「自己分析ができない」と悩む就活生へ。原因と簡単に出来る対策を紹介

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「自己分析ができない」と悩む就活生へ

「自己分析の手法や進め方は学んだのでわかっているが、自分一人で実践できない」という就活生は多くいます。

そこでこの記事では、「自己分析ができない」と悩んでいる就活生に向けて、私たちマイナビ新卒紹介が学生の悩みを一緒に乗り越えてきた経験から就活に役立つ考え方をご共有します。

実は、本人が自己分析できていると思っていてもできていないケースも少なくありません。

どうしても一人で自己分析ができない方は、専任のキャリアアドバイザーが付くマイナビ新卒紹介をご利用ください。

大学生・大学院生・専門学生・短大生・高専生は無料で利用でき、「知っていたら使っていた…!」という声も多くあります。
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この記事で分かること(目次)

  1. 「自己分析ができない」と感じる人が陥りがちな勘違い
  2. 自己分析できていると思い込んでいてもできていないことも
  3. 「自己分析ができない」と感じる人は、まずはハードルを下げよう
  4. 自己分析が簡単にできるようになる3つのコツ
  5. 自己分析がどうしてもできない場合は誰かに相談しよう
  6. 自己分析ができないと悩むあなたはマイナビ新卒紹介へ

「自己分析ができない」と感じる人が陥りがちな勘違い

「自己分析ができない」という悩みの裏には、自己分析に対するいくつかの勘違いが隠れていることがほとんどです。まずは、その勘違いを知ることから始めましょう。

100点満点の正解を探そうとしている

自己分析は、企業に気に入られるための模範解答を探す作業ではなく、あなたが心から納得して、自分らしく働ける場所を見つけるために向き合う大切な時間です。

面接官の反応の良い聞こえの良い言葉を探す必要も、誰かのすごいエピソードと比べて落ち込む必要もまったくありません。まずは、完璧を目指すのをやめてみましょう。

「これで本当にいいのかな」「もっと良い言い方があるはず」と何度も書き直しているうちに、いつの間にか一文字も進んでいない…という状態は、“正解探しモード”になっているサインです。

自己分析における正解は一つではなく、「今の自分なりの仮の答え」をいったん置いてみることが、次の気づきにつながります。

特別な経験がないとダメだと思い込んでいる

「リーダー経験もないし、留学もしていない…話せるようなすごい経験がない」と感じていませんか。

自己分析で大切なのは、経験の大小ではありません。たとえ小さな出来事でも、あなたがそのとき何を考え、どう感じ、どう行動したのか、そのプロセスにこそあなたらしさが表れます。

例えば、「毎日アルバイトに遅刻せず出勤した」「サークルの人間関係がうまくいかず悩んだ」など、一見“ふつう”に見える出来事でも構いません。

その場面であなたは何を大事にし、どんな選択をしたのかを振り返ることで、責任感・誠実さ・粘り強さといった価値観や強みが見えてきます。

いきなり自分の内面を深く掘り下げようとしている

何の準備もなく、いきなり「自分の価値観とは…」と考えても、答えが出てこないのは当然のことです。

まずは、目に見える「過去の事実(出来事)」から振り返りましょう。事実を整理していくうちに、内面は後から自然と見えてきます。

おすすめは、「小学校〜中学」「高校」「大学1〜2年」「大学3〜4年」のように時期ごとに区切り、その時期に印象に残っている出来事を3つずつ書き出してみる方法です。時系列で並べることで、「自分はこういう状況で頑張れる」「こういう環境だとストレスを感じやすい」といったパターンが浮かび上がってきます。

自己分析におけるマインドマップの活用

ネガティブな部分ばかりに目がいってしまう

真面目で誠実な人ほど、自己分析を始めると自分の短所や失敗談ばかりを思い出してしまい、「自分にはアピールできる良いところなんてない…」と自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。

しかし、短所は長所の裏返しでもあります。「心配性」は「慎重で計画的」、「頑固」は「意志が強い」と言い換えられるように、見え方を変えれば、それはあなたの魅力的な個性になることを知ってください。

