社会人経験がない前提で「伸びしろ」や「自社とのフィット感」を総合的に判断しているため、エピソードそのものよりも、そこから伝わる人柄や考え方が重視されます。
1:人柄や価値観が自社の社風とマッチしているか
企業は、自己PRのエピソードから見えるあなたの人柄や物事への取り組み方を知り、自社の文化やチームにフィットするかどうかを見ています。
どれだけ能力が高くても、組織のカルチャーに合わなければ、早期離職につながるリスクがあるため、重要視しているポイントの一つです。
カルチャーフィットは、大きく2つの観点で見られることが多いです。
①会社の社風・価値観に合っているか
例えば、チームワークを重視する企業であれば「協調性」や「周囲を巻き込む力」が評価されやすく、実力主義の企業であれば「自主性」や「主体的な行動力」が好まれる傾向にあります。
②既存の社員やチームと円滑に協働できそうか
「この学生と一緒に働きたいか」「既存の社員とうまくやっていけそうか」といった点も、同じく判断材料になりやすいです。
そのため、エントリーシート(ES)の自己PRでは、単に強みを述べるだけでなく、「その強みがなぜその企業に合っているのか」を一文でも良いので添えておくと、社風とのマッチ度が伝わりやすくなります。
2:入社後に活躍してくれるポテンシャルがあるか
あなたの強みが、入社後の業務でどのように活かせるのか、企業は具体的なイメージを描こうとしています。
学生時代に発揮した強みが、社会人になっても通用するかどうかという再現性が重要です。
特別な実績そのものよりも、課題に直面した際の思考プロセスや行動量を見ることで、ビジネスの現場でも同じように成果を出せる人材かどうかを見極めています。
そのため、「仕事でもこのように貢献できます」という未来への可能性を感じさせることが大切です。
ESの自己PRでは、最後の締めくくりに「この経験で身につけた〇〇を、貴社の△△の業務で活かしたい」という一文を入れるだけでも、入社後の活躍イメージを持ってもらいやすくなります。
3:自己分析ができており、客観的に自分を理解しているか
「自分の強みは何か」を論理的に説明できる学生は、自分を客観視できていると評価されます。
自分の得意なことや苦手なことを正しく把握している方は、自分自身の取り扱い方を理解しているということ。
これは、入社後に壁にぶつかった際も、感情的にならずに自ら課題を見つけて成長できる人材であるという期待につながりやすいです。
自己PRの内容に説得力があるかどうかも、この自己理解の深さによって左右されるため、丁寧な自己分析は欠かせません。
自己PR・ガクチカ・志望動機の内容がバラバラだと、自己理解が浅い印象を与えてしまいます。同じ「価値観」や「強み」が一貫しているかどうかも、企業はしっかり見ています。
【関連記事】「自己分析ができない…」そんなときに試したい簡単なやり方を紹介
【準備編】自己PRに使える「強み」を見つけるステップ
「自己PRで話せるような特別な強みなんてない…」と感じる方も多いですが、心配ありません。
以下のステップで自己分析を進めれば、あなたならではの魅力的な強みが見つかる可能性があります。
「強み」=「生まれつきの才能」ではなく、「経験の中で磨かれてきた行動パターン」と考えると、ぐっと見つけやすくなります。
1: 過去の経験を洗い出す
まずは、大学時代に限らず、これまでの人生を振り返り、印象に残っている出来事(部活動、サークル、アルバイト、ゼミ、学業など)を大小問わず書き出してみましょう。
ここで大切なのは、成功した経験だけでなく、苦労した経験や努力した経験も洗い出すことです。派手な実績である必要はありません。その際、なぜ頑張れたのか、何が大変だったのかなど、感情が動いた点を深掘りするのがポイントです。
自分史を作るようなイメージで、時系列に書き出していくと整理しやすくなります。
おすすめは、「小学校・中学校・高校・大学」のように学年ごとに区切ってA4用紙やノートに書き出す方法です。1つの時期につき最低3つはエピソードを書き出すことを目標にすると、自己PRの材料に困りにくくなります。

また、「頑張った出来事」だけでなく、「失敗した・悔しかった出来事」も一緒に書いておくと成長エピソードとして深みのある自己PRにつながります。
2:経験から「課題→行動→結果」を抽出する
洗い出した経験の中から、特に印象深いものをいくつかピックアップします。そして、その経験を構造化して分析していきます。
