効果的にPRをするためのエントリーシートの書き方
エントリーシートは、企業の選考に応募する際に提出が必要となる応募書類です。書類で提出する場合もあれば、WEBで送信する場合もあり、形式は企業によってさまざまです。エントリーシートの設問は、企業に必要な人材かどうかを判断するために工夫がされています。多くの場合は「志望動機」、「自己PR」、「将来のビジョン」を問う内容です。企業によっては、「自分を一言で表すと何ですか?」や「一番自分らしい瞬間の写真を貼ってください」といった個性的な質問がされる場合もあります。
エントリーシートは企業に与える自分の印象を左右する重要な要素です。このページでエントリーシートに関して効果的にPRをするコツを学びましょう。
※文章・体裁のポイントは、「エントリーシートが読みやすくなる!伝わる文章の書き方とは?」を参考にしてください。
効果的にPRをするためのポイント
それぞれの項目を自己PR・志望動機につなげる
エントリーシートは自己PR欄や志望動機欄を始め、能力・スキル、特技、趣味、経験など多くの記入項目があります。ここで大切なことは、それぞれの項目で自己PR・志望動機につながる内容を書くことです。能力・スキル、特技、趣味、経験などは「やりたい仕事に活かせること」「志望動機の根拠づけになること」を記入しましょう。
具体的事例、実績、エピソードを盛り込む
説得力のある内容を書くために、具体的事例、実績、エピソードを盛り込みましょう。例えば、「勉強が好きなことは誰にも負けません。」とアピールするなら、「学部成績は全科目中9割が“優”。勉強が好きなことは誰にも負けません。」としたほうがより説得力が増します。
内容は矛盾しないように気をつける
エントリーシートは各項目同士の内容の矛盾にも注意が必要です。例えば、自身の強みとして「計画的に行動すること」と書いた一方で、自身の弱みとして「短絡的なところ」と書いた場合、これは矛盾しています。
全ての記入内容が矛盾なく両立しているかどうかに気をつけて書きましょう。
面接で聞いて欲しいことを書く
面接官は、エントリーシートなどの応募書類に記載されている内容を面接で掘り下げて聞きます。このことを踏まえて、「掘り下げられてもしっかりと受け答えできる内容」、「自分が面接官に伝えたい内容」を選んでエントリーシートに書きましょう。
具体性のある自己PRを作成する
自己PRは具体的な内容にすることが重要です。下記に例を挙げます。
【例01】
私の強みはコミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力が高いことをPRしたい場合は、「所属する学生団体の討論会の活動で、自身や周りのレベルアップを図るため、他大学の学生団体と交渉を重ね、討論会の定期開催を実施するまでこぎつけた」など、オリジナリティのあるエピソードを具体的に伝えることが重要です。
【例02】
私の強みは目標達成能力です。
目標達成能力をPRしたい場合は、「飲食店のアルバイトでお客様の待ち時間を削減するために、従業員のお客様対応の方法に関してマニュアルを作成し、入店と食事提供の待ち時間をそれぞれ50 %に削減することを達成しました」など、数字を用いるとより具体性をもった表現になります。
【例03】
私は好奇心が旺盛な人間です。
好奇心が旺盛なことをPRしたい場合は、「知りたいテーマに関して必ず3冊以上の本を読み、情報や意見を参照することで自身のレベルアップだけでなく、他者にも知識や具体的なアドバイスを還元できるようになった」など、仕事に活かせるスキルに結び付けて具体的に伝えるとよいです。
自分中心の表現は避ける。企業に貢献するという姿勢で
エントリーシートでは、自分中心の内容になっている文章は避けましょう。例えば、「貴社で成長したい」という表現もその1つです。
企業は自分を成長させてくれるためにあるものではなく、仕事で成果を出し、その対価を受け取る場所です。
「仕事で成果を挙げたい」「貴社に貢献したい」という方向で書き、自分中心の表現にならないように注意しましょう。
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