理系ならではの専攻と特徴

【機械の仕事】

機械系のみなさまが選べる方向性としては、「製品を作る（完成品もしくは部品・素材）」「インフラを整える」があります。つまり、製品を作るのか、もしくは製品を作るための仕組み作りを行うのか、いずれかです。自動車などの完成品メーカーは、イメージがしやすく、身近なものが多いので競争率は高くなります。

しかし、インフラが整っていなければ、どの様な優れたアイディアも商品も消費者の手に届くことはなく、非常に重要な役割を担っています。興味やイメージではなく、自分がどの様に社会に貢献したいのかを考えましょう。

【電気電子の仕事】

電気電子系のみなさまが選べる方向性としては、「製品を作る（完成品もしくは部品・素材）」「インフラを整える」があります。つまり、製品を作るのか、もしくは製品を作るための仕組み作りを行うのか、いずれかです。自動車などの完成品メーカーはイメージがしやすく、身近なものが多いので競争率は高くなります。

しかし、インフラが整っていなければどの様な優れたアイディアも商品も消費者の手に届くことはなく、非常に重要な役割を担っています。興味やイメージではなく、自分がどの様に社会に貢献したいのかを考えましょう。

【情報の仕事】

情報系のみなさまが選べる方向性としては、「ITのコンサルティング」、「システム開発・保守」が特に多くなっています。システムや仕組みの提案を行うか、システムの開発を行うかのいずれかです。

ITコンサルティングではクライアントの業務効率化をITで実現させる仕組みを提案します。システム開発では、クライアントからの依頼に基づいて開発を行う受託開発型と、自社でパッケージソフトやクラウド型でシステムを提供するような自社企画型に大別されます。リリースされたシステムを保守・運用するのもエンジニアのお仕事です。

ITはどの業界でも共通して高いニーズがあるため、基礎的な技術があれば様々な分野のシステムに携わることができるのが特徴です。

【土木・建築の仕事】

土木・建築系を専攻されたほとんどの学生は「建設業界の設計職」へ進む方が多くなっています。地震大国の日本を支えている数多くの建造物や建築物を設計してきた方の多くが、みなさまと同じ土木建築系の専攻です。

モノづくりにおいて重要度が高い設計図を考えたり、設計段階で必要な組み立てる順番や材料など論理的な思考力や他分野の知識なども必要とされることもあります。その一方で、ビルや住宅、陸橋や公園等、人の生活に欠かすことの出来ないモノを自分の思い通りに作り上げていくことができるやりがいや面白みのあふれる仕事です。

しかし、土木建築専攻の全ての学生が設計職に就くわけではありません。勉強の中で得てきた「建設的な考え方」や「論理的思考力」を別分野で活かす方も多くいます。

【化学の仕事】

化学系を専攻されたみなさまは、他の理系学生さんよりも、世の中に出回る金属非金属をはじめとした素材・原料に近く関わることができます。

化学・化粧品・農薬から鉄・アルミ・銅など幅広くモノづくりにおいて素材・原料となるような製品を生み出す、または生産に関われる仕事を念頭におくとよいでしょう。 自分の専攻分野が生かせるのは化学系（有機化学・無機化学・高分子化学・物理化学・生化学・化学工学など）のどの分野なのか、企業が関わっている製品の分野とマッチングさせるとイメージしやすいかもしれません。

また、完成品の化学素材メーカーばかりではなく、反応に必要な中間体のみを扱う企業もあります。 普段自分たちが扱っている薬品がどのように作られているか考えてみると、就職先の選択肢を増やすことができます。

【生物 農の仕事】

生物・農学系のみなさまが選べる方向性としては、 「農業などの第一次産業に携わる」「環境問題に携わる」などです。 テクノロジーを使って新たな技術を開発することも多くあります。

食品・化粧品などの完成品メーカーの方はイメージがしやすく、身近なものが多いので、競争率が高くなります。 完成品メーカーだけでなく、その上流の素材生産に関わっている企業などを見てみるのもよいかもしれません。

就職活動では 食品、化粧品、医療など生命に関する広い視野をもって企業を探していくこともオススメです。

【薬学 医療の仕事】

薬学系のみなさまが選べる方向性としては、MRや開発・製造職として、医薬品メーカー・商社に勤務するか、もしくは、ドラッグストアや病院・調剤薬局で薬剤師として勤務する選択肢があります。

また、医療系のみなさまが選べる方向性としては、病院や介護施設で、医師・医療技師・看護師・介護士などの専門職として勤務する選択肢があります。