具体的には、「どのような課題や困難があったか」「その課題に対して、自分がどう考え、どう行動したか」「その結果、何が起きたか(どんな成果が出たか、何を学んだか)」という3つの要素を言語化します。
特に重要なのは「行動」の部分です。結果に至るプロセスにおいて、あなたがどのような工夫をしたのかを詳しく書き出すことで、あなたらしさが浮き彫りになります。
このとき、「自分ひとりでやったこと」と「周囲を巻き込んでやったこと」を分けて書いておくと、主体性や協調性など、どの強みにつなげられるかが整理しやすくなります。
3:強みを言語化し、企業の求める人物像と結びつける
「2:経験から『課題→行動→結果』を抽出する」で言語化した、行動の部分に、あなたの強みが隠されています。自分の行動パターンに名前をつけてみましょう。
- 目標達成のために粘り強く情報収集したなら、粘り強さや探究心
- チームの意見をバラバラな状態からまとめたなら、協調性や調整力
上記のように行動を別の言葉に置き換えてみましょう。
そして、その強みを志望する企業の求める人物像と照らし合わせます。企業が求める能力とあなたの強みが重なる部分こそが、最もアピールすべき自己PRポイントです。
ここまで整理できると、自己PRの準備は完了です。
企業の採用ページや募集要項に書かれている「求める人物像」「活躍している社員の特徴」と、自分の強みリストを照らし合わせ、「特に相性が良さそうな強み」を1〜2個に絞るとESでの訴求力が高まります。
逆に、企業があまり求めていない要素ばかりをアピールしてしまうと、どれだけ文章がうまくても評価されにくくなる点には注意しましょう。
【作成編】自己PRのテンプレート(PREP法)
強みが見つかったら、次はいよいよ文章に落とし込んでいきましょう。
ここでは、誰でも論理的でわかりやすい自己PRが書けるフレームワーク「PREP法」をご紹介します。この型に沿って書くことで、伝わりやすくなる可能性があります。
- Point:私の強みは〇〇です【結論】
- Reason/Example:この強みは〇〇という経験で発揮されました【具体例】
- Point:この強みを活かして、貴社で〇〇のように貢献したいです【結論(意欲を見せる)】
特に、エントリーシートの自己PR欄や「学生時代に力を入れたこと」といった設問は、PREP法で構成すると読み手が内容を追いやすくなります。
Point:私の強みは〇〇です【結論】
まず最初に、あなたがアピールしたい強みを簡潔に一言で伝えます。
結論から話すことは、ビジネスコミュニケーションの基本です。「私の強みは、目標達成に向けた課題解決能力です」のように、採用担当者が一目で内容を理解できるように書きましょう。
ここで回りくどい言い方をすると、後のエピソードが何の話なのか伝わりにくくなってしまいます。キャッチコピーのように、端的に自分を表す言葉を選びましょう。
Reason/Example:この強みは〇〇という経験で発揮されました【具体例】
次に、その強みの根拠となる具体的なエピソードを述べます。「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」を意識して、状況が目に浮かぶように描写することが重要です。
ここが自己PRのポイントであり、他の就活生との差別化ポイントです。準備編で整理した「課題→行動→結果」の流れを使って、あなたが直面した困難と、それをどう乗り越えたのかを具体的に書きましょう。
可能であれば、数字(売上が〇%アップ、〇人のチームをまとめた等)を用いると、より客観的な説得力が増します。
迷った場合は、「私の強みは、〇〇です。その強みを活かして〜。」と、最初の1文だけ決めてから具体例を考えていくとスムーズです。
また、「自分の役割」と「周囲がしてくれたこと」を分けて書くことで、あなた自身がどの部分に貢献したのかを明確にできます。ここが曖昧だと、“誰のエピソードなのか”が伝わりにくくなるので注意しましょう。
Point:この強みを活かして、貴社で〇〇のように貢献したいです【結論(意欲を見せる)】
最後に、その強みを活かして、入社後どのように企業に貢献できるのかを具体的に伝えましょう。
単に強みをアピールして終わるのではなく、「だから貴社で活躍できます」という未来のビジョンで締めくくります。