とはいえ、ただポジティブな言い換えをするだけではなく、「どんな場面ならその短所が長所として活きるのか」まで考えられると、より説得力が増します。

例えば「心配性で行動が遅くなりがちだが、ミスが許されない作業では事前の確認リストを作ることで周囲から信頼された」といった“使いどころ”まで整理しておくと、自己PRにもつながりやすくなります。

全部一人でやらなければいけないと思っている

自分のことは自分一人が一番わかっている…とは限りません。むしろ、自分では当たり前すぎて気づけない魅力を、周りの人は知っていることもあります。

一人で悩み続けることは、自己分析を迷宮入りさせる一番の原因にもなり得るため、私たちマイナビ新卒紹介のような就職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのも一つです。

「どこまで考えてから相談すればいいですか?」と聞かれることもありますが、“よくわからないけれどモヤモヤしている段階”から話していただいて問題ありません。自分だけで結論を出そうとせず、第三者の質問やフィードバックを借りることで、一気に視界がクリアになることも多いです。
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自己分析できていると思い込んでいてもできていないことも

「自分史も作ったし、強みと弱みも言語化できた。自己分析はもう万全だ!」そう思っていても、いざ面接で深掘りされると答えに詰まってしまったり、なぜか採用担当者に響いていないように感じたり…。

それはもしかしたら、「自己分析ができているつもり」になっているサインかもしれません。実際のところ、自己分析できていると思い込んでいても、そうではない就活生をよく見かけます。

本人は「十分に振り返った」と感じていても、第三者から見ると「表面的なキーワードの列挙」に留まっているケースが多くあります。

例えば、長所や強みがキーワードだけになっているケースです。「私の強みはコミュニケーション能力です」「長所は課題解決力です」と、キーワード自体はスラスラと言えます。

しかし、面接官から「それを発揮した具体的なエピソードを教えてください」「あなたの言うコミュニケーション能力とは、具体的にどのような能力ですか?」と深掘りされると、途端に言葉に詰まってしまう状態になってしまう方も。

これでは、自己PRにつなげるほどの自己分析はできていない状況だと言えます。

「自己分析ができない」と感じる人は、まずはハードルを下げよう

「自己分析ができない」と悩む就活生へ

本格的な自己分析に入る前に、まずは肩の力を抜くための準備運動をしましょう。この2つの考え方を持つだけで、自己分析へのハードルがぐっと下がります。

いきなり何時間も机にかじりつくのではなく、「まずは5〜10分だけやってみる」といった軽い気持ちで始めることが、継続のコツです。

ゴールは自分を知るきっかけ作りとする

「エントリーシートを完璧に仕上げる」「面接で話す最強の自己PRを作る」といった高いゴールを最初から目指すと、プレッシャーでなかなか手が動かないものです。

そこで、最初のゴールは「何か一つでも自分の新しい一面に気づくこと」くらいに、思いっきり低く設定してみましょう。

「そういえば自分、こういうときにやる気が出るな」といった小さな発見を積み重ねることが、結果的に大きな自信につながります。

例えば、「授業よりもアルバイトの方が頑張れるのはなぜか?」といった素朴な疑問からスタートしても構いません。

就活で使える“立派な答え”を出そうとするのではなく、「自分の取扱説明書を少しずつ作っていく」くらいのイメージで取り組むと、気持ちがぐっと楽になります。

分析するのではなく、ただ思い出すから始めてみる

「分析」と聞くと、なんだか難しくて堅苦しく感じてしまいますよね。

そこでまずは「分析」という言葉を一旦忘れて、これまでの楽しかったこと、悔しかったこと、夢中になったことなどを、評価や判断を一切せずに、ただ書き出すだけの作業から始めてみましょう。

大切なのは、頭で考え込むよりも、とにかく手を動かしてみることです。スマートフォンのメモ帳に打ち込むだけでも構いません。

「うまく言葉にしないと」と思うと手が止まってしまうので、最初は箇条書きでOKです。「高校の部活で毎日筋トレ」「コンビニでの深夜バイト」「文化祭の準備で寝不足」など、断片的なメモで構いません。

