履歴書の趣味・特技・資格・免許の書き方

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履歴書の趣味・特技・資格・免許は志望動機や自己PRと同様に履歴書での重要なアピールポイントとなります。ここでは、履歴書の趣味・特技の書き方や資格・免許の正式名称や注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

その他の履歴書の書き方については「履歴書の書き方マニュアル」もおすすめです。

趣味・特技の書き方

履歴書の趣味・特技は「どんな趣味でも記載してよいの?」、「特技がない」など、記入に迷うポイントかと思います。

趣味・特技は採用担当者に何を感じてほしいかを考えて記入することをおすすめします。志望動機や自己PRと同様のアピールポイントと考えるとよいでしょう。

例えば、下記のようなアピール内容が考えられます。

1つのことに集中し、継続して行う力をアピールする

ラジオ体操

小学1年生から16年間、毎朝欠かさずに行っています。朝から体を動かすことで清々しい気持ちになり、体力も向上しました。

仕事に活かせる特技をアピールする

パソコン操作

小さい頃からパソコンなどの機器が好きで、タイピングの速度には自信があります。アルバイトで行っていた事務職の資料作成でも褒めていただくことがありました。

自身の第一印象を覆すような意外性や多面性をアピールする

マッサージ

サッカー部に所属していた際、怪我で練習ができないとき他の選手に何かできないかと思い、マッサージを覚え始めました。今では他の部員に教えられるほど技術が向上し、怪我の防止としても部活で取り入れています。

など

趣味や特技に書いた内容は面接で質問される場合もあるので、具体的な内容を口頭で説明できるようにしておくとよいでしょう。

記入すべき資格・免許

資格の項目では、仕事に関連する資格を記入するようにしましょう。

仕事で役立つ資格・免許の正式名称

履歴書の資格・免許欄には略称ではなく、正式名称での記入が必要です。例えば「英検1級」ではなく、「実用英語技能検定1級」と記入しましょう。

また、同じ資格でも「一種」など種類がある場合もあるので、資格名は種類まで正確に記入する必要があります。記入時の取得年月は履歴書内で和暦と西暦のどちらかに統一をするとよいです。

【資格・免許の正式名称】

  •  英検:実用英語技能検定
  •  漢検:日本漢字能力検定
  •  秘書検定:秘書技能検定
  • 日商簿記:日本商工会議所簿記検定
  • TOEIC:TOEIC公開テスト
  • 宅建:宅地建物取引主任者
  • FP:ファイナンシャル・プランニング技能士
  • MOS Excel:Microsoft Office Specialist Excel
  • MOS Word:Microsoft Office Specialist Word
  • 幼稚園教員免許:幼稚園教諭(一種・二種・専修)免許状
  • 小学校教員免許:小学校教諭(一種・二種・専修)免許状
  • 中学校教員免許:中学校教諭(一種・二種・専修)免許状(教科)
  • 高校教員免許:高等学校教諭(一種・専修)免許状(教科)

など

企業や職種に合わせて資格・免許の記載順を変更する

履歴書の資格・免許欄がフリースペースの場合、応募する企業や職種に合わせて、アピールになる資格や免許の記載順を替えると効果的です。例えば、外資系企業であれば「TOEIC公開テスト 850点」を優先的に書くなどです。迷った場合は取得難易度が高いものから順に表記することもおすすめです。

※取得年月の記入を先に行うタイプの履歴書の場合は、取得年月順に記載を行いましょう。

運転免許の正式名称と書き方

運転免許を取得している場合は、必ず履歴書に記入します。

運転免許の正式な表記方法がわからず、戸惑う方も多いかと思います。下記の書き方を参考にしてください。

(1)年月は公布日や更新日ではなく、「取得日」を記入します。

(2)運転免許証にある種類欄(「大型」「中型」「普通」「原付」など)を確認します。

免許証にある種類欄が「普通」の場合は下記、いずれの書き方でも問題ありません。

  • 普通自動車免許
  • 普通自動車運転免許
  • 普通自動車第一種運転免許

また、業務内で運転をする可能性があり、オートマ限定で取得している場合は、「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」と記載するとよいでしょう。

その他にも下記のような種類があります。
免許証を確認して、正確に記入しましょう。

【一種】

  • 準中型自動車免許
  • 中型自動車免許
  • 大型自動車免許
  • 大型特殊自動車免許
  • 大型自動二輪車免許
  • 普通自動二輪車免許
  • 小型自動二輪車免許
  • 原動機付自転車免許
  • 牽引免許

履歴書に記載する資格や免許がない場合の記入方法

資格などがない場合は、「特になし」と記入します。しかし、履歴書ではみなさまの意欲も見られているため、今後資格や免許の取得を予定している場合は「秘書技能検定1級取得を目指して勉強中」などを記入するとよいでしょう。

注意点

企業によっては資格・免許確認のために証明書を求められる場合があります。資格が失効していないか、級や種別があっているかを事前に確認することも大切です。