企業の事業内容や仕事内容と結びつけることで、志望度の高さと入社後の活躍イメージを採用担当者に持たせることができます。
「貴社の営業職として、この粘り強さを活かし、顧客との信頼関係構築に貢献したいです」のように、具体的な職種や場面を想定して書くとよいでしょう。
「どの部署・どのような場面で強みを活かすのか」までイメージして書くと、自己PRと志望動機の一貫性も高まり、ES全体の完成度を高めやすくなります。
強み別|エントリーシートでの自己PR例文5選
ここからは、先ほどのテンプレートを使って作成した自己PRの例文をアピールしたい強みを軸にしてご紹介します。
自分の経験と照らし合わせながら、文章作成の参考にしてください。
- 「粘り強さ・継続力」をアピールする例文(ゼミ研究)
- 「課題解決能力」をアピールする例文(アルバイト)
- 「主体性・行動力」をアピールする例文(サークル活動)
- 「協調性・チームワーク」をアピールする例文(グループワーク)
- 「学習意欲・探究心」をアピールする例文(資格取得)
繰り返しになりますが、例文をそのままエントリーシートに書くと「どこかで見た文章だな」と見抜かれてしまいます。文の構成や言い回しをヒントにしつつ、内容は必ず自分の体験に置き換えてください。
「粘り強さ・継続力」をアピールする例文(ゼミ研究)
私の強みは、目標達成のために粘り強く努力を継続できることです。
この強みは、経済学ゼミでの卒業論文執筆の際に発揮されました。私は「〇〇(テーマ)」という未解明な領域を研究テーマに選びましたが、参考となる日本語の先行研究がほとんど存在しないという困難に直面しました。
そこで、数百本に及ぶ海外の英語論文を読み込み、分野の異なる教授や大学院の先輩にも自らアポイントを取り、多角的な視点からアドバイスを求めました。地道な情報収集と分析を半年間粘り強く続けた結果、独自の視点を取り入れた論文を完成させることができ、ゼミの担当教授からは「論理の展開が緻密で、学生レベルを超えている」と高く評価していただきました。
貴社に入社後も、この粘り強さを活かし、困難な課題に対しても決して諦めず、最後までやり遂げることで成果に貢献したいです。
粘り強さをアピールする際は、「どれくらいの期間」「どの程度の頻度で継続したのか」を数字で示すと、説得力が高まります。
「課題解決能力」をアピールする例文(アルバイト)
私の強みは、現状を分析し、課題を特定して解決策を実行する「課題解決能力」です。
カフェのアルバイトで、お昼のピークタイムにお客様をお待たせしてしまうことが常態化し、顧客満足度の低下が課題でした。私はその原因を「注文の待ち時間」と「席案内の非効率さ」にあると分析しました。
そこで、店長に2つの改善策を提案しました。1つ目は、列に並んでいるお客様に先にメニューをお渡しし、注文時間を短縮すること。
2つ目は、空席状況をリアルタイムで全スタッフがインカムで共有する仕組みです。この提案を実行した結果、お客様の回転率が1.2倍に向上し、クレームも大幅に減少しました。
この課題解決能力を活かし、貴社の企画職として顧客や市場の課題を的確に捉え、具体的なサービス改善に繋げることで貢献したいです。
課題解決能力を伝えるときは、「課題の発見 → 原因の仮説 → 実行した施策 → 結果」という流れを意識すると、ビジネスの現場でも再現できそうだと感じてもらいやすくなります。
「主体性・行動力」をアピールする例文(サークル活動)
私の強みは、目標達成のために自ら考え、周囲を巻き込みながら行動できる主体性です。
所属するテニスサークルでは、新入生の入会数が毎年減少していることが課題でした。私は、初心者や女性メンバーが練習に参加しづらい雰囲気があるのではないかと考え、誰もが楽しめる環境を作ることを目標にしました。
そこで、同期に協力を呼びかけ、「初心者向けの練習会」と「男女ミックスの団体戦」という2つの新企画を立案・実行しました。SNSでの告知や、個別の声かけを粘り強く行った結果、新入生の練習参加率は前年の2倍に増加し、最終的に退会者ゼロを達成することができました。
貴社においても、この主体性を活かし、現状に満足せず常に改善点を見つけ、チームの目標達成のために自ら行動していきたいです。
主体性をアピールする場合は、「周囲から頼まれたから」ではなく、「自分から課題を見つけて動き出したきっかけ」を一文入れると、より前向きな印象になります。
「協調性・チームワーク」をアピールする例文(グループワーク)