後から見返したときに、「どうしてあのとき頑張れたんだろう?」「なぜそれが嫌だったんだろう?」と問い直すことで、自然と“分析”の段階に進んでいきます。

自己分析が簡単にできるようになる3つのコツ

難しく考えるのはやめましょう。ここでは、誰でも5分から始められる、具体的なファーストステップをご紹介します。

「途中で飽きてしまう」という人ほど、この“短時間でできるコツ”から試してみてください。

1:質問リストに答える

真っ白な紙を前に固まってしまうなら、まずは以下の質問に単語で答えることから始めてみてください。深く考えず、直感でOKです。

  • 時間を忘れるくらい夢中になれることは何?
  • どんなことをしているときに「楽しい!」と感じる?
  • 人から「ありがとう」と言われて嬉しかった経験は?
  • これだけは人に負けないかも、と思う得意なことは?
  • どんなニュースや話題に心が動かされる?

ポイントは、「1問1分」を目安にサッと書き出すことです。考え込んで止まってしまったら、その質問はいったん飛ばして次へ進みましょう。後から見返したときに、似た答えが並んでいる質問があれば、それがあなたの興味や価値観の“軸候補”になります。

また、書いた内容の横に「なぜそう思うのか?」を一言でメモしておくと、自己PRや志望動機に発展させやすくなります。

2:身近な人に他己分析で手伝ってもらう

「私の良いところって、客観的に見てどんなところだと思う?」と一番話しやすい友人や家族にメッセージを送ってみましょう。

直接聞くよりも恥ずかしさが減り、相手に考える時間を持ってもらえます。

例えば「お願い!他己分析」というツールを使ってみるのはオススメです。「お願い!他己分析」は、LINEなどでつながっている友だちに直接自分の長所や短所などを聞ける他己分析ツールです。

あなたが思う自分と周りから見た自分とのギャップに、大きな発見があるかもしれませんね。

他己分析をお願いする際は、「就活で自己分析をしていて、客観的な意見がほしい」と目的を一言添えると、相手も答えやすくなります。

3〜5人くらいにお願いしてみると、「よく気が利く」「話しやすい」「最後までやり切る」など、共通して出てくるワードが見えてきます。これが、あなた自身では気づきにくい“周りから見た強み”です。出てきたワードをもとに、「そう言えばどんな場面でそう評価されたのか?」を振り返ると、具体的なエピソードづくりにもつながります。

3:外部の診断ツールを試してみる

いくつかの質問に答えるだけで、客観的な視点からあなたの性格や強みを言語化してくれる無料ツールは、最初のとっかかりとしてとても有効です。

結果を深く信じすぎる必要はありませんが、「自分にはこんな側面もあるんだ」と知るだけで、視野が大きく広がります。

マイナビでは「適性診断 MATCHplus」というツールを無料で用意しているため、使ってみるのもおすすめです。

適性診断MATCH plus

診断結果は、「自分の性格はこうだと決めつけるためのもの」ではなく、自分について考えるきっかけとして活用すると良いでしょう。

例えば、診断結果に「計画的」や「慎重」と出たら、「いつもどんな場面で事前準備をしているか?」「慎重さが役に立った経験はあったか?」と、自分の過去のエピソードに当てはめて振り返ってみましょう。診断結果と実際の経験がつながったとき、自己分析は一気に深まります。

自己分析がどうしてもできない場合は誰かに相談しよう

「ここまで試しても、一人では進められない」、そんなときは、無理せず誰かを頼りましょう。

他者からの意見を聞くことで、スッと視界が広がることも多いです。

特に、「何時間も自己分析に取り組んだのに、結局どうアピールしていいかわからない」「同じところをぐるぐる考えてしまう」という状態になっているなら、すでに“自分一人での限界”にきているサインです。早めに第三者の力を借りた方が、結果的に効率も良くなります。

