就活でPRポイントがないと焦らなくて大丈夫!自己PRポイント探し方ガイド

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「自己PRできるような、すごい経験なんてないよ…」

大丈夫です、多くの就活生が同じように悩んでいます。でも、安心してください。あなたにPRポイントがないのではなく、まだ見つけられていないだけなんです。

この記事では、ごく普通のアルバイト経験から「あなただけの強み」を見つける具体的な方法を、ステップバイステップで解説します!

自己PRを探す上で重要なポイント3選!

  • PRポイントは「特別な経験」ではなく「日常の工夫」の中にある
  • 「なぜ?」の自問自答が「あなたらしさ」を掘り起こす
  • 伝わる自己PRには「型」がある

自己分析をしてもPRポイントが見つからない場合

PRポイントが見つからない学生の多くがPRポイントがないと思っていますが、見つけることができていないケースが大半です。まずは、PRポイントを見つける方法を理解し実践していきましょう。

PRポイントの見つけ方3選

中学生から現在に至るまでの過去の経験を振り返ることから始めましょう。振り返る方法は、いくつかあるのでご紹介します。

・モチベーショングラフ

自分の「やる気」の波をグラフにする、一番カンタンなPRポイントを見つける方法です。

下記グラフのように、自分のモチベーションを学生生活の時期ごとに分けて作成しましょう。作成後、モチベーションが上がったタイミング、下がったタイミングで何が起こったのか言語化しましょう。モチベーションのアップダウンの理由を言語化することで、自分の価値観や行動特性を見つけることができます。今回のPRポイントを見つける上では、モチベーションが上がったタイミングで自分のPRポイントを発揮している可能性があります。その時の事象を振り返ってみてください。

・長く継続した経験を振り返る

スポーツや部活動やアルバイトや日常の中での出来事など、どんな事でも問題ないです。長く継続した経験を振り返りましょう。「なぜ継続してきたのか?」「継続していく中で何か変化(工夫など)はあったのか」など1つ1つ振り返りながら言語化してみてください。1つの事を長く継続した経験の中には、何か壁にぶつかって乗り越えた経験や問題が起こって解決した経験など様々な経験をしていることが多いです。その経験の中に、あなたのPRポイントが見つかる可能性があります。

・第三者に過去の経験を話してみる

自分の中では、「大したことがない」「何もできない」と思っていたとしても実はすごいことをしている場合があります。そのような際には、自分の中で自己分析をし振り返っていてもPRポイントを見つけることは出来ません。自分の中で、悩まず第三者に相談してみましょ。相談相手は、「学校のキャリアセンター」、「学校の先生」、「OBOG」、「就活エージェント」などたくさんいます。自分に合った相談相手を見つけることで、自分では気づくことのできないPRポイントを見つけることができます。

自己PRの書き方

効果的な自己PRを書くためには、まず自分の強みや成果を明確に理解し、それを簡潔かつ魅力的に伝える構成力が重要です。下記では、自己PRの構成を分解し例文を用いて紹介します。

結論

ここでの結論は、PRポイントを簡潔に伝えられるようにいたしましょう。 強みや経験などがあげられます。

(例)私の強みは、課題解決能力です。

理由

なぜそのPRポイントがPRすることができるのか?また、どこで身につけたのかなどのきっかけを記載いたしましょう。

(例)サークルのボランティア活動で身に付けることができました。

目標/課題

ここでの目標/課題は、PRポイントを身につけた行動をする上で、立てていた目標/課題を記載いたしましょう。

(例)ボランティア活動活動の参加人数を前年の120%にする。

※ここでの目標/課題は、数値化することで採用担当者に対してもアピールしやすくなります。

具体例/具体的な行動

目標/課題を達成するべく、自分で行動した(経験した)内容を簡潔に具体的に記載致しましょう。 ※具体例/具体的な行動の内容は、1人で活動した内容よりも周りの人と協力した内容を記載した方が、コミュニケーション能力やチーム力を間接的にアピールすることができます。

(例)ボランティアに興味を持ってもらうためにチラシ作成

【物足りない例】 「チラシを作って配り、頑張りました。」
【良い例】 「活動の魅力が伝わるよう、参加者の笑顔の写真を使ったチラシをデザインしました。また、ただ配るだけでなく、大学の食堂でランチタイムに声をかけ、直接対話することを心がけました。」

結果

掲げた目標に対して、どのような結果だったのか簡潔に記載いたしましょう。

(例)前年の130%を達成

将来像

結論のPRポイントを活かしてどのように活躍していくことができるのか 自分の志望業界や職種、企業にアピールできるように記載いたしましょう

(例)課題解決能力を活かして、●●として活躍していきたいと考えております。

以上の内容を元に作成した例文

私の強みは、困難な状況でも柔軟に対応し、成果を導く課題解決能力です。
この力は、ボランティア活動を通じて培いました。活動の中で、参加者数の伸び悩みという課題に直面し、「前年の120%の参加者を集める」という目標を掲げました。より多くの人に活動の意義を伝えるため、私はチームリーダーに立候補し、5人のチームをまとめて広報活動に取り組みました。

特に力を入れたのはチラシの作成です。魅力的なデザインと明確なメッセージを意識し、ターゲット層に響く内容を工夫しました。その結果、参加者数は前年の130%に達し、活動の社会的影響を大きく広げることができました。

この経験から、課題を見極め、チームで協力しながら解決策を実行する力を身につけました。今後はこの力を活かし、企業や団体で社会課題の解決に貢献するプロジェクトに携わりたいと考えています。また、専門性を高めるために、継続的な学びにも積極的に取り組んでいきます。

応用編:自己PRを企業の求める人物像にかけ合わせる方法

以下のポイントを踏まえて考えてみましょう。

  • 企業のニーズを理解する:企業研究を通じて、その企業がどのような課題に直面しているのか、どのような人材を求めているのかを具体的に把握しましょう。

  • 自分の強みを関連づける:企業のニーズや求める人物像に対して、自分の強みや経験がどのように役立つかを明確に示します。例えば、求めるスキルが「リーダーシップ」であれば、自分がリーダーとして実績を上げた具体的なエピソードを用いて説明します。

  • 具体的な数字や成果を盛り込む:自己PRには、具体的な数字や成果を盛り込むことで、信憑性を高めます。例えば、売上を何パーセント向上させた、プロジェクトを何件成功させたといった具体的な実績を示すと効果的です。

  • 企業文化に適応する姿勢を表現する:企業の価値観や文化に自分がどのように適応し、貢献できるかをアピールすることも重要です。これにより、企業に対して強い興味を示していることを伝えられます。

PRポイントの見つけ方から自己PRの作成までの流れをお伝えしました。
「PRポイントが見つからない」と悩んでいる方もまだ見つかっていないだけと思いますので、ぜひご紹介した方法で探してみてください。