私の強みは、多様な意見を尊重し、チームの目標達成に向けて議論を調整する協調性です。
マーケティングの授業で5名のグループワークに取り組んだ際、当初は各々の主張がぶつかり、議論が停滞してしまいました。私はこの状況を打開するため、まず全員の意見を一度ホワイトボードに書き出し、それぞれの意見の共通点と相違点を可視化することを提案しました。
そして、対立点については感情的にならず、「企画の目的」という原点に立ち返ることを促しました。その結果、冷静な議論ができるようになり、全員の意見の良い部分を組み合わせた企画を完成させ、教授からクラス最高評価をいただくことができました。
貴社に入社後も、チームの一員として多様な意見に耳を傾け、議論を活性化させる潤滑油のような役割を果たすことで貢献したいです。
協調性は「何となく仲良くやりました」だと弱く見えてしまいます。上記のように、具体的な工夫やファシリテーションの行動まで踏み込んで書くことがポイントです。
「学習意欲・探究心」をアピールする例文(資格取得)
私の強みは、目標達成のために必要な知識を貪欲に学び続ける学習意欲です。
IT業界への関心から、プログラミング未経験ながら基本情報技術者試験の取得を決意しました。当初は専門用語の多さに苦戦しましたが、「半年後の試験で合格する」という目標を立て、毎日3時間の学習を継続しました。
特に、参考書を読むだけでなく、オンライン学習サイトで実際にコードを書きながら学ぶことで、知識の定着を図りました。また、理解が難しい箇所はSNSのエンジニアコミュニティで積極的に質問し、多角的な視点から学ぶことを意識しました。その結果、一度の受験で合格することができました。
この学習意欲を活かし、入社後も常に新しい技術や市場動向を学び続け、貴社の事業発展に貢献できる人材へと成長したいです。
学習意欲・探究心は、多くの就活生がアピールする人気の強みです。どんな工夫で学習を続けたのか、周囲を巻き込んだのかなど、一歩踏み込んだエピソードを入れると差別化しやすくなります。
経験別|エントリーシートでの自己PR例文10選
次は、アピールしたい経験を軸にした自己PR例文を10個ご紹介します。
- アルバイト経験をもとにした自己PR例文
- サークル活動経験をもとにした自己PR例文
- ゼミ・研究活動をもとにした自己PR例文
- 留学経験をもとにした自己PR例文
- 長期インターンシップ経験をもとにした自己PR例文
- ボランティア経験をもとにした自己PR例文
- 学業(成績優秀)をもとにした自己PR例文
- 部活動経験をもとにした自己PR例文
- 資格取得経験をもとにした自己PR例文
- 理系学生向け(研究内容)をもとにした自己PR例文
アルバイト経験をもとにした自己PR例文
強み:相手の立場に立ってニーズを先読みする力
アパレル店でのアルバイト経験を通じて、お客様の潜在的なニーズを汲み取り、期待を超える提案をする力を培いました。私が働いていた店舗では、マニュアル通りの接客が基本でしたが、私はお客様一人ひとりに合わせた対応を心がけました。
例えば、旅行目的で来店されたお客様との会話から、移動中の快適さも重視していると考え、デザイン性だけでなく「シワになりにくい素材」や「着回しのしやすさ」といった付加価値を提案しました。
こうした工夫を続けた結果、お客様から「あなたに選んでもらえて良かった」と感謝の言葉をいただく機会が増え、個人売上目標を6ヶ月連続で達成することができました。
貴社の営業職においても、この経験で培った傾聴力と提案力を活かし、お客様との長期的な信頼関係を構築したいです。
アルバイト経験を自己PRに使う場合は、「単に任された仕事をこなした」のではなく、「自分なりに工夫したこと」「お客様や周囲の反応がどう変わったか」まで書けると評価されやすくなります。
サークル活動経験をもとにした自己PR例文
強み:目標達成に向けた企画力と実行力
写真サークルの副部長として、初の学外写真展を成功させた経験があります。当初の目標は「来場者100名」でしたが、メンバーのほとんどが運営未経験で、実現を疑問視する声もありました。
私は目標達成のために、まずメンバーの不安を取り除くことが重要だと考え、タスクを「会場交渉」「予算管理」「広報」の3チームに細分化し、役割を明確にしました。