就職エージェントに伴走してもらう

一番おすすめなのが、私たちマイナビ新卒紹介のような就職エージェントを利用すること。

就職エージェントのキャリアアドバイザーは、あなたとの対話を通じて、ご自身では言語化できなかった想いや強みを一緒に見つけ出すことを得意としています。

そして、それが見つかったら、その強みが活かせる企業を具体的に紹介するところまで、一貫してサポートします。

具体的に受けられるサービスは以下の通りです。

  • 専任キャリアアドバイザーによる個別面談
  • ES(エントリーシート)・履歴書の添削
  • 企業ごとの選考対策
  • 面接日程調整代行
  • 選考後のフィードバック提供

実際の面談では、「これまでどんな学生生活を送ってきたか」「なぜその選択をしたのか」といった会話を通して、一緒にあなたの“ストーリー”を整理していきます。一人でノートと向き合うのが苦手な方でも、キャリアアドバイザーとの対話であれば自然と言葉が出てくる、という方は多くいらっしゃいます。

少しでも興味のある方は「マイナビ新卒紹介」のオンライン面談を受けてみてください。サービスを受けるかどうかは、オンライン面談を受けた後に判断しても問題ないはず。「まずは話だけ聞いてみたい」という軽い気持ちでの利用も歓迎です。
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大学のキャリアセンターにサポートしてもらう

大学のキャリアセンターの職員も毎年多くの学生の就活の相談に乗っています。相談しに行くと、あなたの話を聞き、整理して強みを引き出す手伝いをしてくれるでしょう。

ただし、就職エージェントのように、企業ごと、あるいはその年ごとの最新の面接傾向を掴むことは難しいかもしれません。

とはいえ、多くの就活生に共通して言える一般的なアドバイスは得意なはずです。

OB・OG訪問で社会人の視点をもらう

少し勇気がいるかもしれませんが、実際に社会で働く先輩に「学生時代の自分のどのようなところが今の仕事に活きていると思いますか?」と聞いてみるのも一つの手です。

社会人1~3年目程度のOB・OGなら、就活の雰囲気を忘れていないはず。特に、内定がほしい企業にOB・OGがいればアプローチしてもよいでしょう。

また、OB・OGに限らず、社会人に相談することは良いことです。

マイナビ新卒紹介には、「OB・OG訪問できなかったけど、どうしたらいいですか」とも聞かれることもありますが、当社のキャリアアドバイザーがしっかりサポートいたします。社会人の視点を伝え、就活生が志望する職種・業界に関する情報をお伝えできます。

特にマイナビ新卒紹介のキャリアアドバイザーは中途入社が多いため、前職の業界/職種・経験も踏まえて、サポートすることが可能です。

その他、ESや面接での自己PRポイントや、その会社で評価される能力や人柄についても知ることができます。

OB・OG訪問の際には、「その会社を選んだ理由」「入社前後でギャップを感じた点」「学生時代のどんな経験が今に活きているか」などを聞いてみると、自分の経験との共通点・違いが見えてきます。それがそのまま、自己分析を深めるヒントになります。

もし直接OB・OGが見つからない場合でも、マイナビ新卒紹介のキャリアアドバイザーを通じて、業界や職種のリアルな情報を得ることが可能ですので安心してください。

自己分析ができないと悩むあなたはマイナビ新卒紹介へ

「自己分析ができない」と感じる就活生は多くいます。しかし、その難しさの理由は、高すぎるハードルを自分に課してしまっているからかもしれません。

大切なのは、完璧を目指さず、まずは小さな一歩を踏み出してみること。そして、一人で抱え込まず、周りの力を上手に借りることです。

「一人で就活を乗り越えられるか不安…」「誰かに相談しながら、自分の考えを整理したい」もしあなたがそう感じているなら、マイナビ新卒紹介のキャリアアドバイザーと話してみませんか。

私たちは、あなたのまとまらない気持ちや漠然とした不安を、否定することなくすべて受け止めます。そして、対話を通して、あなたの自己PRポイントを一緒に見つけ出します。

相談は無料です。「自己分析ができない」と悩む時間を、私たちと一緒に「できた!」に変えていきましょう。まずは、オンライン面談からどうぞ。
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