特に広報では、SNSでのカウントダウン投稿や、近隣の大学やカフェへのチラシ設置依頼など、地道な活動を主導しました。その結果、チームの一体感が高まり、最終的に目標を上回る120名の方に来場いただき、サークルの認知度向上に大きく貢献できました。
この経験で得た企画力と実行力を活かし、貴社でも困難なプロジェクトを最後までやり遂げたいです。
サークル経験は「楽しかった思い出」で終わらせず、どんな目標を掲げ、どのように周囲を動かしたのかを明確にすると、ビジネスの場面に結びつけやすくなります。
ゼミ・研究活動をもとにした自己PR例文
強み:「課題に対し、客観的根拠を基に結論を導き出す論理的思考力」の場合
ゼミ活動を通じて、複雑な事象を分析し、筋道を立てて結論を導き出す論理的思考力を養いました。私の研究テーマは「SNSの普及が若者の消費行動に与える影響」です。
このテーマを解明するため、まず複数の仮説を立て、それを検証するためのアンケートを300名の学生を対象に実施しました。アンケート結果の集計では、単純な割合だけでなく、回答者の属性(性別、学年など)を掛け合わせたクロス集計を行うことで、より深い示唆を得ることを意識しました。
この客観的なデータ分析に基づき、当初の仮説との差異を考察することで、説得力のある結論を導き出し、卒業論文として完成させることができました。
貴社のマーケティング職として、この論理的思考力を活かし、市場データを的確に分析することで事業戦略の立案に貢献したいです。
理系・文系を問わず、「データをもとに考えた経験」は多くの職種で評価されます。単なる感覚ではなく、どのような根拠をもとに判断したのかをセットで伝えることが重要です。
留学経験をもとにした自己PR例文
強み:「異なる文化や価値観を受け入れ、柔軟に対応する力」の場合
1年間のカナダ留学で培った、異文化への適応力と柔軟な対応力が私の強みです。
留学中、現地の学生とのグループプロジェクトで、時間管理や役割分担に対する考え方の違いから意見が衝突し、計画が停滞したことがありました。私は一方的に日本のやり方を主張するのではなく、まず相手の意見の背景にある文化や価値観を理解しようと努めました。
その上で、プロジェクトの共通目標を再確認し、互いのやり方を尊重した折衷案を粘り強く提案しました。その結果、チームは再び結束し、全員が納得する形でプロジェクトを成功させることができました。
この経験を活かし、グローバルに事業を展開する貴社において、多様なバックグラウンドを持つ方々と協働しながら新たな価値を創造していきたいです。
留学経験を自己PRにする場合は、「楽しかった」「視野が広がった」で終わらせず、具体的なトラブルや葛藤、それをどう乗り越えたのかまで触れることで、「人柄」や「仕事への取り組み方」、入社後も活かせる「再現性」を伝えやすくなります。
長期インターンシップ経験をもとにした自己PR例文
強み:「目標達成のために主体的に行動する実践力」の場合
ITベンチャー企業での長期インターンシップを通じて、目標達成のために主体的に行動する実践力を身につけました。
私はWebメディアの運営に携わり、記事作成を担当しましたが、当初はPV数が伸び悩んでいました。そこで「3ヶ月で担当記事の月間PV数を2倍にする」という個人目標を設定。上位記事の構成やキーワードを徹底的に分析し、SEOの知識を独学で学びながら実践しました。
また、社員の方に週に一度は必ずフィードバックを求め、客観的な視点を取り入れ改善を繰り返しました。その結果、目標を上回る2.5倍のPV数を達成し、メディア全体の集客にも貢献できました。
貴社でも現状に満足せず、常に目標達成のために何ができるかを考え、主体的に行動することで貢献したいです。
長期インターンをアピールする場合は、「学生アルバイト」との違いとして、目標数字やKPIへのコミット、社員と同等レベルで取り組んだ点を盛り込むと評価されやすくなります。
ボランティア経験をもとにした自己PR例文
強み:「相手に寄り添い、信頼関係を構築する傾聴力」の場合
地域の学習支援ボランティアの経験から、相手の話に真摯に耳を傾け、信頼関係を構築する力を学びました。
私が担当したのは、不登校の中学生でした。当初、彼は心を閉ざし、勉強にも全く手がつかない状態でした。私は無理に勉強を教えるのではなく、まず彼の好きなゲームやアニメの話を真剣に聞くことから始めました。彼のペースに合わせて対話を重ね、彼の考えや感情を否定せずに受け止めることを意識しました。
すると、徐々に彼の方から悩みを打ち明けてくれるようになり、学習にも意欲を見せるようになりました。
この傾聴力を活かし、お客様一人ひとりが抱える本当の課題やニーズを深く理解し、最適なソリューションを提案できる営業担当として貴社に貢献したいです。
ボランティア経験は、「いいことをした話」だけだと自己PRとしては弱くなります。相手との関わりの中で自分がどう変化したのか、どんな価値観を得たのかまで言語化すると、ぐっと深みが増します。
学業(成績優秀)をもとにした自己PR例文
強み:「目標達成に向けた計画性と実行力」の場合
大学の学業を通じて培った、目標達成のための計画性と着実な実行力が私の強みです。私は「全科目で優以上の成績を収める」という目標を掲げ、4年間を通してGPA3.8という成績を収めました。
この目標を達成するために、各科目のシラバスを基に学期全体の学習計画を立て、日々の予習・復習を習慣化しました。
特に、授業内容はその日のうちに自分なりのノートにまとめることで知識の定着を図り、試験前に慌てることなく、深い理解に基づいた学習ができました。この計画性と実行力は、期限や目標が明確な社会人の業務においても活かせると考えています。
貴社でも任された業務を着実に遂行し、一つひとつ成果を積み重ねていきたいです。
学業での実績は、「どれだけ忙しい中で両立したのか」「どのように優先順位をつけたのか」なども加えると、単なる“勉強ができる人”ではなく、“計画的に物事を進められる人”として伝わります。
部活動経験をもとにした自己PR例文
強み:「高い壁を乗り越える精神的な強さと忍耐力」の場合
体育会サッカー部での経験を通じて、困難な目標に対しても決して諦めない精神的な強さと忍耐力を培いました。入部当初、私は実力不足から試合に出られない日々が続きました。
しかし、「チームの勝利に貢献したい」という強い思いから、自分の課題であるフィジカルの弱さと向き合いました。全体練習後に毎日1時間の筋力トレーニングと走り込みを自らに課し、ポジション争いで負けても、次のチャンスに向けて黙々と努力を続けました。
この地道な努力を3年間継続した結果、最終学年でレギュラーの座を掴み、チームのリーグ優勝に貢献することができました。
この経験で培った精神力で、貴社の営業職として、いかなる困難な状況でも粘り強く目標達成を追求します。
体育会系のエピソードは多くの学生が用いるため、「どれだけ継続したのか」「どのような工夫をしたのか」を具体的にすることで、他の応募者との差別化を図りましょう。
資格取得経験をもとにした自己PR例文
強み:「目標から逆算し、計画的に努力できる力」の場合
目標達成から逆算して計画を立て、着実に努力できる力が私の強みです。
グローバルな環境で働くという将来像から、英語力の証明としてTOEICで800点を取得するという目標を設定しました。当時のスコアは550点だったため、1年間で250点アップするための学習計画を作成しました。
具体的には、「毎日単語を50個覚える」「週末に公式問題集を1回分解く」といった短期的な目標に落とし込み、スマートフォンのアプリで進捗を可視化しました。計画通りに進まない週もありましたが、その都度計画を修正し、継続することを最優先しました。結果、1年後に目標スコアを達成できました。
この計画性を活かし、貴社でも与えられた目標に対し、達成までの道筋を描き、着実に成果を出していきたいです。
資格取得の自己PRは、「資格名」だけを書いて終わらせてしまうケースが多いです。スコアの伸びや学習の工夫・時間の捻出方法など、プロセスに焦点を当てることで、働くうえでの再現性をアピールできます。
理系学生向け(研究内容)をもとにした自己PR例文
強み:「粘り強く仮説検証を繰り返す探究心」の場合
研究活動を通じて培った、未知の課題に対して仮説と検証を粘り強く繰り返す探究心が私の強みです。
〇〇(自身の研究分野)の研究室で、〇〇素材の耐久性向上に取り組んでいます。当初、従来の手法では目標の強度に達しませんでした。そこで私は、先行研究を徹底的に調査し、「〇〇という添加物を加えることで分子構造が安定するのではないか」という新たな仮説を立てました。
その後、添加物の種類や配合比率を変えながら100回以上の試作と評価実験を繰り返しました。失敗から得られたデータも無駄にせず、次の実験への改善点として考察することで、最終的に目標強度を15%上回る新素材の開発に成功しました。
この探究心を、貴社の技術開発職として活かし、革新的な製品開発に貢献したいです。
理系の研究内容を自己PRにする際は、専門的な用語だけに終始せず、「どんな工夫を続けた結果、どのような改善があったのか」を一般の人にも伝わる言葉で説明することが大切です。
【実践編:エントリーシート】文字数別の書き分け術

エントリーシートでは、200字や400字など文字数指定がある場合がほとんどです。基本の構成は同じですが、文字数に応じて情報の濃淡をつける必要があります。
同じエピソードでも、短いバージョンや標準バージョン、長いバージョンをあらかじめ作っておくと、企業ごとのESに柔軟に対応しやすくなります。
200字程度の自己PR:要点を絞り、PREPを凝縮する
短い文字数では、エピソードの背景説明は最小限にします。詳細な状況説明よりも、結果につながる行動の部分を優先しましょう。
「強み(結論)」→「どんな行動をしたか(具体例)」→「入社後の貢献(結論)」という骨子を明確に伝えることを意識してください。
接続詞や修飾語を削ぎ落とし、筋肉質な文章にすることがポイントです。
例えば、「私は〜と考えましたので、その結果〜になりました」のような重複表現は、「私は〜と考え、〜を行い、〜の結果を得ました」と一文にまとめるなど、できるだけシンプルに整えていきましょう。
400字程度の自己PR:必要な要素を絞り込み、PREP法を忠実に再現する
就職活動において最も一般的な文字数制限です。この長さでは全ての情報を詰め込むことはできないため、「必要な情報を残していく引き算の考え方」が重要になります。
基本のPREP法(結論・理由・具体例・結論)のフレームワークに沿って構成しましょう。
「課題・行動・結果」をバランスよく盛り込む
具体的なエピソード部分では、「課題の背景」「あなたの思考・行動」「結果・学び」の3要素をバランスよく配置することが重要です。
面接で深掘りしてほしい箇所をあえて「チラ見せ」する感覚で情報を凝縮しつつ、これら3つの要素が過不足なく論理的に繋がっているかを確認してください。
形容詞を削り、数字と事実で語る
状況説明には具体的な数字や客観的な事実を用い、余計な形容詞・副詞を徹底的に削ってください。これにより、400字という制限内でも説得力のある文章になります。
企業とのマッチ度を意識した構成
単なる成果報告ではなく、企業が求める人物像と合致するような「困難を乗り越える過程」に重きを置きましょう。
書き上げた後は起承転結のテンポを確認し、採用担当者が『入社後に活躍する姿』を明確にイメージできるレベルまで具体性を高めてください。
600字以上の自己PR:動機と試行錯誤のプロセスを深め、再現性を証明する
文字数に余裕がある場合は、単に文章を引き伸ばすのではなく、行動の背景にある解像度を高める方向へシフトします。
特に、400字では書ききれなかった「思考の深さ」や「努力の詳細」を描くのに適しています。
「独自の動機」と「試行錯誤」を詳細に描く
行動の背景にある「あなた独自の動機(なぜやったのか)」を特に重視しましょう。
さらに、困難に直面した際の「具体的な試行錯誤のプロセス(どう悩み、どう工夫したか)」を詳細に描写します。
単に結果が出たことだけでなく、その過程での周囲との対話や、地道な改善行動といったストーリーを厚くすることで、あなたの仕事への向き合い方が伝わります。
志望職種との接続を強化する
締めの部分では、アピールした強みを「貴社でどう活かすか」という点において、より具体化します。
志望職種の実務内容とあなたの強みを明確に紐づけることで、「入社後の活躍イメージ」を確信させる構成に仕上げましょう。
軸をぶらさない
長文になるほど「何を一番伝えたいのか」がぼやけやすくなります。
エピソードを深掘りしつつも、必ず冒頭と最後で同じ強み・メッセージに戻るように構成し、読み手に芯の通った一貫性を感じさせることが大切です。
【実践編:面接】自己PRを効果的に伝えるポイント
書類選考を通過したら、次はいよいよ面接です。エントリーシートの内容をただ読み上げるのではなく、採用担当者との対話を意識しましょう。
面接では、エントリーシートに書いた自己PRを「口頭で再構成して話す」イメージが大切です。文字をそのまま暗記するのではなく、話す用のアウトラインを用意しておきましょう。
1:自信を持って、ハキハキと話す
話す内容はもちろん重要ですが、それと同じくらい話し方といった非言語情報も評価されています。
自信のない小さな声や、伏し目がちな態度は、せっかくのよい内容も「本当かな?」と疑わせてしまいます。
自信のある表情、相手の目を見て話す、聞き取りやすい声のトーンを意識するだけで、自己PRの説得力は高まりやすくなります。
可能であれば、スマートフォンで自分の話している様子を録画し、姿勢・視線・口癖などをチェックしておくと、本番での改善につながります。
2:「1分程度でお願いします」に備える
面接では「自己PRを1分程度でお願いします」と時間指定されることが頻繁にあります。人間が1分間で話せる文字数は、およそ300〜350文字程度と言われています。
事前に400字程度で作成した自己PRを声に出して読み、スマートフォンでセルフで撮影し、1分に収まるように内容を調整・練習しておきましょう。
時間をオーバーしすぎると「要約力がない」と判断されることもあるため、時間を計って練習するのがおすすめです。
「結論(強み)→具体例の要点→仕事でどう活かすか」の3点を30秒ずつ話すイメージで構成を組むと、1分自己PRを作りやすくなります。
3:深掘り質問を想定し、回答を用意しておく
採用担当者はあなたの自己PRを聞いた後、「なぜそう考えたの?」「一番大変だったことは?」「その経験から何を学びましたか?」といった深掘り質問をします。
これはあなたを困らせるためではなく、自己PRの真偽や、より深い人柄を知るためです。あらゆる角度からの質問を想定し、自分なりの答えを準備しておくことが重要です。
「なぜ?」を3回繰り返して自問自答しておくと、本番でも焦らず答えられるようになります。
例えば、「なぜその目標を立てたのか」「なぜその方法を選んだのか」「なぜその学びが今後に活きると思うのか」など、自分で自分に“追加質問”をしてメモにまとめておくと、面接での受け答えが安定します。
就活生がやりがちな自己PRのNGチェックリスト
最後に、せっかくの自己PRが逆効果になってしまわないよう、よくある失敗例をご紹介します。自分の自己PRが当てはまっていないか、提出前に必ずチェックしましょう。
ESを提出する前に、「NG例チェックリスト」としてこの章を読み返し、自分の文章と照らし合わせる習慣をつけると、エントリーシートの質が安定しやすくなります。
◻︎抽象的で具体性に欠けていないか
抽象的で具体性に欠ける自己PRは採用担当者の心に響きません。
例えば、「私にはコミュニケーション能力があります」だけでは、何も伝わらないでしょう。
その能力を「いつ、誰に対して、どのように発揮したのか」という具体的なエピソードで裏付けることが不可欠です。
その結果、どういう成果を得たのかでまとめると、魅力的な自己PRになります。
「どんな状況で」「どんな行動をして」「どう変化したのか」の3点が書かれているかを確認してみてください。いずれかが抜けている場合は、具体例を足す必要があります。
◻︎企業の求める人物像とズレていないか
チームワークを重視する企業に「一人で黙々と作業するのが得意です」とアピールしても評価されにくいでしょう。
企業研究をしっかり行い、その企業がどのような人材を求めているのかを理解した上で、アピールする強みを選ぶことが大切です。
ただし、企業が求める人物像に無理やり当てはめて内定を取れたとしても、うまくマッチングしていないのであればどこかで無理が生じるでしょう。
それがきっかけとなり、早期退職につながることもあるため、そもそも自分の強みや個性を活かせる企業を選ぶことが大切です。
これらを踏まえると、やはり自己分析は大切です。自己分析のやり方がわからない方は「自己分析のやり方がわからないのは当然!簡単な始め方や活用術を紹介」を参考にしてください。
◻︎結果を伝えるだけになっていないか
意外に多いのが結果を伝えるだけになってしまっているというもの。
例えば「大会で優勝しました」という結果だけを伝えても、「すごいね」だけで終わってしまいます。
企業が知りたいのは、その結果に至るまでの「プロセス(努力・工夫)」であり、そこから得た学びを今後どう活かせるかです。
「その結果を出すために、どんな壁があり、どのように乗り越えたのか」を一段掘り下げて書くことで、あなたの思考力や行動力が伝わります。結果よりもプロセス重視、という意識を持っておきましょう。
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